思い出の旅 2007年:カプリ島 ③カプリ地区の夜・・・シーフード・レストランで
長かったGWも今日で終わり。関東地方南部は一日肌寒く、雨が降り続いています。
会津旅行の記事を書こうかと思いましたが、ちょっと気が変わりまして、昔のカプリ
島の記事を続けます。
ちょっとスノッブな雰囲気が鼻につくカプリ島ですが(貧乏人の僻み)、世界的高級
リゾート地らしく、高級ブティックやブランドショップが軒を連ねています。こうした
お店は深夜まで営業しており、着飾った?お金持ちの皆さんが愛用されているようです。
しかし、オッサンたちにはあまり縁のないお店ですのでスルーです。それよりも夕食の
方が大事です。😆
カプリ島なので、妻はちょっとおめかしして(笑)お出かけでした。夜8時過ぎなの
にまだ明るいので、カプリ地区の展望台からの眺望を少し楽しむことができました。
さすがの眺めです。古代ローマ時代、初代皇帝アウグストゥスがこの島を手に入れたく
なったのもわかりますね~(結局、近隣のイスキア島と交換することでカプリ島は皇帝
が所有する私有地となったそうです。もちろん住民はそのまま住んでいましたけどね。)
そろそろお腹が空いてきましたので、カプリ地区の中心にあるウンベルト広場にほど
近い場所にある「アウローラ」と言うお店に行きました。
ここはミシュランのガイドブックにも(当時)載っていて、お勧めらしいのです。
シーフード中心のメニューで、カプリ島にしてはリーズナブルなお値段らしいです。
予約が望ましいとは思いますが、ガイドには予約必須マークがありませんでしたので、
なんとかなるかなと思います。
賑わっているそのレストランの入口にいた、ちょっとキツそうな顔つきをしたお店の
マダムに「予約をしていませんが、席は空いていますか?」と尋ねます。まだ午後8時
頃、イタリア人のディナータイムには早い時間なので、テーブルには空席が目立ちます。
これなら大丈夫かなと思っていましたが、オッサンをちらっと見ると、このオバチャン
「今は満席よ!」と冷たく言い放ちます。なんだかものすごくつっけんどんな応対です。
少しカチンときたオッサンはオバちゃんから目をそらさずに、「それじゃ、どのくらい
待てばいいんですか?」 " Allola, Quanto tempo devo aspettare? "
と尋ねました。するとオバちゃん、肩をすくめてため息をつき、「しょうがないわね、
ここなら空いているわよ」と言って入り口近くの狭いテーブル席を指さしました。
オッサンの気迫(お腹が空いていたから😆)に押されたのか、あっさりと前言撤回
をして席を用意してくれました。人気店らしいので、ひょっとしたら本当に満席だった
かもしれません。端っこの席はたぶん、予備のテーブルなのかも・・・
それにしても、事前に調べて丸暗記したセリフ、覚えていてよかった~(アホ)😝
ようやくちゃんとした食事にありつけました。そういえばお昼は列車の中でパサパサ
のまずいサンドウィッチを食べただけでしたので、本格的なレストランできちんとした
食事ができて良かったです。しかし、美味しかったのは記憶にありますが、何を食べた
のかは、オッサンはもう忘れてしまっています。(アホ😆) しかし、妻の日記には
きちんと書かれていました。(私にしっかり感謝せえよ。by妻)
※ちなみに妻はこの店のことを「やり手ババァが仕切る店」と書いていました。😆
妻の日記によれば、プリモ・ピアット(第一の皿:パスタ等)は妻がトマトスープ、
オッサンはアサリとズッキーニのパスタです。妻はちょっと胃腸の調子が悪かったよう。
とはいえ、小皿を用意してもらい「ウーノ・イン・ドゥーエ」じゃないけど、お互い
一口ずつ味見をしましした。妻は「両方ともめっちゃ美味しい。さすがタカビーなだけ
あるわ~」と日記に書いていました。😆
かなり大きなお皿で、お皿も温めてあるので料理が冷めにくいのが良かった。
セコンド・ピアット(二皿目:メインディッシュ)は、妻は鯛のグリルに野菜がたっ
ぷりと乗ったもの、オッサンはスズキのパイ包みです。どちらもすごいヴォリューム。
これも当然とっても美味しい。白ワインとピッタリです。いやぁ応対は気に入らない
けど、味は抜群ですね。さすがミシュランに掲載されるだけのことはあります。
イタリア料理はくどいソースを使わない(オリーブ油がベース)のと、素材の良さを
生かしたシンプルな調理方法なので、日本人の口にも合いやすいと思います。
ちょっと気分が良くなりましたので😆、デザートなんかも頼んでしまいました。
ヨーロッパのレストランのデザートって、ものすごく大きいんですよね~ でも妻も
オッサンも、デザートは別腹なので、完食しました~😆 これも相当美味しい。お菓子
には卵やリコッタチーズがふんだんに使われている感じです。きっと太るなぁ~
(何をガッついとるんや、オッサン。by妻)
食事を終えて店を出ると、もう午後10時近くなっていました。しかしお店はまだまだ
大賑わい。皆さん、宵っ張りだな~
テラス席も満席みたいですが、こんなに人通りの多い場所だと落ち着いて食事ができ
ないんじゃないかな~
ホテルまでの道も、なんとなくお洒落な感じ。狭いけれどアーケードのようになって
いて、両側にはセンスの良いお店が並んでいます。買わないけれど、ショウウインドウ
を見ているだけでも結構楽しめます。目の保養ですね。
ホテルの中庭(パティオ)はプールになっています。残念ながら、泳ぐ時間はありま
せんでした・・・ここで泳ぐのはなんだかちょっと恥ずかしいね。
朝、シチリア島のタオルミーナを出発して、7時間の列車の旅(フェリーに乗っている
時間を含む)の後、ナーポリからジェットフォイルで40分、はるばるとやって来たカプリ
島。さすがにこの日は疲れまして、二人とも早々に就寝しました。
翌日はカプリ島を一日観光します。楽しみです。(続く・・・)
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