思い出の旅シチリア ㉔タオルミーナの最後の夜が更けてゆく・・・
15年前のシチリア旅行の記事もグダグダになってきました、スミマセン。
旅行5日目の夜はタオルミーナ、いやシチリア島での最後の夜です。リゾート地なの
で夜遅くまで町は賑わっていて、人通りも多くにぎやかです。お店も夜遅くまで開いて
います。(その分、朝が遅いけどな・・・by妻)
駅からタクシーでホテルに戻り、シャワーで汗を流してから再びお出かけです。
旧市街の目抜き通りコルソ・ウンベルト、町の中心4月9日広場は夜の方が賑やか。
イタリアの大都市の夜は治安が心配ですが、このリゾート地は全く緊迫感はなく、少し
のんびりしたムードを感じます。外国からの観光客も多くて華やいでいます。
妻は、先日目を付けていたカラフルなタンクトップをGETしようと、再びお店に行き
たいというので、渋々(笑)行ってみました。すると、今度は店員の兄ちゃんがいます。
妻は身振り手振りで欲しいものを伝えると、試着させてくれるとのこと。このお店は、
東洋人にも平等に対応してくれる好感が持てるお店でした。
試着すると、妻は「ぴったりや~」とニコニコ顔。もういくらだったか忘れてしまい
ましたが、お買い上げ決定。ちょっとお洒落だけどそんなに高級っぽくないブティック
でした。しかし、妻の日記には「店員さんが『おネェ系』だった」と書いてありました。
その手の方は美的センスが優れているのかもしれませんね~。😆
この頃はあまりお店の写真を撮ることがなかったので、記録に残っていないのが残念。
その後は、オッサンがカターニャのドゥオーモで帽子を失くしたので、代わりの帽子
を買うことにしました。しかしオッサンの帽子なんぞは専門店で買うことは許されず、
通りの出店のバッタモンみたいなもので済まされました。(自分で勝手に失くしておい
て、大騒ぎしたからや。by妻)イタリアのトップ・プロリーグ(セリエA)の強豪サッ
カーチーム、インテル・ミラノの帽子でした。15年前のものなので、もうボロボロ。
しかし頭のサイズが小さいんですよね~。やっぱりヨーロッパ人は小顔なので、頭の
サイズも小さ目なのかなぁ。(オッサンは六頭身、ヨーロッパ人は八頭身。by妻)
いや、ひょっとして子供用なのでは?
(お子ちゃまやから、えぇんちゃう?by妻)
その後はコルソ・ウンベルトの両側に並ぶお店のウィンドウショッピングをしながら
夕食を取るためのレストランを探します。これまで2日間は一応ミシュランのイタリア
版に掲載されたレストランに行きましたが、この日はミシュランをあてにせずに探しま
した。ちょっと横道にそれたところに、大衆的なシーフードレストランがありました。
店名は、ラ・グロッタ・アッズーラ(青の洞窟)というベタな名前だったと思います。
お店の前には新鮮な魚介類が無造作に並べられています。居酒屋風の、くだけた感じ
でなかなか楽しそうなお店です。外にもテーブルがありますが、人通りが多いのでちょ
っと落ち着きませんね。中に入ってみますと、既にテーブルはかなり埋まっています。
ウェイターのお兄ちゃんに、「まだ席はありますか?」と尋ねると、お兄ちゃんは店内
をきょろきょろ見回して、「シー、シニョーレ(はい、ありますよ、オッチャン。)」
と言って、案内してくれました。店内は大勢のお客さんでざわついていますが、活気が
ある感じなのでOKです。
ここではやっぱりシーフードですね。
なんと妻が食べたいと言っていた、殻付きの生ウニがありました! さっそく前菜と
してオーダーします。あと、マテ貝のようなもののトマトソース炒めも、恐る恐る注文。
あ~、この写真を撮っておけば良かったなぁ・・・
と思ったら、ネットで旅行記を書いていらした方が、このお店に行かれた時のレポー
トを上げていらっしゃいました。申し訳ありませんが、写真を拝借いたします。
そうそう、この店でしたよ~
生ウニの写真も拝借。こんな感じでしたが、一皿に10個くらいだったかなぁ~。
ウニはまぁまぁかな(慣れているせいか日本の方が美味しい気がする)。
妻の日記には、貝のトマトソース煮も美味、と書いてありましたので、まぁ満足した
ようです。パスタは何を食べたのかわからなくなってしまいましたが、セコンドピアット
(二皿目:メインディッシュ)は、妻は名物のスカンピ(手長えび)のグリル、オッサン
は車海老のグリルでした。
妻が撮影した写真が残っていますが、ちょっとピンボケ・・・(うるさいな!by妻)
炭火焼で表面は少しパリパリですが、中はプリプリでジューシー。味付けはシンプルで
すが、めっちゃ美味しい。やっぱり食事は南ヨーロッパがいいよなぁと再確認しました。
二人で違うものを注文して、お行儀が悪いけれど少しシェアして両方を味わいました。
妻はこの2人でシェアするという意味のイタリア語の「ウーノ、イン・ドゥーエ」とい
う言葉を覚え、少しイタリア語がわかると自慢して(笑)、ご機嫌でした。
(「2人でひとつ」っていう意味かいな。そのまんまやな。byオッサン)
ワインは南イタリアの白ワインのハーフボトル。シーフードにはピッタリです。 あ、
なぜハーフボトルかと言いますと、この後ホテルに戻って日本から持ち込んだ赤ワイン
のハーフボトルを開ける予定だったからです。😝 (ホンマにも~・・・by妻)
メニューはこんな ↓ 感じ。オッサンたちが行った時のものではなく、旅行記を書いた
方のアップしたものです。さすが観光地らしく、イタリア語だけでなく英語、ドイツ語、
フランス語、スペイン語の表記がありますね。
前菜(ANTIASTI)の下の方に、”Ricci” と書いてあるのが生ウニですね。値段は10個で
10ユーロ(現在1400円くらい?)。一番下にある”Granchio” はクモガ二ですね。これは
どちらかというとヴェネツィアなどアドリア海沿岸地方の名物だったような気が・・・
パスタもメインディッシュも、ほとんどが「おさかな系」ですね。まさにシーフード
レストランです。”Tonno”(マグロ:ツナ)、”Pesche Spada”(カジキマグロ)なんか
もありますね。ペッシェ・スパーダ(刀剣の魚)と言っても、太刀魚ではありません。
カジキマグロの頭部がフェンシングの剣のようになっているので、そう呼んでいるよう
ですね。あ、メニューの一番下にある”Caramari fritti”(イカのフライ)も美味しいよね~
ピスタチオのクリームで和えたスカンピ(手長えび)のフェットチーネ(幅広の手打
ちパスタ)がおいしそうだなぁ。でも26ユーロ、3,500円くらいするのか。高いな~
あ、こんなことを書いていても空しくなるだけですが、またいつか行きたいですね。
ホテルに戻って荷造りをしてから(ほとんど私がやったけどな。by妻)、赤ワインでk
カンパイです(写真なし)。ブルゴーニュのハーフボトル。
もうタオルミーナ、シチリア島ともお別れと思うと寂しいですが、旅はいつかは終わる
もの、仕方がありませんね。(といっても、この後まだ行くところがあるやんな。by妻)
はい、そうでした。翌日はシチリア島から鉄道と連絡船でイタリア本土、長靴の爪先の
部分を通ってもうひとつの観光スポットに向かいます。
スミマセンが、続きます。
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