Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

ザルツブルク音楽祭2020開催!(既に終わっていますが)

   今日はちょっとクラシックの話題。
   仕事の帰りに書店でクラシック音楽の月刊誌を立ち読み(ちゃんと買えよ!)。
  コロナのせいでクラシック・コンサートはほとんど中止なので記事が少なく、ページ
  数も少ない・・・音楽業界も本当に大変だな、と感じました。
   パラパラと見ていたら、なんと今年のザルツブルク音楽祭の写真と記事が!えぇ?
  今年は2月頃から欧米のほとんどすべての劇場・コンサートホールが公演中止となっ
  ていたので、夏の音楽祭もすべて中止だと思っていたのですが、その最高峰ともいう
  べき伝統あるザルツブルク音楽祭は、なんと規模を縮小して(観客も抑えめにして)
  決行したとのことです。スゲェ、いろいろな意味でさすがです。
  
   今年は音楽祭創設100周年のメモリアルイヤーだったようで、主催者側はなんと
  しても実施したいと強い決意でいたようです。オーストリアという国ではクラシック
  音楽が国を代表するアイコンであり、貴重な観光資源でもあるからでしょうか、この
  音楽祭に合わせたように?国の規制が緩和されたとのことです。(ホンマかいな)
   
   演目は、音楽祭創設の中心的役割を果たした二人、作曲家のリヒャルト・シュトラ
  ウスのオペラ「エレクトラ」と、劇作家フーゴー・フォン・ホフマンスタールの演劇
  「イェーダーマン」などで、その他はザルツブルク音楽祭で必ず上演されるという?
  モーツァルトのオペラからは「コジ・ファン・トゥッテ(女はみんなこうしたものだ
  よ、というフェミニストからしたら許せない演目ですね・・・)」、そしてクラシッ
  ク界の帝王リッカルド・ムーティ様の指揮によるベートーヴェンの第九交響曲(年末
  によく演奏される「合唱付き」ね)など、規模縮小だとはいいいながらも、なかなか
  充実したプログラムだったようです。(借用した画像が小さくて見にくいですね。)
    

       

    

   会場の祝祭大劇場は観客数を制限して、屋外スクリーンでも鑑賞できるようにした
  ようです。敷居の高い、伝統ある音楽祭にしては粋な計らいですね。
   リヒャルト・シュトラウスのオペラ「エレクトラ」の評判はどうだったのでしょう
  か? 古典ギリシャ悲劇の名作をオペラにしたものですが、私は初めてビデオで見た
  時には、オカルト映画かと思いました(音楽も演出も前衛的だったので)。 


      

  私の知人の音楽関係のギョーカイ人で、毎年夏にザルツブルク音楽祭に行っていると
 いうなんとも羨ましい人がいますが、さすがに今年は行けなかったのではないかな。
 私も人生で一回でいいので、現地で生鑑賞してその雰囲気を味わってみたいです。


  そして、これをきっかけに?ヨーロッパではクラシック音楽の秋のコンサート・シー
 ズンが(観客制限などはありながらも)復活し始めているようです。ウィーンの国立歌
 劇場、ドイツのベルリン・フィルハーモニー管弦楽団なども、既に再開しているようで
 す。まだまだ以前のようにはいかないでしょうが、少しずつ正常化してほしいですね。
 日本で海外の著名演奏家のコンサートを聴けるまでには、まだ時間がかかりそうですが、
 待ち遠しいです。でもその前に先立つものが・・・