Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

2022年10月:阿蘇&別府の旅 ⑥再び阿蘇・大観峰へ

  年が明けてしまいましたが、昨年秋に行った九州・阿蘇旅行の記事が途中でしたので
 ボチボチ再開いたします。なんだかもう半分忘れてしまっているような気が・・・


  2日目の朝、阿蘇・内牧(うちのまき)温泉のホテルをレンタカーで出発し、向かう
 のは前日夕方に訪れた絶景スポットの大観峰です。なぜまた行くのかと言いますと、前
 日に行った時はスマホの電池が切れていて写真撮影ができなかったからです。(アホ)
  しかしこの日は10:32に阿蘇駅を出発する列車に乗るため、10時にレンタカーを返却
 しなければならないので、またまた大忙しです。もし列車に乗り遅れると、後の予定を
 諦めなくてはなりませんのでドキドキです。(そんなにしてまで行きたいんか。by妻)
  それでも、もう一回大浴場と露天風呂に入り、しっかりホテルの朝食を7時に取って
 から、8時少し前にホテルを出発です。
  ホテルの朝食は、品数が多くてかなり満足できました。熊本名物の辛子レンコンも
 ついています。でも普段はこんなに食べないので、朝からお腹がいっぱい。 

  ホテルの屋上にある展望露天風呂からの内牧温泉の眺めです。
  この日も快晴で、とてもすがすがしく秋らしい日でした。

  ホテルを出発した後、昨日も通った山道を車で一気に駆け上がり阿蘇の北側の外輪山
 に位置する大観峰にやってきました。前日に一度来ているので、この日は迷わずに到着
 しました。ここまで所要約20分。有名な絶景スポットなので、朝早い時間帯ですが既に
 多くの観光客が訪れていました。それでも駐車場はまだ埋まり切っていないので、展望
 台に近い場所に止めることができました。


  前日に来たのは、この駐車場近くの展望スポット ↓ まででしたが、この先にメインの
 パノラマ展望台があります。  


  駐車場からそのパノラマ展望台までは少し距離があり、またさらに標高が高い場所に
 ありますので登り坂の道を少々歩きます。往復するだけでも30分くらい見ておかないと
 いけません。このような ↓ 場所ですので、天気が良くないと大変です。


  10分弱歩いて、ようやくパノラマ展望台に到着しました。おお!なんと雄大な眺め!

   視界360度の大パノラマです。下の写真の山裾は内牧温泉のあたりかな?

  北側には、大分県との県境にある久住(くじゅう)高原。


  そして南側は阿蘇山とカルデラを一望できます。ワオ!(アホ)
  あ、でも阿蘇山の頂上付近は、少し雲がかかっています。まだ朝早いからかな。

  せっかくなので、大きな石に刻まれた記念碑の前で記念撮影です。(アホ)

  当然パンダ君も連れてきましたよ。(アホ・・・恥ずかしいの~ by妻)

  高原の爽やかで涼しい風に包まれて、10分程この景色を楽しんだ後、時間に追われる
 オッサンは踵を返して来た道を大急ぎで引き返します。(せわしないの~ by妻)


  あ、よく見ると途中の歩道脇に、高山植物っぽい花が咲いていました。なんという
 花なのでしょう? 晩秋の阿蘇の高原に咲く、薄紫色の可憐な花でした。 

    

  さらによ~く目を凝らして見ると、こんな黄色の小さな花もありました。

    

 
  おっと、こんなふうにのんびり写真を撮っている余裕はありませんでした・・・
     駐車場を出たのは午前9時過ぎ。あと30分強あれば阿蘇駅に到着できるはずです。
 しかしオッサン、ここで魔が差しました。来た道を引き返していくのが一番確実なので
 すが、それでは面白くないと思ってしまったオッサンは、ミルクロードと呼ばれている、
 高原を尾根伝いに下り、阿蘇駅よりも東側にある宮地駅に出る回り道を行くことにしま
 した。これが失敗のはじまり・・・😟


  この辺りの道は目印になる建物などがほぼなく、ひたすら尾根伝いにアップダウンを
 繰り返していくのですが、だんだん感覚がマヒしてきてどこを走っているのかわからな
 くなってしまいました。途中で右に曲がる交差点があるはずですが、どこまで行っても
 一本道がずっと続きます。そして車がほとんど通りません。・・・何かおかしい・・・
 ひょっとして、最初から進む方向を間違えてしまったのではないか?(オッサンがよく
 やる失敗です) まさか、逆方向の久住高原の方に行ってしまったのでは?との疑念が
 脳裏に浮かびました。もしそうなら引き返さないとまずいです。😨


  あ、ちょうど道路わきの草を刈る作業をしている方々がいました。オッサン、恥をし
 のんで車の窓を開けて作業中のオジサンに尋ねます。
  「あの~、ここはどこでしょうか?」(アホ) するとオジサン、
  「この道は、阿蘇ミルクロードだよ」と答えます。あ、道は合っているようです。
 するとやはり逆走していたのでしょうか?


  「あの~、宮地駅の方に行きたいんですけど・・・」と訊きますとオジサンたちは
 一斉に「あっち!」と指さします。それはさっきまでオッサンが進んでいた方向です。
 なんだ、正しい道を走っていたようです。ほとんど他の車が走っていなかったので、
 ちょっと不安になっていましたが、もう少し先に行くと交差点があり、そこを右折し
 て山をずんずん下っていくと宮地の町に出るとのこと。 なんだ、そうだったのか。
  オジサンたちにお礼を言って、再びミルクロードを走り出したオッサン。先程まで
 は心配で景色を見る気になれなかったのですが、心の余裕ができたら楽しいドライブ
 になりました。(調子こいてるとまた失敗するで~ by妻)
  
  運転中は写真撮影ができませんので、ネットから写真を拝借します。
  まさにこんな感じ ↓ でした。

  こんな場所 ↓ では、なんだか空に向かって延びているような錯覚になります。  

  上から見ると、こんな感じ ↓ のようです。  


  ・・・ということで、眺めも良く快適なドライブになりましたが、思ったよりも距離
 があり、山道を下りきって宮地の町に着く頃には既に9時40分を過ぎていました。ここ
 から阿蘇駅までは国道で一本なのですが・・・なんとこの道はかなり車が多く、しかも
 地元の方々の車は時速40Kmで走行されていますので、自然渋滞のようになりました。
 これはまずい。普通に走れば10分くらいだろうと思っていましたが、阿蘇駅に着く前に
 ついにレンタカーの返却時刻の午前10時を過ぎてしまいました。😨
 (なんでいっつもこんなにギリギリになるんや~ もう! by妻)


  慌てて近くのガソリンスタンドに入って給油し、レンタカーの営業所に電話しました。
 「すみません、すぐ近くまで来ていますが、道が混んでいて少し遅れます」と・・・
   あ、そういえば阿蘇山の草千里の駐車場で、少し車を傷つけてしまっていたので、その
 賠償の手続きも時間がかかるかもしれない・・・ますますヤバイ・・・
  なんとかレンタカーの営業所に到着したのは午前10時15分。列車の出発時刻まで残り
 17分しかありません。これは詰んだか?オッサン・・・😭


  出迎えたのはあのちょっと気の弱そうな(たぶん)新人君。
  オッサンは「遅れてしまってすみません。超過料金はかかりますか?」と尋ねますと、
 「いぇ~、この後の予約が入っていませんから大丈夫ですぅ~」と答える新人君。
  少しほっとしたオッサン、しかし敷石で少し右前輪の裾の部分を「こすって」しまっ
 たことを正直に申告します。すると新人君、「そうですか~わかりました~」と言って
 事務所に戻ります。そして所長さんと思われるオジサンと、受付の時にてきぱきと処理
 をしてくれた頼もしいお姉さんが登場しました。
  そして三人で、傷が付いたと思われる個所を念入りに観察しています。大丈夫かな~
 しばらくして、振り向いたのは「テキパキお姉さん」。そしてオッサンに向かって、
 「あ、この程度なら大丈夫ですよ。修理代はかかりません。」とおっしゃるではありま
 せんか。その瞬間、オッサンはこのお姉さまが観音様のように見え、思わず手を合わせ
 たくなりました。(アホかい。by妻)
  
  ということで無事、無罪放免? オッサンは「お手間をかけてすみません」とお詫び
 を言って、急いで荷物を持って阿蘇駅にダッシュです。これならまだ間に合うぞ!
 阿蘇駅に到着したのは、出発3分前。(駅舎の写真を撮っている場合か、急げ! by妻) 

   はい、なんとか間に合いました。ちょうどホームにオッサンの乗る列車が到着です。

  あ、なんだかおもしろそうな列車ですね。
  はい、これもJR九州ご自慢の観光特急、その名も「あそBOY」です。
 (ちょっとオッサンが乗るには恥ずかしいネーミングの列車やの~ by妻)


  この列車は博多始発で、熊本を経由し阿蘇までやって来ました。これに乗って、終点
 の別府まで参ります。九州中部の代表的な観光地を巡るルートを走っているのですね。
  ちょっと長くなりましたので、「あそBOY」のご紹介は次回に!(ケチ!by妻)


 
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