Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

今月のワイン(番外編)・・・

  今日は晴れると思っていたのに朝から曇り空の関東地方南部。昨日のうちに布団を干
 しておいてよかったのですが、洗濯も昨日しておけば良かった・・・


  さて、恒例の「今月のワイン」ですが、GWに旅行に行っていたので、今頃になって
 の掲載となりました。当然、予算の都合で激安セレクトになりました。😆

  はい、以前一度購入したことのあるヴェリタスさんの「世界一周白ワイン飲み比べ」
 セットです。税込み5,980円で6本入り。今どきあり得ない神のようなセットです。
 赤ワイン版もありますが、これから少し気温が高くなってくるので白にしました。
 以前と変わっているのは、左から二本目(チリのシャルドネ)と右から二本目(オース 
 トリアのリースリング)だけで、他の4本は同じ銘柄のヴィンテージ違いでした。
  産地も品種もバラエティに富んでいて楽しく、そして味わっても満足できる品質です。


  左から南アフリカのシュナン・ブラン、チリのシャルドネ(前回はポルトガルでした)
 スペインのブレンドもの、フランス・ロワール地方のミュスカデ、オーストリアのヴァ
 ッハウ地方クレムスのリースリング、そしてイタリアのトレッビアーノです。オッサン
 としては、あと500円出してもいいのでスペインのリアス・バイシャスかルエダの白を
 入れてほしかったな~(ちょっとスペインに行ってきたからって、何を偉そうに言うと
 るんじゃ、お調子者のオッサンめ!by妻) 
  これからの季節に重宝すると思います。基本はスッキリ爽やか系、一部にコクのある
 ものも入っていますので、料理と天候と気分(コレ大事)に合わせて選ぶと思います。 


  さて、これだけではあまり面白くないので番外編です。
  旅行記を終えてからにしようと思っていましたが、一体いつ終わるかわからないので、
 GWのスペイン・フランス旅行で購入したお酒をご紹介します。
 (あんまり自慢すんなよ・・・by妻)
  まずはフランス編です。じゃーん!(アホ)😆

  我ながら地味なセレクションです。というのも豪華な人気シャトーはとても値段が
 高く、日本で購入するよりも高いので見送りました。オッサンの予算では無理でした。
 今、日本でも高級ワインの値段が上がっていますが、それでもたぶん世界で一番安いと
 思います。なにしろフランスの生産者のところで買うよりも安いのです。
 (ホンマけぇ?by妻&皆様・・・ホントです。🙁)
 フランスの付加価値税が20%くらい載せられているのですが、免税も効かず(機内持ち
 込みはできないので輸送便で送るしかないが却って割高になる)、しかも物価上昇より
 も激しい円安ユーロ高の影響でこのような事態に陥っています。特にボルドーワインは
 プリムールという先物買い制度があり、特に2019、2020年のワインは円安になる前の
 先物価格で購入したものが日本にも大量に出回っていますので、このような逆転現象が
 起きています。
 (ただしエノ●カさんなどの目ざといショップは、この内外価格差を熟知しているので
 海外の値段に合わせて値上げをしています。まぁそれが今の適正価格なんでしょう。)
  ・・・とまぁケチなオッサンは価格にはことのほかうるさいので(メンドクサイヤツ
 やな。by妻)、現地で購入するワインはいつも以上にコスパ重視となりました。


  左の2本はボルドー近郊のサンテミリオンのワインショップで購入したものです。
 ここはボルドーから少し内陸に入ったところ、ドルドーニュ川沿いにあるワイン産地で
 すが、本家ボルドーワインであるメドック地方とは栽培品種が異なり個性的なワインを
 たくさん産出しています。小さな町ですが世界遺産に登録されている観光名所でもあり、
 その街の周辺の丘にブドウ畑が広がっていて、ワインツーリズムには最適な場所です。
 街の記事は後日といたしますが、このサンテミリオンの街中には地元サンテミリオンと
 隣接したポムロル(格付はないが、無冠の帝王と呼ばれるボルドーで一番高価なワイン

 がある産地)のワインをほぼ蔵出しに近い値段で売っているショップがたくさんあり
 ます。オッサンは観光協会の前にあるショップで吟味に吟味を重ね、サンテミリオンと
 ポムロルのワインを1本ずつ購入しました。現地で購入しているので品質も保証付き。


  あ、話が長くなりスミマセン。一番左はポムロルの著名生産者J・P・ムエックス社が
 所有する中では最もパッとしないシャトー・ラトゥール・ア・ポムロルの2020年です。

  (写真はネットから借用したラトゥール・ア・ポムロルのシャトーと畑です。)
  かつては世界的ワイン評論家ロバート・パーカーさんが高評価をつけていたのですが、
 最近はあまりパッとせず人気が落ちているため、比較的安価に抑えられています。昔は
 ポムロールで最も有名(高価)な、つまりボルドーで最も高価なワイン:ペトリュスと
 同じくメルロー種という肉付きの良い品種を100%使用しているので、ペトリュスの弟
 分という感じで人気があったようです。しかしペトリュスの畑の土壌とはポテンシャル
 が違うのか、実際はとてもペトリュスのレベルには達しないということがバレ?、穏当
 な価格に落ち着きました。しかし、高品質でポムロールを代表するワインの一つである
 ことには相違なく、オッサンは目をつけていたのでした。
  購入した時に、ショップの方はオッサンに「このワインはすぐに飲んじゃだめだよ」
 と釘をさしました。2020年モノはアルコール度15%でかなり熟成に時間がかかるようで
 す。飲み頃は2040年以降かな・・ん、その時はオッサン75歳ですけど大丈夫か?🤒
  
  そしてもう一本はご当地サンテミリオンのワイン。しかもトップクラスのプルミエ・
 グラン・クリュ・クラッセ(B)に格付されているシャトー・カノンの2016年です。
 ここも長年パッとしなかったのですが、1996年にあのシャネルが買収して積極的に投資
 をした結果品質が向上しているとの噂です。(飲んだことがないのであくまで噂ね😆)
 そして2020年ものがワイン評論誌で軒並み100点満点をGETしたことで、近年知名度が
 上がり、それにつれて値段が高騰しつつあります。しかし、2016年は良い年でありなが
 ら、価格が大幅には上がっていないのでオッサンは迷うことなく購入しました。この
 カノンは、2020年、2019年、2017年、2016年と揃っていました。百点満点の2020年を
 購入しても良かったのですが、やはり少々予算オーバーなのでそれより100ユーロ安い

 けれども評価はさほど変わらない2016年にしました。

    

  こちらも10年くらい保存した方がよさそう。品種はメルローが2/3、カベルネ・フラン
 が1/3というブレンド比率で、アルコール度数は14%でした。やはりメルローが多いと、
 少しアルコール度が高くなるようです。


  そして残りの3本(2本半)はボルドーワインの王道メドック地区のワインです。
 こちらは1級格付(シャトー・マルゴーなど)をはじめとする華やかな高級シャトーが
 有名ですが、購入したのは訪問試飲をさせて頂いたシャトーのものだけでした。
  ボルドーの街中のショップや、パリのシャルル・ド・ゴール空港の免税店では日本で
 購入するより2~3割高かった(いずれ日本でもその価格になるということです)ので、 
 断念しました。シャトーで購入しても日本と変わらない価格ですが、やはり記念になり
 ますのでね。
  ということでシャトー訪問の詳しい記事は後日といたしますが、購入ワインのご紹介
 を先にさせて頂きます。真ん中の地味なラベルはシャトー・サン・ピエールの2017年。
 メドックの第四級格付でサン=ジュリアン・ベシュヴェル村にあります。同じ村のシャ
 トー・ベシュヴェルのような人気は無く、生産量も限られるほぼ無名シャトーですが、
 品質は高くコスパが良いと思われます。エノテカさんが仕入れているので、オッサンが
 訪問したシャトーの中では、比較的なじみがありました。(つまり、訪問先シャトーは
 人気のない知られていない所ばかりやったということやな。そら残念やったな。by妻)
  シャトーの醸造所をじっくり見学させて頂き、オーナーの息子さんと試飲をして写真
 もたくさん撮らせて頂いたので、記念に1本購入しました。2017年という普通の年です
 ので比較的安価でした。(シャトーで試飲したのは最新の2021年ものでしたが・・・)

  このシャトーはとても近代的な設備の醸造所でした。お金持ちでないと経営するのも
 大変でしょうね・・・(オッサンはそんな心配はせんでもよろしいわ。by妻) 

  
  最後の2本(1本半)はメドック地区の中でも南にあるマルゴー村の無名シャトー、
 デミライユです。ここはまだ近代化があまり進んでいなくて古臭い感じの醸造所でした。
 マルゴー村でも大人気のシャトー・マルゴーやシャトー・パルメの一般見学はできませ
 んが、こういう地味系のシャトーは個人訪問も可能なようです。

  ここではいろいろな種類のテイスティングをさせて頂いたので、やはり記念に購入を
 しました。しかもメドックでは珍しいロゼがあったので、すかさず購入しました。普通 
 にボルドー赤ワインを造る過程でセニエ(血抜き法)で一部の果汁を掬い取って造るの
 だそうです。従ってカベルネ・ソーヴィニヨンとメルローなどを使ったロゼですね。
 これから気温が上がって来るので、冷やしたロゼもいいかなぁと思いましてね。ちなみ
 に赤ワインよりもはるかにお安いので気軽に購入できます。 

  そして本家赤ワインは、シャトーのファーストラベル(シャトー・デミライユ)と、
 セカンドラベル(選別で漏れた樽のワインを使用)、そして格付シャトーの畑以外から
 収穫されたブドウを使った別ワインを試飲させてもらいまして、なかなか面白かった。
 せっかくなのでファーストラベルを購入しました。年号は秀作年2010年のハーフ。これ
 はそろそろ飲み頃なんじゃないかなぁと思いまして。
  このシャトーはメドック地区3級格付ですが、あまり人気がないので価格は手頃です。


 ・・・ということで、番外編の方が長くなってしまいましたね。スミマセン・・・
 詳しくは旅行の記事でご紹介したいと思います。(いつになることやら・・・by妻)