日曜日はTVでスポーツ観戦・・・
今日、日曜日は小雨の降る関東地方南部。昨日、今日と少し良いお湿りになりました。
この日は一日のんびり、家でビデオ&ライヴのスポーツ観戦でした。
まずは録画していた大相撲初場所の七日目。既に噂になっていましたが、結びの一番
が大変なことになっていました。大関貴景勝関と、あの翠富士関の対戦です。
大関のものすごい圧力で土俵際まで追い込まれた翠富士関ですが、前日同様に驚異的な
粘り腰で俵に足をかけて残します。最初の攻撃をしのぎ切って、再び土俵中央での激しい
攻防になりました。
大関の強烈な突っ張り、そして張り手が炸裂します。しかし翠富士関も一歩も引かず
逆に大関に張り返しました。両者ともにものすごい闘争心です。
そして、いったん二人が離れると、ボクシングの試合のように両者がにらみ合います。
うわぁ、こんな場面は見たことが無いですね・・・完全に立ち上がってお互いをけん制
し合っていますよ。場内には観客のどよめきが・・・
ボクシング、いやレスリングの試合みたいです。真剣勝負でスリル満点です。
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この後、もつれあうようにして土俵際での攻防。翠富士關が前みつを掴んで一瞬有利
な態勢になったかと思いきや・・・
大関の強引な小手投げで、軽量級の翠富士関はひっくり返されてしまいました。
大関の意地、でしょうか。元気者とはいえ平幕の翠富士関に負けるわけにはいかない
という固い決意がうかがわれます。鼻血を出しながらの勝利でした。
場内はこの迫力ある一番に、再び拍手喝采です。昨日観に行った方も幸せでしたね。
もう一人注目は、ド迫力のぶちかましで1敗を守っている大栄翔関の一番。実力者の
佐田の海関を全く寄せ付けず、豪快に土俵外へ弾き飛ばしてしまいました。
この日も見ごたえのある相撲が続き、横綱不在ではありますが、盛り上がりました。
おっと、こんな「萌えシーン」もありました。
御嶽海関:「君、大丈夫かい?」 竜電関:「えぇ、なんとか・・・」💓💓💓
そして今日の中日(「ちゅうにち」やないで、「なかび」やで。by妻)を終えて・・・
再び激しい相撲で平幕の挑戦者:錦富士関を退けた貴景勝関と、平幕の琴勝峰関が1敗
を守り、2敗で関脇豊昇龍関、平幕の大栄翔関、阿武咲関、碧山関、宝富士関、東龍関の
6人が追う展開です。今場所も優勝争いは混とんとしています。ハラハラドキドキ・・・
その後はオッサンが愛好するウィンタースポーツ。楽しみにしていたアルペンスキー
のクラシックレース。伝統のスイス・ウェンゲンのダウンヒル(滑降)レースです。
時速200km近い猛スピードで硬い斜面を滑り降りるというスリル満点の競技です。はっ
きり言って世界で一番危険な競技です。雪上のF1レースと言っても過言ではないかと。
今年は天候不順で標高が高いところはガスがかかっているため、従来よりスタート地点
を下げてのレースになりましたが、ド迫力は変わりません。
ウェンゲンの町はスイス・アルプスの真っただ中にあり、自然環境保護のため自動車
が入ることができません。毎年1月中旬に、ここでダウンヒルとスーパー大回転という
高速系種目のレースと、スラローム(回転)という技術系種目のレースが行われ、欧州
のアルペンスキーの熱狂的ファンたちが応援に殺到するのです。オッサンも、一度でも
いいので観戦したいと思うのですが・・・(まぁ無理やな。by妻)
3000メートル級のスイスアルプスの山々の間を縫うようにして、急斜面に狭いコース
が設定されています。これ、普通にボーゲンで滑り降りるのも難しそう・・・(アホ)
通常は2分を越える長い距離のレースですので、耐久力というか体力がモノを言うの
で実力者が勝つのですが、今年は少し距離が短いので混戦になるのではないかなと思い
ます。地元スイス勢と、ウインタースポーツ大国ノルウェー勢の争いとなりました。
スタート地点からして、この斜度ですよ。オッサンだったら、スタート直後に転んで
コースアウトしていると思います。ズザザザザ~・・・(アホ)
おなじみの「壁」を、選手たちは迷わずジャンプしていきます。これ、かなりコワイ
と思うのですが・・・何十メートルも飛ぶんですよね~ 万一コケたら死んじゃうよ。
この選手は地元スイスの期待の星、ワールドカップで総合トップを走るマルコ・オデル
マット選手です。うーん、ステディな滑りをしますね。速いし、巧い!
途中の斜面も幅が狭く、選手たちはネットすれすれに、あるいは斜面に乗り上げる
ようにして通過していきます。ヒィ~、オッサンだったら滑落死しそうです。
このウェンゲンのコースが面白いのは、途中で登山電車の走る線路の下をトンネルで
通過するシーンです。これ、妻が大変面白がっていました。オッサンがオーストリアの
キッツビューエル(来週のクラシックレースの開催場所)に行きたいと言いますと、妻
は「私はウェンゲンの方がえぇわ~」と言っていましたが、たぶんこのシーン ↓ を見た
かったのでしょう・・・確かに楽しいです。(せやろ?by妻)
あ、あの有名なユングフラウヨッホ登山鉄道のようですね。登山電車に乗っていて、
このレースを見られたら楽しいだろうな・・・(ただ見やな・・・by妻)
うひゃぁ、遠心力がかかっているために、こんな風に弧を描いて急斜面をカーブしな
がら選手たちが通過していきます。ホンマにコワイ。オッサンだったら曲がり切れずに
崖下に転落していると思います。(そら、命がいくつあっても足りんの~ by妻)
高速でターンしながらも、旗門をきちんと通過しなければ失格です。厳しい~
ゴールに向かってますます加速していきます。もはや、神の領域です。
ゴール前の最後の壁を越える時には、既にヘロヘロになっている選手もいます。乳酸
がたまっているんでしょうね・・・
ぎりぎりの戦いですので、コースアウトする選手もいました。でも最近は防護ネット
が随所にあり、大けがをする選手は減っています。昔のワールドカップのレースでは、
ホンマに死者が出ていましたからね・・・
ラウバーホルン・コースと名付けられたウェンゲンのダウンヒルレース、今年の勝者
はノルウェーのアレクサンダー・オーモット=キルデ選手でした。今年はノルウェーの
年だなぁ・・・2位には地元のマルコ・オデルマット選手が入り、面目を保ちました。
優勝したオーモット=キルデ選手。もうベテランになりましたが、フレンドリーです。
2位のマルコ・オデルマット選手。憎めない顔ですね・・・ペーターってイメージ。
(アルプスの少女ハイジのペーターかいな? そら凄いわの~ by妻)
そうそう、このレースではスイスの誇るレジェンド、ベアト・フォイツ選手のラスト
・ランがありました。(正確には来週のキッツのハーネンカム・レースが引退試合)
しかしこの試合でも見事に5位に入りましたので、まだ引退するには早いのでは?
オリンピックのダウンヒルの金目鯛ちゃう、金メダリストです。
最初のジャンプです。決まっているね!
どぴゅーん、とあっという間に通過していきます。新幹線に迫るスピードですから。
見よ、この雄姿! 長い間ご苦労様でした・・・
ひょえ~、かっちょぇ~! フォイツ選手、ホントに決まっています。
今シーズンはこのフォイツ選手のほか、オーストリアの誇る高速系のヒーローだった
マティアス・マイヤー選手も引退しました。(彼は2022年12月のレースが最後でした)
オーストリアは技術系の絶対王者マルセル・ヒルシャー選手も早々と引退していまい、
アルペン王国としてはちょっと厳しい状況になっているようです。過渡期でしょうか。
今日はこの後、スラロームの試合を再びCATVで見ました。優勝はやはりノルウェー
の第一人者、ヘンリク・クリストファーセン選手でした。ノルディック・ジャンプの
グランネルー選手といい、複合のリーベル選手といい、ノルウェー選手が絶好調です。
そろそろ、ストップ・ザ・ノルウェー! ですよ~
おそらく、どなたもついてこられないマニアックな記事でスミマセン・・・
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