Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

今更ですが・・・2023年2月:南伊豆 ②下田を見下ろす寝姿山へ・・・

  始めたばかりで既に忘れてしまっていた(苦笑)、先月の南伊豆の記事を再開します。
 もう末期症状ですな・・・(すぐに書かないと、どんどん忘れるやろ・・・by妻)
  
  南伊豆・下田に到着するなり地魚回転寿司を堪能したオッサン、再びてくてく歩いて
 伊豆急下田駅に向かいます。この駅正面近くに、下田を代表する観光地の一つ寝姿山に
 登るロープウェイの乗り場がありますので、行ってみました。
  回転寿司のお店は道の駅「開国下田みなと」にありますので、下の地図を見ると位置
 関係がわかりやすいと思います。

   


  徒歩15分程で到着しました。その名も下田ロープウェイ。この背後にあるのが寝姿山
 か。ここの頂上まで行くようです。この写真ではわかりにくいですが、なんでもこの山
 の形が女性が仰向けに横たわっている姿に似ているとのことで、寝姿山と名付けられた
 ようです。そうか、うちの妻がソファに寝転がってテレビを見ているような姿かと思っ
 たけど仰向けなのか・・・(何をアホなことを言うとるんや。わしゃ寝転がってテレビ
 を見とらんで、失礼な。阪神戦も吉本新喜劇もちゃんと座って見とるからな。by妻)

  土曜日のお昼過ぎですが、まださほど混雑しておらず、待っている方は数人でした。
 オッサン、JAFカードを提示して10%割引でチケットを購入しました。(せこっ。by妻)
 運転間隔は15分ということで、待っているうちにだんだん人が集まってきましたよ。
  ほぼ満員で、いざ出発です。頂上まではだいたい3分くらいです。
  こんなお洒落なロープウェイに乗っていきますよ~ (写真を撮っとらんと早く行か
 んかい!後ろの人が待っとるで! by妻) ・・・スミマセン。

       

  ロープウェイは出発すると、次第にスピードを上げていき、見る見るうちに眼下の
 下田の町が小さくなっていきます。その途中の写真を撮り損ねた~(アホ)


  あっという間に寝姿山の頂上近くまで登ってきました。寝姿山は標高200メートルに
 満たない小さな山ですが、360度周囲をぐるりと見渡せて眺望抜群の絶景なのです。
  ロープウェイを降りて山頂駅の建物を通り抜けると、おぉ!

  ここで人目を気にしながら、いつものようにパンダ君のゲリラ撮影を敢行します。 
 (もう周りの方々も、みんな見て見ぬふりをしてるで・・・恥ずかしいの~。by妻)

  眼下に見えるのは下田港。海が光り輝いています。アムル君と妻の写真も一緒に。


  さて、この展望台は終点ではありません。この辺り一帯は寝姿山自然公園となってい
 て、太古の昔の火山活動で造成された寝姿山の頂上付近をぐるりとめぐる遊歩道が整備
 されています。この山は、はるか昔の地殻変動で、島だった伊豆半島が本州にぶつかり、
 衝撃で隆起した海底火山なのだそうです。そのたおやかなネーミングの山容からは想像
 できないダイナミックな由来があるのですね~ そうそう、ですから伊豆半島には今も
 その火山活動の痕跡が随所に残っており、「伊豆半島ジオパーク」と銘打った観光地が
 あちこちにあるのです。(伊豆高原付近の城ケ崎海岸、伊東市付近の大室山、西伊豆の
 堂ヶ島等・・・)
  ということで、ゆっくり歩いて20分程で回って来られる遊歩道の散策に出掛けます。
 途中には海を見渡す場所に梅の花が咲いていたり、とてものどかな風景です。この日は
 とても暖かく、歩いていると少し汗ばむくらいのポカポカ陽気でした。


  少し登り道を歩くと、更に眺めの良い展望台に到着しました。この看板の前では観光
 客が入れ代わり立ち代わり記念撮影をしています。幸せそうな若いカップル、仲睦まじ
 そうな年配のご夫婦・・・いいですね・・・

  あの長く伸びた半島はスイセンの群落で有名な爪木崎かな。確か皇室の御用邸もある
 ところではなかったかな。
  人がいなくなった頃合いを見計らってパンダのぬいぐるみを抱えて記念撮影をする変
 なオッサン・・・こんなところを見てしまったら、皆さんドン引きでしょうな。(アホ)

  ここではオッサンも人に頼んで記念撮影をしましたが、見苦しいので割愛です。😆


  遊歩道をさらに進むと、なんとミモザの樹がありました。ちょうど咲き始めかな。当然
 野生ではなく植えたものだと思われますが、梅の淡いピンクに対抗するような強烈な黄色
 が目を惹きますね。

  さらに歩くと、頂上付近にも眺めのいい展望台がありました。さらに高度が上がります
 ので、視界がさらに開けてきます。あ、この花は梅ではなくて河津桜の様に見えます。

  港町を眺める展望台らしく、こんな錨の形のモニュメントがありました。ここで外国
 人の若いカップルが、アングルを変えながら何度も記念写真を撮影していました。もち
 ろん男性が女性の写真を撮影しているのですが、なんとも微笑ましい感じでした。


  遊歩道の最奥部には、お堂がありました。

  法隆寺の夢殿を模した八角形の愛染明王堂です。縁結びの神様らしいですがオッサン
 には今更だなぁ。でもせっかく来たからお参りをしました。周囲には800年前に作られ
 たという150体もの寝姿地蔵があります。上の写真左側にちょっとだけ見えますね。
  こんなキュートで可愛らしいお地蔵さんカップル?の石像がありました。

    


  あれ?上の写真の海の彼方に見えるのは伊豆大島かな? いや、どうやら「利島」
 のようです。晴れていて、しかも空気が澄んでいるので肉眼でもよく見えました。
  ここから下田港(湾)の方の眺めも素晴らしい。

  遊歩道を一巡りして、ロープウェイの頂上駅に戻る途中では、「黒船見張り所」の跡 
 がありました。ペリーさんが軍艦(黒船)で下田の港に現れて以降、徳川幕府は米国人
 との開国交渉をしぶしぶ下田で行うことになりますが、一方でこのような場所に見張り
 所を設けて、米国や外国船の入港を早期に察知しようとしていたようです。鎖国の下で
 太平の眠りをむさぼっていた江戸幕府にとっては、まさに一大事だったのでしょう。 
  今では観光客向けと思われる砲台が据え付けられています。開国当時はまともに戦う
 気などはなかったと思いますね。(しかし、その80年後には無謀にも、戦いを挑んで
 しまいますが。) 

  そんな歴史を刻む場所でもありますが、遊歩道の周りには早春の草花が咲き、のどか
 さが漂っていました。この花はなんだろう・・・

  スイセンはあちこちに群生していました。かなり繁殖力が強いようです。

 
  30分くらいかけて寝姿山自然遊歩道を散策しました。アップダウンもそれほどなく、
 歩きやすいので、お子様やお年寄りでも問題なく散策が楽しめると思います。


  再びロープウェイで下田駅前広場まで戻ります。ロープウェイからは稲生沢川を挟んで  
 下田の市街地、その背後の伊豆の山々がはっきりと見渡せます。(ネットより拝借)

   

  これまで何度も下田には来ていますが、寝姿山に登ったのは初めてでした。
  妻と一緒に来た時に、なぜ寄らなかったのだろう・・・
 (そら、美味しいものを食べることと温泉と海水浴にしか目が行っていなかったから
 やろ。反省せぇよ。by妻)


   この後も、初めて行く場所です。ここも妻がいたら行きたかっただろうな~と思い
 ます。(そんな場所ばっかりやな。今更一人で行ってどうするんや。by妻)
  ということで、続きます・・・