Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

2022年10月:阿蘇&別府の旅 ⑫旅の終わりは再びドタバタ・・・

  今日で阿蘇・別府の記事を終わりにしたいと思います。(まだやっとるんか。by妻)
  別府の地獄を2つ(血の池と海)を駆け足で見て回り、いよいよタイムリミットに
 なりました。海地獄の前で、もう一度記念撮影です。(アホ)

  海地獄の敷地内には、熱帯植物を栽培している温室ハウスがありました。温泉地には
 こうした施設がよくありますよね。海地獄の熱を帯びた噴気を利用しているようです。

  熱帯性の蓮の花がびよーんと茎を伸ばして咲いています。その後ろにちょっと小ぶり
 ですが、オオオニバス(大鬼蓮)が浮かんでいます。

  あ、ここにも血の池地獄と似たような赤錆色の小さ目の池がありました。モクモクと
 白煙を吹きあげています。(そんなにのんびりしていて大丈夫なんか?by妻)

  お、出口付近で何か売っています。極楽饅頭? 地獄を見た後は極楽へ、かな?

  オッサン、地獄からの脱出記念?に買ってしまいました。😆
  ピンポン玉よりも少し小さい薄皮饅頭です。出来立てのほやほやで、まだ温かい。

 
  しかしこのお饅頭をベンチで食べている間に、なんと帰りのバスに乗り損ねてしまい
 ました。(アホ) やばい、次のバスは30分以上後なので、仕方なく係の人にタクシー
 を呼んでもらいました。10分程待ちましたが、別府駅まで一直線です。やれやれ、これ
 で帰りの空港バスには間に合いそうです。
  タクシーの運ちゃんは、「別府は観光地としてはいいけど、住むのは大変だよ~」と
 愚痴っぽいことを言っていました。潮風と温泉の硫黄で車はすぐに錆びるらしいですし、
 家のものも何かとメンテナンスが必要なのだそうです。でも各家庭には正真正銘の温泉
 が引かれているので、お風呂は快適だと。まぁ、それはそうでしょうね。


  別府駅前に戻っていました。なんだかよくわかりませんが変なオッサンの像がありま
 した。子供たちを愛したピカピカのオジサン?  

  別府駅構内にあるお土産屋さんでお土産を物色し、空港行のバス乗り場に向かいます。
 別府駅発の最終の空港バスは17:35発。あれ?しかし誰も並んでいない・・・なぜだ?
 不安に思ったオッサン、駅の観光案内所に行き案内のおねえさんに尋ねました。
  「あの~空港行のバスはここから出るんですよね?」
  「あ、17:35のバスは昨日までで、今日から運休です。今日はもうありませんよ。」
 なにぃ?😱・・・信じられないことに、時刻表には「10月30日(この日)から運休」
 と書いてありました。うそ~、なんでこんな中途半端な日から運休なんや~!せめて
 10月末まで運行してよ~大分交通~!
  さぁ、どうする家康、ちゃう、どうするオッサン?(アホ)
  
  オッサン、「じゃぁ今から空港まではどうやって行ったらいいんですか?」と、係
 のおねえさんに食い下がります。するとおねえさんは、
  「まだ大分からのバスがありますから、北浜のバス停から乗ってください」
 と言い放ちました。あ、そうか・・・冷静に戻ったオッサン、空港バスは大分からの便
 だったことを思い出しました。すべての便が観光地の別府にも立ち寄りますが、別府駅
 まで来ると時間のロスになるので別府駅に立ち寄るバスはそのうち2本に1本くらいで、
 半分は別府駅には寄らずに海沿いの国道にある北浜バス停に立ち寄るだけで空港に向か
 うのです。そうだ、北浜バス停まで行けば、大分からのバスが停まるはず。オッサンは
 荷物を抱えて徒歩5分、再び北浜のバス停まで向かいます。


  北浜は別府の繁華街なので、駅よりもこちらのほうが人通りが多いです。あ、やはり
 空港行のバス便がまだありました。バス停には大荷物を持ったかなり多くの人が並んで
 います。それを見て、再び不安になるオッサン。空港バスは大分駅始発なので既にそこ
 そこの乗車率になっているはず。空港バスだから当然みんな空港まで行く人ですよね。
 さらに、この別府北浜からは見たところ15人くらい乗車するのですが、満席になったら
 乗ることができないのでは? 日曜日の東京行きの飛行機の最終便に接続するバスです
 よ。満席になってしまう可能性は高いかも・・・再びあせりで体温が高くなり、全身に
 汗が噴き出してきました。大ピンチです。
  
  案の定、空港行のバスは満席に近い乗車率のようです。しかも到着が遅れています。
  オッサンは、もう大分空港まで5万円くらい出してタクシーで行かなければならない
 と覚悟しました。あぁ、もうちょっと早めに別府の観光を切り上げておけばよかった。
 (後の祭りとはこのことやな。欲張って地獄めぐりなんかしとるからや。by妻)


  オッサンが落胆していたその時、バス会社の職員がバス停に現れました。なんだろう
 と思っていたら、今日から運休のはずだった別府駅始発の17:35発のバスが、「臨時便」
 として運行されるという案内がありました。なんと!助かりました! 北浜のバス停に
 並んでいた人々もみんな安堵の表情です。・・・しかしなぁ、こんなことになるくらい
 なら、運休しないでちゃんと最初から運行しとけよっていう感じです。そうしたら予定
 通り別府駅から悠々乗れたのに。大分交通、何を考えとるんじゃ!
 (まぁええやん、結局運行してくれるんやから。by妻)


  ということで、無事に空港行のバスに乗ることができました。しかし大分空港は日本
 の地方空港ではワースト1・2を争う、遠くて不便な空港なので、到着までは大変時間
 がかかります。この2週間前に広島空港が遠すぎて文句を言っていたオッサンですが、
 この日もヤキモキしました。大分空港は国東半島の付け根辺りにありますので、別府か
 らでも1時間以上、大分からは1時間半以上かかります。遠すぎるわ~。
 (国東にお住まいの方、ご気分を害されたらスミマセン・・・)

  既にあたりはどっぷりと日が暮れて暗くなってきました。
  空港には午後6時半過ぎに到着しました。飛行機は午後7時20分発。あまり時間が
 ないのですが、お腹がすいてきたので空港で急いで早めの晩御飯にしました。


  大分名物のりゅうきゅう丼(魚はハマチ)です。りゅうきゅうとは大分県の郷土料理
 のひとつで、余った刺身を醤油やみりんゴマなどに漬け込んで、保存期間を伸ばす目的
 で作られた漁師飯なのですが、今は観光客向けにも人気メニューとなっています。
  出てきたのはコレ ↓ 。 意外に新鮮なハマチの刺身を使っていますので、りゅうきゅう
 らしくはないですが、まぁ美味しかったからいいか・・・

  大ぶりのハマチの刺身がいっぱい乗っていて、食べ応えがありました。

     

  あとは空港売店でビールを買って、飛行機に乗り込むだけです。
 最後までドタバタしましたが、なんとか1泊2日で阿蘇から別府まで観光できました。
 でもさすがのオッサンもこのスケジュールはきつかったです。クルマの運転もあったし
 ね・・・でも以前に妻と行った時は、大分空港から別府、黒川温泉、阿蘇、熊本空港と
 レンタカーで全行程を妻が運転してくれたよな~(そうやで、運転手やったで。by妻)


  20年前は黒川温泉がすごい人気で、温泉街の中にあるホテルが予約できなかったの

 ですが、立ち寄り入浴で何か所か回ったんだよな・・・

  阿蘇山の草千里にも行ったね・・・12月だったからかなり寒かった気がする。

  なんだかんだ言って、妻と一緒に行った場所にも行けるようになったオッサンです。
  (今度は房総半島やな。毎回私がずっとクルマを運転して、オッサンは助手席で楽を
 しているよな。不公平やで。by妻) 


  これで阿蘇・別府の旅は終了です。お付き合い頂き有難うございました。
               
                                 ~ Fine  ~


<旅の記録>


1日目: たまプラーザ駅ーーー空港バスーーー羽田空港
     羽田空港ーーーJAL(マイレージ無料航空券)ーーー阿蘇くまもと空港
     肥後大津駅ーーーJR豊肥本線:特急「かわせみ・やませみ号」ーーー阿蘇駅
       阿蘇駅からレンタカーで、阿蘇山・草千里、阿蘇火山博物館を観光  
       草千里レストハウスで、くまもとあか牛の昼食     
       火の山温泉どんどこ湯(立ち寄り温泉)                             
                          阿蘇内牧温泉のホテル(泊)


2日目: レンタカーで阿蘇・大観峰展望台を見学
     阿蘇駅ーーーJR豊肥本線:特急「あそBOY号」ーーー別府駅
       別府:大和田鮨で昼食     
       別府温泉:竹瓦温泉、鉄輪温泉:地獄原温泉
       別府地獄めぐり(血の池地獄、海地獄)
     別府北浜ーーー空港バスーーー大分空港(国東)
     大分空港ーーーJAL(マイレージ無料航空券)ーーー羽田空港
     羽田空港ーーー空港バスーーーたまプラーザ駅