Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

2024GW スペイン・フランスの旅 ④いきなりフラメンコ・ショウを鑑賞・・・

  連日の旅行記事でスミマセン。
  長旅の末にようやくマドリードのホテルに現地時間の午後10時20分くらいに到着した
 オッサン。JALの飛行機(ヘルシンキ行き)で食べたタコライスの後、何も食べていま
 せんでした。ホテルに到着して、ようやく持参した歌舞伎揚げと種取り梅を口にして、
 少し蘇りました。持ってきておいて良かった~
  しかし、やっぱりちょっとお腹がすいているので、深夜までやっているバルかタベル
 ナ(大衆食堂みたいなもの?)で食事をしようと思い、すぐに外出しました。なにしろ、 
 スペインの首都マドリードは人口300万人、その中心部のど真中のソルの近くですから、
 お店はいくらでもあるだろうと思いましたので。しかも、土曜日の夜ですしね。


  ソルの広場の近くにあるホテル周辺は、観光客向けのお店も多いのですが、地元の方
 が集まる大衆的なお店が多いようです。欧米の観光客っぽい方々(カップルよりも家族
 連れや友達同士という感じの、少人数のグループが多かった感じです)もいましたが、
 やはり地元の若者、オッチャン&オネェチャンが多くて、とても賑やかでした。
  夜になるとまだ冷え込む(気温は10度前後)ので、まだダウンを着ている人が多い
 です。オッサンもジャンパーを持ってきて良かったです。   

    

  さて、お目当ての人気バル(地球の歩き方に載っていたお店)に行ってみましたが、
 残念ながら3軒とも午後11時でクローズでした。えぇ~! まぁ、深夜遅くまで営業を
 しなくても十分儲かっているのでしょう。深夜営業は人件費も含めて高コストになりま
 すからね。まぁ仕方がない・・・それでもまだいっぱいお店はありますので・・・


  おや?この建物はなんだろう? 壁面がタイル画で覆われているゴージャスな建物が
 ありました。そして入口らしきところでは、なんだか人だかりがしています。

  タブラオ・フラメンコ1911という、有名なお店のようです。優れたダンサーたち
 が出演するフラメンコ・ショウを上演するタブラオ(食事やお酒と一緒にショウを見学
 できるお店)のようです。主に観光客向けのようなので、かなり遅くまでやっていると
 いうことです。この時、時刻は午後10時半を過ぎていますが、ひょっとしたらまだやっ
 ているのかもしれない・・・


  オッサンは入口にいたお兄さんに、「まだ今夜のチケットは入手できますか?」と、
 ポケトークで事前に仕込んで学習していたお決まりセリフを言ってみたところ、ちゃん
 と通じまして(当たり前やん、それがAI辞書の力やで。by妻)、「大丈夫ですよ、中へ
 入って!」とオッサンを招き入れてくれました。おぉ、ラッキーです。(つぅか、食事
 をするんじゃなかったんかい?by妻)
  中に入りますと、ワオ!(アホ) かなり歴史のあるタブラオのようです。 

  バーカウンターもあって、なんだかいい感じですねぇ。

     

  窓口の美人のお姉さんにチケット代金をカードで支払い(約7,800円:ワンドリンク 
 付)、席まで案内してもらいました。午後10時半からのショウなので既に15分ほど経過
 しており、演奏中の曲が終わってから着席しました。舞台のすぐ横側の二段目の席です
 が、一段目の席は空いていたので、フラメンコの踊りもギターや手拍子の男たちの演奏
 もとてもよく見えました。お客さんの入りは7割くらいかなという感じです。
  この日の最後のショウのようですので、ギリギリ間に合った感じです。
    
  オッサンは、昔フラメンコ劇団(ホセ・アントニオさんだったかな?)の来日公演を
 見たことがありますが、本場スペインのタブラオで間近に見られるとは感激でした。
 舞台が近くて、すぐ目の前で踊り手が激しく情熱的な踊りを見せてくれます。オッサン
 は踊り手の鋭い動作(目にもとまらぬ早業のステップ)や、合いの手?の手拍子のノリ
 の良いリズム、やや哀調を帯びた男の歌声とギターに圧倒されました。いや、凄いわ。
  観客は地元の方もいらっしゃるようですが、大半は観光客です。ここでは、日本人や
 C国、K国の方と思しき団体様もいらっしゃいました。観光客向けということもあって
 か、写真はOKでした。(ただしフラッシュは錦糸町😆)
  踊り手の女性の動きが速すぎてブレてしまいましたが、バックの演奏と呼吸がピッタ
 リで一糸乱れぬ素晴らしいダンスでした。踵を踏むステップの音が信じられないくらい
 細かくて素早いのです。今でも耳に残っている感じです。kakakakakakakaka~(アホ)

  ダンサーの女性はかなりのベテランのようで、さすがはプロといった堂々たる貫禄の
 踊りを披露してくれました。キメのポーズで写真を撮ればよかったな~
  また写真を撮り損ねましたが、この後に出てきた若い男性ダンサーも凄い迫力でした。

  スペイン・リオハの赤ワインのグラスを飲みながら、オッサンは芸術的なフラメンコ
 を堪能しました。夜更かししてでも観に行って良かったです。疲れも吹き飛びました。

  終演後の店内の様子です。観光客の皆さんは名残惜し気に記念撮影をしていました。

  もちろんオッサンもですよ。😆 なんだかタイル画がほのぼのとしていますね。

  店内のタイル画や装飾もなかなか楽しい感じです。いやぁ来てよかったな~

  フラメンコを観終わって、午後11時半。そろそろ食事をしないと、もたなくなってきま
 した。お店選びをする余力がなくなっていたので、その辺のバルに入りました。テラス席
 も楽しそうですが、割高だと知っていますので(しかも一人ではつまらない)、やむなく
 薄暗い店内でひっそりと遅い食事を済ませました。

  クロケット(刻んだ生ハムの入ったクリームコロッケ)と、トルティーリャという名
 のスペインオムレツ(卵よりもジャガイモの方が多いので食べ応えがありすぎ)です。
 パンも付いてきたのでお腹いっぱい。トルティーリャは食べきれませんでした。
  この時はワインを飲む気分ではなかったので、気軽にスペイン・ビール(セルベッサ)
 でカンパイです。🍺もうまいし、タパス(小皿料理)もおいしい。スペインっていいな。

 
  深夜0時半を過ぎても、土曜日の夜のマドリードの町はまだ賑わっていましたので、
 もう一度、ソル(プエルタ・デル・ソル広場)まで行ってみました。

  このソルを中心にして、オッサンの泊まっているホテルのある南側が庶民的なエリア、
 西側が王宮やマヨール広場に繋がる歴史的なエリア、北側が少し小高い丘になっていて
 高級デパートやハイクラスなお店が並ぶショッピングエリア、そして東側が最近になり
 お洒落なお店やブランドショップが集まる複合施設ができた新しい繁華街になります。 
 東にさらに少し歩くと美術の殿堂プラド美術館まで徒歩15分ほどのようです。

  つまりこのソルからマドリードの主だった場所にはどこにでも歩いて行ける感じです。
  本当にこの辺のホテルに宿泊すると便利です。ただしソルの喧騒は朝方まで続きます
 ので、ちょっとやかましいかもしれませんが。😆
  しかし治安が悪いとさんざん聞かされていましたが、人通りの絶えないソルの周辺に
 限って言えば東京の渋谷や新宿とさほど変わらない気がします。酔っ払いや羽目を外し
 た若者はいましたが、それは東京でもよくあることですよね。ただし、人通りの少ない
 裏通りは危険と思われるので、そのような場所には近寄らないのが無難です。


  最後にスマホでちょっと撮影した動画をアップしてみました。短いスナップショット
 みたいなのであっという間に終わります。落ち着いたら師匠に動画の編集方法を教えて
 もらって、後日編集しようかな~ (以前、ちょっと教えたと思うけど。by師匠) 



2024 4/27 マドリードの夜

マドリードの夜〜その2〜

マドリードの夜〜その3〜 プエルタ・デル・ソル


  ホテルに戻って寝たのは午前1時半。日本時間では午前8時半、出勤の時間です。😆
 (アホ) 東京のホテルを朝5時半に出発してから27時間後ですね。(ドアホ)
  長い長い一日でした。記事の方も長々とスミマセン。
  次回からは2日目のマドリード市内観光編です。