Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

不意を突かれた日・・・(何のこっちゃ?by妻)

  今日も出勤日(普通はみんなそうやろ。by妻)。
  仕事はサクサクと終え、今日はなぜか武蔵小杉で途中下車して、駅ビルに入っている 
 大衆食堂で晩御飯をとりました。
  場末の昭和の雰囲気を感じさせるようなちょっと薄暗くて雑然とした店内、オッサン
 のようなちょっとくたびれた単体のサラリーマンが、一人寂しく安い定食を黙々と食べ
 ています。オッサンも鮭のハラス定食を頼み、今日もアルコール入り清涼飲料水は我慢
 して、熱いお茶を飲みながら侘しい夕食です。(休肝日2日目やの~ by妻)


  ふと気づくと、店内には有線放送(って今でもあるのかな?)のような昭和の懐かしい
 歌謡曲が流れています。ジュリーこと沢田研二さんのTOKIOなんて騒がしい曲もかかって
 いますが、しんみりとした湿っぽい曲が多いなと思っていたその時。
  どこかで聴いたはずで、メロディーは覚えているけれど、曲名も歌詞も、歌っている人
 も忘れてしまっていた曲がかかりました。なぜか心にひっかかるな・・・


  乗換駅の武蔵溝ノ口駅で電車を降りると、駅構内にあるスペースにかなりの人だかり
 がしています。どうしたんだろう、今日C国への返還となってしまったシャンシャンの
 グッズでも売っているのかと思っていたら、なんと「伊豆の物産展」をやっていました。
 ※注 上野動物園の人気者パンダのシャンシャンは今日、C国との約束通り日本を離れ
   てC国に返還されました。別嬪さんでしたよね~ 一度見ておきたかったな~
   さよなら、元気でね、シャンシャン!(アホ)

   


    話を戻して・・・
 えー?伊豆の物産展にこんなにたくさんの人が押し掛けているのも不思議です。そんな
 に珍しいとも思えないのですが、お手頃な品物が多いので会社帰りの人たちがちょっと
 見てみようという感じなのかな? そう言うオッサンもつい先日伊豆に行ってきたばか
 りなのですが、ちょっと中を覗いてみました。
  ふーん、魚の干物や、みかんなどの柑橘類、わさび漬けなど定番の品が多いですね。
 お菓子もまぁいかにもお土産用というものが多かったのですが、おや?、あれは・・・ 
  なんと先日オッサンがお土産で買ってきたばかりの、高橋養蜂さんのハチミツギフト
 の、全く同じものが売られていました。しかもちょっと安いみたい・・・ショック!
 追い打ちをかけるように?、もう一つオッサンが購入していたものがありました・・・
 潮かつおスパイスです。こんなものまで来ているとは・・・はい、とどめはお酒のお伴
 のおつまみ、魚の炙りものセットです。なんとオッサンが購入したお土産が3つもあり
 ました。せっかく伊豆まで行って吟味して選んできたのにな~
 (まぁえぇやん、どこで買っても、美味しければ。by妻)
   
  なにか少し釈然としない気持ちで帰宅して、さっき安食堂(失礼)で聴いた歌謡曲が
 気になり、ちょっとYou Tubeで探してみたくなりました。そうは言っても、曲名も歌手
 名もわからず、たぶん1980年代の曲だよなぁと思いながら適当に検索をしていました。
 でもそんなに簡単に見つかるはずもない・・・
  あ、そうだワンフレーズだけ覚えていたぞ、「人込みに消えていく・・・」だったと
 思うけど・・・検索してみたら、おぉヒットした!「風も空もきっと」という曲だって。
 ん? イントロを聴いてみると、なんか少し違うような気が・・・
  ちゃうや~ん!コレ、美少女戦士セーラームーンの曲や~ん!(アホ)
 (月に代わってセーラームーンにお仕置きされた方がえぇな、オッサンは。by妻)


  うろ覚えの歌詞が少し違っていたようです。正確には「ラッシュの人波に飲まれて
 消えていく後姿」でした。なんとか思い出して辿り着いたのは、この曲・・・


 
駅   竹内まりや
  
  そうそう、このメロディーです。サビの部分だけ覚えているという典型的なケース
 でしたけど、なんとか辿り着いてよかった。そしてなんとなく聴いていたのですが、
 オッサン不意を突かれました・・・


  懐かしさの 一歩手前で
  こみあげる 苦い思い出に
  言葉がとても見つからないわ


  あなたがいなくても こうして
  元気で暮らしていることを
  さりげなく 告げたかったのに・・・


 気づいたら涙が止まらない・・・


 あかん。思いもしないことで突然決壊するな・・・
 この曲の歌詞とは全然シチュエーションが違うけど・・・
 でも繰り返し繰り返し、聴いてしまった。
  
 帰りが遅くなったときは、いつも駅まで迎えに来て待っていてくれた。
 あの日からしばらくは、夢遊病者のように仕事から帰ってきて、いるはずもないのに
 いつもの場所で姿を探していた・・・


 ・・・すみません、今日はもう寝ます。