今更ですが・・・2023年2月南伊豆の旅 ⑨河津桜見物を終えて・・・
まだ2月の南伊豆・河津桜祭りの記事が途中でした。もう惰性で続けている感じ。
2日目の午前中に河津川を少しさかのぼったところにある峰温泉付近をウロウロと
した後、さらに少し上流に向かい歩いていきます。有名な河津桜の樹があるからです。
その名も「涅槃の桜」です。
見事な枝ぶりで、歌舞伎の舞台に出てくるような豪勢な桜の樹ですが、満開の少し
手前と言った感じ。雨が降り続いているので傘を差しての見学になりました。
近くには駐車場があり、観光バスも停車できるようなスペースがありましたが、この
悪天候で、しかも駅から歩いていくのは遠すぎるので観光客はほとんどいませんでした。
オッサンも長居はせず、来た道を再び引き返していきます。涅槃の桜のところから、
町役場に近い豊泉橋のあたりまで、川沿いの桜並木の道を20分ほど歩いていきます。
八朔?と河津桜のコラボレーションです。なかなか楽しい取り合わせです。
なかなか雨が上がらず、河津川の上流の方は少し靄がかかったような感じです。
豊泉橋まで辿り着いても雨が収まらないのでこれ以上歩くのはやめ、豊泉橋の近くの
河津町役場前のバス停から路線バスで河津駅まで戻りました。一時間に1本しかありま
せんのでタイミングが重要です。このバスは伊豆半島中部の修善寺温泉から、天城峠を
超えて河津七滝(ななだる)を通ってやって来ますので、しばしば遅れることがあると
のことでしたが、ほぼ定刻に河津町役場前に到着。数人の観光客が乗り込みました。
バスに乗れば、河津駅までは7~8分です。あの、河津桜原木の前を通り過ぎますが、
バスの中からは良く見えません。
(下の写真は前日の夕方、まだ晴れている時に撮影した河津桜原木です。)
河津駅に戻ってきましたが、帰りの電車までまだ約1時間ほどあります。そのうちに雨
がやんできましたので、近くの館橋のあたりまで行ってみることにしました。
ここは駅から近く、絶好の撮影ポイントなので観光客がとても多かった。峰温泉や、
涅槃の桜付近の静けさとは全く異なる混雑ぶりです。
そんな中を人が途切れるのを待って、記念撮影を行うオッサン。(アホ) この辺の
桜はもう少し葉っぱが出始めていました。
最初のうちは綺麗だなと思っていましたが、桜の花ばかりをずっと見続けていると、
だんだん感覚がマヒしてきますね・・・
そういえばまだ昼食をとっていませんでした。しかし河津駅周辺には食事のできる店
は少なく、しかも大混雑です。仕方がないので電車に乗って食べようと、駅近くの土産
物屋で売っていた「鯵の握り寿司」を買いました。駅売りの弁当も既に完売でした。
このシーズンの河津に行く時には、食事には難儀しますね・・・
桜見物以外にこれといったアトラクションもないので(河津バガテル公園のバラ園は
2月は開園していません)、行き場のない観光客が駅にあふれていますので座ることも
できませんでした。下の写真は駅構内にあった「伊豆の踊子文庫」です。文庫本を自由
に借りることができるようですが、返却をしに来るのが大変ですよね~。
うだうだ30分程時間をつぶしてからホームに上がります。午後2時24分発の豪華特急
サフィール踊り子号に乗車します。(また贅沢しよってからに・・・by妻)
河津駅から横浜駅まではサフィール踊り子号なら乗り換えなしで約2時間です。全車
両グリーン席というちょっと例のない列車ですが、大人気なので早めの予約が必要です。
オッサンは二回この列車に乗車したことがありますが、今回は奮発してプレミアム・
グリーン席を予約していました。乗車券よりも特急券よりも、プレミアムグリーン券の
方が(確か)高いという、なんだかちょっと釈然としない料金設定ですが、それだけの
価値はあります。まぁお金持ちではなくても、なんとか乗れないことはない水準です。
ロマネ・コンティやシャトー・ラトゥールを庶民が入手することはもはや不可能ですが、
ハレの日にサフィール踊り子号に乗ることは、頑張れば実現可能かと思います。
ちなみにプレミアムグリーン席は、なんと一列にシェル型の座席が2席のみ配置され
るというゆったり度です。飛行機の国際線のビジネスクラスのシートのような感じです。
前後も左右も十分なスペースがあるので、出入りも隣の人に気兼ねすることなく自由に
できますし、リクライニングをしても足が閊(つか)えることもありません。
この日も完全に満席となっていました。窓も大きく取られており、視界も良好です。
こんな写真 ↓ を撮っている場合か!(by妻)
シートは革張りで、とても座り心地が良かった。
しかし、こんなゴージャスな席で、買ってきた鯵の握り寿司を頬張る庶民・・・
あっ、またワインかいな。しかもフルボトルやんけ。(by妻)
駅前のセブンイレブンでロワール地方の白ワインを購入してしまいました。😆
しかもオッサンの暴挙はこれにとどまりません。せっかくの機会だからと、過去二回
の乗車時には満席で入ることができなかった、プレミアムカフェ?での軽食サービスを
申し込んでいました。これも早めに予約をしないとすぐに満席になってしまいます。
オッサンは、数日前に予約したのですが既にほとんどの時間帯が満席で、なんとか横浜
駅で下車する30分前の時間帯を予約できました。指定時間は午後3時50分から午後4時
10分。30分単位の枠ですが、お客さんの入替えと準備があるので、持ち時間はたったの
20分間しかありません。これではとてもゆっくりできませんが、せっかちなオッサンは
10分もあれば食事ができますので問題はありません。
(その前に、鯵のお鮨を食べたばかりやん。by妻)
カフェテリア車両では、良く知りませんが名のあるイタリアンの名コックさんが監修
するというパスタなどがサービスされます。これも安くはありませんが、今どき本格的
な食事を電車の中で味わえるという貴重な体験ができるので、とても人気があります。
予約はスマホやパソコンからしか受付けていないので、慣れないと苦労します。
カフェテリアは4人掛けのゆったりしたテーブル席と、車窓を楽しめるカウンター席
が配置されたちょっとお洒落れなインテリアです。ちゃんと厨房も車内にあります。
オッサンは神奈川県産和牛のボロニェーゼ(ミートソース)、パスタは太麺のビゴリ。
コシがあってアルデンテ、茹でたてのアツアツです。ミートソースがまた絶品でした。
なるほど、これは一流イタリア・レストランの味ですね。温かいパンが付いていました。
あっ、オッサン先ほどフルボトルの白ワインを既に開けてしまっているのに、ここでも
ハーフのイタリア・シチリア島の赤ワインをオーダーしてしまいました。😆
(笑ってゴマ化すな~、飲み過ぎじゃ! by妻)
シチリアの著名生産者プラネタさんの「セグレタ(秘密)」という名のモダンテイスト
のワインです。シチリア固有のネロ・ダーヴォラという濃厚でちょっとダサめの味わい
がする品種ですが、さすがプラネタさんはスタイリッシュでスマートな味に仕上げてい
ました。ミートソースともバッチグー(死語)でした。😆
本当は伊豆の海を眺めながら・・・と行きたかったのですが、残念ながら車窓風景は
横浜近辺の住宅街・・・なんだか一気に現実に引き戻された感じです。😆
20分しか持ち時間がないのですが、予約した時間に合わせてパスタは用意されている
ため待ち時間がなく、ワインをチビチビやりながらでも十分でした。食べ終わってすぐ
下車しなければなりませんでしたが・・・😆
なおカフェテリアの利用は、パスタ等の軽食だけでなく、デザート+飲み物だけでの
予約も可能です。時間帯も「おやつの時間」ですし、女性の方はデザートコースのほう
が多いようです。デザートも著名パティシエの力作がサービスされるみたいです。
そうそう、サフィール踊り子号は2両分が丸ごとグループ向けの個室になっています。
さすがに「おひとり様」では利用できませんが、グループ旅行ならいいかもしれません。
個室席にはカフェテリアからのデリバリーも可能らしいので、ここならゆっくり食事が
できるでしょうね・・・グループ用個室は、この日はかなり空席がありました。
普通のグリーン車(変な日本語)も、横1列に3席のゆったりとした座席配置で快適
です。プレミアム・グリーン席が満席の場合でも、こちらの席はゲットしやすいはず。
ということで週末の1泊2日の南伊豆の旅は、サフィール踊り子号が横浜駅ホームに
到着した時点で終了です。
あ、やっぱりプレミアムグリーン席はメチャ高かった。普通電車で行く場合の約3倍
ですから、かなりの贅沢でした・・・スミマセン・・・
とりとめのない旅行記でしたが、閲覧頂いた皆様有難うございました。
~ Fine ~
<旅の記録>
1日目: 横浜ーーーJR特急踊り子号ーーー伊豆急下田
道の駅「開国下田みなと」にある地魚回転寿司のお店で昼食。
【下田市内観光】
寝姿山ロープウェイ、下田海中水族館、了仙寺、ペリーロード
伊豆急下田ーーー伊豆急電車ーーー河津
河津さくら祭り見学、河津桜原木
河津ーーー伊豆急電車ーーー伊豆急下田
ホテル伊豆急(泊)
2日目: 伊豆急下田ーーー伊豆急電車ーーー河津
河津さくら祭り見学、峰温泉(日帰り入浴)、涅槃の桜
河津ーーーJR特急サフィール踊り子号ーーー横浜
カフェテリアでパスタとワイン
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