追憶の旅(+α) ⑪廃止が決まった留萌本線に乗り鉄
もうえぇ加減にしいや、と妻が言っているような気がしましたが、3日目は電車小僧
の日です。なんだそりゃ?
旭川駅を朝7時に出発して、隣町の深川駅から今年度末で廃止が決まった留萌本線
のディーゼルカーに乗りに行きました。旭川から深川までは特急カムイで約20分。
深川駅の端っこにある6番ホームから、留萌行きのディーゼルカーが出発します。
一日に8本しかなく、車両は一両です。明らかに鉄ちゃんと思しき青年と(元青年の)
オッサンが10数人。深川~留萌を往復(片道1時間少々)するためだけに集まって
います。私もその一人やんな(アホ)。
ちなみに鉄子はいませんでした。有名な観光地のない地味な路線だから女子には食指
が動かないのかも。
マニアな内容なので詳細は割愛しますが、車内は鉄ちゃんの独壇場。私もこれで見納め
となるので、最前列から峠越えのシーンをビデオ撮影しました。(もう重症やな・・・)
出発前はこんな ↓ 感じでのんびりムードでしたけどね・・・そうそう、窓が開くのに乗
ったのは久しぶり。気持ちいいですね、コロナ対策にもなるし。
留萌駅に到着。昔はここから北へ羽幌、幌延と鉄路が伸び、南にもつい最近廃止された
増毛(オッサンの聖地、ちゃう・・・「ましけ」ですよ。「ぞうもう」ぢゃないですよ)
まで列車が走っていました。採算が合わないのでしょうが、勿体ないよなぁ。休日だけで
もいいから、一人三千円くらい取って観光列車を走らせたら面白いのにな・・・
時間があれば、ここから日本海まで歩いて10分くらいなのですが、残念ながら帰りの
列車が12分後なので断念。その次の列車は3時間後ですから仕方ない。駅前をうろつく
だけで帰りの列車(さっき乗ってきたヤツね)で戻ります。
でも冷静に考えると、廃止が決まってから慌てて乗りに来る鉄オジサンを除くと、乗
ってきたのは地元の人が10人くらいしかいません。これでは廃止も仕方ないかな・・・
先日、東海道新幹線開通記念の1964年10月(私はまだ生まれていません)の時刻表
を静岡駅ナカの書店で売っているのを見つけて買ったのですが、それを見ると北海道
の路線がこんな ↓ に充実していました。もう今では1/3くらい廃止になっていますね。
今はもう、この太線の路線くらいしか残っていないようです。根室本線の釧路~根室、
釧網本線、宗谷本線、函館本線の山線(小樽~倶知安~長万部)あたりがやばいかな。
北海道や九州の鉄道って、ヒトの流れよりも炭鉱から石炭の積み出しのために敷かれ
た感じがします。札幌や旭川に向かって最適なルートにしていたら違ったかも・・・
この後は、留萌~深川~旭川~富良野~滝川~札幌というルートの通し切符を買って
さらに電車小僧の旅が続きます。(もうえぇわ、普通の人には無理やで・・・)
申し訳ございません、もう一回だけ続くようです・・・
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