2024GW スペイン・フランスの旅 ③マドリードの夜は更けて・・・
只今、バンテリンドームのドラゴンズータイガース戦が終わりました。延長11回に
タイガースがもぎ取った文字通り「虎の子」の1点を守り切りました。バンテリンでの
ドラゴンズ戦はだいたいこのようなコンピュータゲーム(0か1しかスコアに記録され
ないから。😆)で僅差の試合になるのですが、今日も両軍の先発・ブルペンの投手たち
頑張りました。打線はお互い様の酷さですが、昨日はドラゴンズ、今日はタイガースに
ここぞの1本が出ました。明日の第三戦はどうなりますか・・・
そして、ここ数日でクレジットカードの今月・来月の引き落とし額が決まりました。
ヨーロッパ旅行ではカード決済が多かったのですが、恐れていた通り円安ユーロ高に
よって想定金額のおおむね2割増しでした。😢予算オーバー分は、贅沢した分の罰金
だと思って我慢するしかありません。しばらくは生活費も切り詰めないと・・・
最近は即日決済なので、最も円が弱かった時の決済金額がほとんどです。昔のように
1日から2日遅れてくれたら、だいぶ違ったのに・・・1ユーロが174円で換算されて
いるのを見ると、やっぱりちょっとショックでした。
とは言っても、遣ってしまったお金は仕方がないです。その分楽しんだのですから、
後悔はありません。ということで、気持ちを切り替えて旅行の記事を続けます。
(自慢話みたいでスミマセン・・・ホンマに自慢話やんけ。by妻)
羽田からヘルシンキへ13時間半、ヘルシンキからマドリードへの4時間半の長旅を
終え、マドリード・バラハス空港に現地時間の午後8時20分着でした。
心配された荷物は、オッサンが荷物受け取り場所に行くとすでにターンテーブルの上
に回っていました。優先扱いになっていたのと、たぶん乗り継ぎ便の影響で一番最後に
積み込まれたからだと思われます。どちらにしても待ち時間ゼロは有難い。
荷物を受け取って、出口(サリダ)の方向に向かいます。あ、マドリードの中心街に
向かう地下鉄(メトロ)と国鉄(RENFE:レンフェ)のマークが出ています。
ここからは、最近開通したというスペイン国鉄の近郊路線(通称 RENFE セルカニア
ス)で、一気に街の中心街に向かいます。従来は地下鉄を乗り継いで遠回りをするので
かなりの時間がかかったようですが、この列車を使えば一気にマドリードの北の玄関口
チャマルチン駅まで約20分、そこから乗り換えでマドリードの町のお臍(へそ)という
べき「ソル」までトータル30分ほどで着いてしまうのです。オッサンのマドリードでの
宿泊場所はその「ソル(正確にはプエルタ・デル・ソル:太陽の門)」から至近距離に
ありますので、ちょっと治安の面が心配でしたが、この国鉄の電車を利用しました。
空港ターミナルはやっぱりかなり近代的で明るく、治安の問題はありませんでした。
地下鉄と国鉄の空港駅はオッサンが到着したターミナル4(イベリア航空のターミナル)
の真下にありますので、スムーズにアクセスできます。あ、この写真を見てもおわかり
の通り、この時期(4月下旬)のスペイン内陸部はまだ朝晩が冷え込むので、ダウンを
着ている人が多いです。オッサンも冬物を少し持ってきて正解でした。
しかしここで早くもハプニング発生。到着時点から早速使うつもりであった携帯Wifi
ルータが全く反応しません。電子メールアドレスに届いたホテルの予約確認書(電子チ
ケット)や、事前に調べておいた電車の切符の買い方などのWebページを見ようとした
のですが、スマホでアクセスできません。これは困った!
しかし時刻はもう午後9時、早くホテルにチェックインしないといけませんので先を
急ぎます。切符の買い方はなんとかなるだろう・・・
案内に従ってエスカレータを降りると、地下鉄の駅と並んで国鉄(RENFE)の駅が
ありました。あれ?「U」のマークに見えるけど、Uってドイツだと”U-Bahn”のことだ
から地下鉄かと思ってしまったよ。実はUではなくて「C」を90度回転させたものらし
いです。「セルカニアス」の「C」ね。紛らわしいな。ちなみに地下鉄はメトロだから
「M」みたいです。そうか、ラテン語系の国は地下鉄はメトロなんだな・・・
しかし、オッサンはやっぱり切符を買う時に間違えてしまいました。国鉄ではなくて
地下鉄の券売機で、しかもチャージ用のカード(JR東日本のSuicaみたいなものね)を
購入してしまいました。(アホ) これでは国鉄に乗れません。しかし国鉄の券売機は
専用のカードでなければ購入できないらしい。そのカードは地下鉄のカードとは違うよ
うです。あ~、もういきなり躓いてしまった!😢
困り果てたオッサン、近くにいた地下鉄の係の方に尋ねると、「国鉄(RENFE)の
窓口に行け」と教えてくれました。その窓口は一番奥の目立たないところにありました。
行ってみるとオッチャンが一人だけ窓口にいました。オッサンが困った様子で「国鉄の
切符はどうやって買うのか?」と尋ねると、「ここで買えますよ。どこまで行くの?」
と優しく答えてくれました。良かった! 「ソルまで1枚お願いします!」
するとオッチャンは、チャマルチン駅ではなくてその一つ先のヌエボス・ミリステリ
オスという駅で乗り換えなさい」と教えてくれました。そうか、JR難波駅に行くには、
天王寺ではなくて新今宮で乗り換えた方がわかりやすいというのと同じやな。(アホ)
ありがとう、RENFEのオッチャン。しかし、この窓口がもし閉まっていたらと思うと
ぞっとしました・・・
30分ほど時間を無駄にしてしまいましたが、なんとか9時半の電車に乗れました。
空港線の電車は15分おきに出ているようです。しかし、外は思った以上に寒い・・・
空港からの電車はチャマルチン駅に着くまではガラガラでした。新しい電車なのか
車内は清潔で、怪しげな人はいませんでした。
チャマルチン駅(東京でいうと上野駅かな)ではかなりのお客さんが乗ってきました。
その後は地下に潜りマドリードの中心街に直通します。しばらくして乗換駅のヌエボス・
ミリステリオス駅に到着しました。ここは地下鉄とも接続する交通の要所のようです。
ソルに向かう国鉄の電車は跨線橋を渡った隣のホームからの出発でした。この電車も、
近代的でカッコいいです。日本では「大変治安が悪いので要注意」と聞いていましたが、
なんだかお洒落だぞ、マドリード。しかも駅にも列車内にも怪しげな人はいません。
土曜日の夜10時近くなので、駅内部には大勢の人がいましたが大混雑というほどでは
なく、壁に落書きなどもなく照明も明るいので治安の悪さは全く感じませんでした。
やはりホームに入るのにゲートがあって切符を買う=お金を払う必要があるので、電車
に乗る目的のある人以外は立ち入ることができないようにしているのが良いようです。
次の駅がソルなので、思ったよりもあっけなく簡単にマドリードの心臓部「ソル」に
到着しました。(さっきはおへそと言っていたやん。どっちや? by妻)
ソル駅は地下鉄と国鉄(より深い位置にある)が一体化しているので、乗り換え
にも便利ですし出口も共通ですので、迷うことがありませんでした。
大きく”Sol”と書かれた看板にしたがってエスカレーターを乗り継いでいけば、プエル
タ・デル・ソルの大広場が目の前に現れました。(広場の端っこに出て来る感じです。)
あ、いきなりマドリードのシンボルが目に入りました。
大荷物を抱えたままのオッサンでしたが、思わず写真を撮りたくなってしまいました。
プエルタ・デル・ソルの一角にある「熊とイチゴノキ」の像ですね。渋谷のハチ公みたい
に地元の方の待ち合わせ場所になっています。もちろん観光客の記念撮影スポットです。
スペイン人は宵っ張りだと聞きますので、土曜日の午後10時は「まだこれから」?の
ようです。ちなみにプエルタ・デル・ソル(太陽の門)と言っていますが、名前の由来
になったかつての門は今はないようです。しかしさすがにマドリードの心臓というだけ
あって広くて素晴らしい広場です。周囲には重厚な建築が並んでいます。ひときわ目立
つのは、マドリード自治政府庁舎です。首都マドリードは東京都のように一つの行政区
になっているようですね。この建物 ↓ です。レトロな感じがいいですね~
さすがに街中ではいろいろな人がいるのでオッサンも荷物に注意しながら歩きます。
まずはホテルにチェックインしなければ・・・
宿泊ホテルはこのマドリード自治政府庁舎の脇の通りを少し入った場所にあります。
ソルまで徒歩30秒らしいのですが、どれだろう・・・
あ、看板がありました。日本式の4階部分に小さく”WOOHOO”と書かれています。
ここがマドリードの宿泊先、ウーホー・ブティック・ソルというホテルです。しかし
ブティックというのはおおげさで、古いアパートの部屋を改修してホテルにしている
みたいです。というか、今でも古いアパートそのままみたいな感じですがな。
しかし立地条件は抜群です。ソルまで徒歩30秒、市内のほとんどの観光名所やお店に
歩いて行けるというのは本当ですね。値段も絶対額は安くはないもののの一流ホテルの
半額以下。オッサンのように一日中駆けずり回ってホテルは寝に帰るだけというアホな
人にはこれで十分、いやピッタリなホテルです。オッサンはここに2泊する予定です。
しかし入口がわからない、エレベーターの乗り方がわからない・・・わからないこと
だらけでしたが、なんとかインタホンを通じて係の方とやり取りして、入口のロックを
外してもらい、骨董品のような古ぼけて速度の遅いエレベーターで3階(日本式の4階)
のフロントまで辿り着きました。
予約確認証を示すまでもなく、日本(ハポン)人のオッサンの予約はきちんと通って
いて、パスポートとクレジットカードの提示のみでチェックインは簡単にできました。
係のお姉さんも優しくて良かった。しかも部屋はフロントの隣でした。このホテルでは
部屋の名前に有名な画家の名をつけていて、オッサンの部屋は「カンディンスキー」で
した。(私の好きな画家やなぁ。by妻) でもどうせならピカソとかゴヤとか、エル・
グレコとかベラスケスみたいなスペイン人が良かったな。(贅沢言うな。by妻)
やれやれ、はるばるとここまでよく無事に辿り着いたものです・・・
キングサイズのベッドが一台、壁にはカンディンスキーの絵(もちろん複製)が架か
っていました。狭いですがバルコニーもあり、清潔で快適な宿でした。
そうそう、WIFIルータが使えなかったのは電池切れでした。(アホ)😆
ということで少しWIFIルータを充電し、シャワーで長旅の汗を流してから、着替えて
夜の街に繰り出します。時刻は現地時間で午後10時半(日本時間は翌朝の7時半)
徹夜明けで遊びに行くみたいな感覚ですね。(アホ)
しかしマドリードの夜は長い。まだ寝ている場合ではありません。😆
(こんなんで大丈夫かいな?by妻)
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