Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

春の嵐か・・・そういや夏の嵐って映画があったような気がする・・・

  今日は関東地方南部は昨日以上にイレギュラーな天気でした。
  明け方ウトウトしている時から、なんだかガタガタ音がするなと思っていましたが、
 朝6時半に目覚めたら、物凄い風。😱 まさしく春の嵐。


  ベランダに出ると、早咲きのチューリップは完全に吹き飛んでいて終了。バラの枝も
 一部ちぎれ飛ぶほどのすさまじさだったようです。それを受けてオッサン、ベランダの
 鉢植えの配置を変更しました。(詳細は後日、晴れてからですね。😆)


  午後になると雨も降り出してきました。
 そんな中、新しいチューリップが咲き始めました! 明るい紫色で少しセクシーです。

    

  フェルゼン伯爵の大輪の花も、この春の嵐でダメになってしまいましたが、その一方
 でもうひとつのバラの蕾が大きくなっています。これはあと5日ほどで咲きそうです。 

     

 
  まさしく「春の嵐」か・・・冬から春への通過儀礼なのかもしれない・・・
  そういえば、イタリア映画で「夏の嵐」っていうちょっと大人の映画があったよな。
 青少年には憧れ半分、怖れ半分・・・でもオッサンになってからだと、フーンて感じ。
 (もう感受性が鈍くなっているからな。鈍くてデリカシーに欠けるオッサンは・・・)
 

       

  これぞ ↓ 美男美女です。😆 
  ストーリーは19世紀後半の、イタリア北部地域がオーストリアからの独立を目指した 
 戦いのさなか、愛国心あふれるイタリアのマダムと、支配の維持のために送り込まれた
   オーストリア軍人という、本来なら敵同士の男女に(お約束の様に)愛が芽生え、二人
 ともそれゆえに運命に翻弄されるという、いかにもヴィスコンティ監督がやりそうな?
 映画です。名作であることは間違いありませんけれどね・・・ 
  ハッピーエンドじゃないんだよなぁ・・・でも天上ではどうなのかはわからない。


 

  ちなみにもっと有名な「ヴェニスに死す」は、この映画の趣向を変えた続編なのかも
 しれません。少なくともヴィスコンティ監督の脳内では・・・ 


  ちょっと話は逸れますが、ヨーロッパの大国の関係は面白いです。
  ゲルマン民族を主体とする国家であるドイツとオーストリアは、全ドイツの覇権を
 争った末に、ドイツが勝ちました。その理由は、おおよそ純粋なゲルマン民族国家の
 ドイツが、19世紀当時は多民族国家(ドイツ人の他に、チェコ人、スロヴァキア人、
 スロヴェニア人、クロアチア人、マジャール(ハンガリー)人、ルーマニア人、ウクラ
 イナ人、ポーランド人、イタリア人を含む)のオーストリアよりも、本質的にドイツ的
 だったからでしょう。
  そして結局、オーストリアは帝国を形成する諸民族の自立を阻止できず、それを防止
 しようと踏み切った第一次世界大戦に敗北したことで、純ゲルマン国家となり、それが
 ゆえにドイツに併合される憂き目に遭いました。
  
  唯一不安定だったドイツと(オーストリアのくびきから逃れた)イタリアが19世紀末
 にようやく国民国家として大国の存在になり、このままヨーロッパの地政学的な勢力図
 は今に至っています。
  主要なプレーヤーは、ドイツ、フランス、イタリア。そして大陸国家ではない海洋系
 国家の英国です。ドイツとフランス、ドイツとイタリアは、お互い自分には無いもの、
 自分が不得手とするものを補完し合う関係のように思います。
  英国とドイツはゲルマン系同志の宿敵であり、ヨーロッパの海洋国家VS大陸国家の
 争いは不可避であり、両国がNATOに加盟する現在も、実はお互いが潜在的仮想敵国
 なのかもしれません。あ、そういえば英国王室はドイツ系(ハノーファー朝)なので、
 それが結びつきになっていて抑止力になっているのかな?
  フランスとイタリアは、似た者同士。ただしフランスの方が汎ヨーロッパ的、対する
 イタリアは汎地中海的な文明に依って立つ感じがします。(なんとなくだけれどね。)
  フランスと英国は、敵対関係ではないけれどライヴァル関係。中世の100年戦争時代
 からそうだったように、英国(王家)がフランスに領地をもち、ボルドーワインの流通
 を制していた事実から、英国はフランスに対して優位な取引をしたいようです。


  ふぁ~あ、🤒。 どうでもえぇがな、そんなこと・・・(by妻)


  ということで、今日の晩ご飯です。(なんや、いきなり・・・by妻)
  2日間、在宅勤務で買い物にも行かず、なんと2日間で遣ったお金はゼロ円でした。
 晩御飯は買い置き食材を使った、ありあわせのメニューです。  
  メインディッシュは冷凍保存していた鯵の開き。その他はキャベツとニンジンを加え
 た野菜炒め、九州物産展で買っておいた「塩だれニンニク」です。安上がりな食材。😆

    

  今日の白ワインは、シャトー・ド・サントネという、ブルゴーニュ地方の南のはずれ
 に位置するサントネ村の生産者のワインです。白ブドウのシャルドネ種からできたブル
 ゴーニュ・ブランの2017年です。価格は2,000円前後とリーズナブルです。


  しかしまだ5年経過しただけなのに、既にかなり熟成香がして、口に含むと衰えかけ
 ている感じです。いや、少し時間を置くと、ねっとり風味と酸による骨格が表れて来て
 ちょっと高級感が出てきました。とはいえピークはあと数年と見た。(さよけ。by妻)


  すみません、今日は(も?)脱線しまくりでした。
  そういえば最近(20年以上)映画館で映画を見ていないな・・・オッサン。
 ’(私は「ドラえもんの夏休みスペシャル」しか見たことないで・・・by妻)