ボルドーワインエクスペリエンス2021に参加しました・・・その1
もうやりたい放題のオッサン・・・今日はエノテカさんの広尾本店で開催された、年に
一度のボルドーワインの最新ヴィンテージ試飲会に行ってまいりましたぁ😆!
2019年から3年連続で参加していますが、2019年、2020年と良いヴィンテージの後、
2021年はレジリエンス・イヤー(苦難を克服する年)となったようです。つまり、品質
的にはあまりパッとしないのですが、その分早く飲み頃に達するという意味では貴重な
ヴィンテージです。しかし、問題は価格です。皆様ご承知のように円安ユーロ高なうえ、
生産量が激減したために品薄になり、なんと優良年2019年の1.5倍から1.8倍くらいの蔵
出し価格となっています・・・こりゃ厳しいわ・・・
でもせっかくなので、気を取り直してよいワインを探します。夕方4時からの受付でし
たが、オッサンは待ちきれずに5分前に到着。😆(相変わらずお子ちゃまやな。by妻)
受付を済ませますと、大きな紙袋を渡されました。中にはなんとドイツの高級グラス
メーカー、シュピーゲラウさんのグラスが2脚入っていました。どうも、これで試飲を
お楽しみくださいということです。そしてお持ち帰りくださいと! 太っ腹やん。
最初の一杯は、唯一の辛口白ワイン、サン=ジュリアン村のシャトー・タルボが造る
カイユー・ブランです。お、意外に凝縮していてじんわりと味が染み渡る感じ。いいぞ。
その後は24種類の赤ワインを30mlずつ味わいます。全部飲んでもボトル1本ですから
オッサンには楽勝です。(そういう問題や無いと思うで・・・by妻)
まずはポムロールからね・・・
右端から順にシャトー・ネナン、シャトー・ラ・グラーヴ・トリガン・ド・ボワセ、
シャトー・ラ・フルール・ペトリュス、シャトー・オザンナです。メルローとカベルネ
フラン主体の産地ですが、この年はメルローが不作のためカベルネ・フランがメインと
なっているようです。そのため意外にも軽やかで親しみやすい味わいになっていました。
うん、まぁ今飲んでも美味しいけれど、この値段(2019年の1.5倍以上)ではちょっと。
<酔っ払いオッサンのテイスティング・メモ①>
◆ポムロール
・シャトー・ラ・グラーヴ・トリガン・ド・ボワセ 2021
香りが華やか。シルキーで、今でも飲める。深みは無いがいい感じ。
・シャトー・ネナン
明るい色で赤い果実のイメージ、深みはあまり感じない。ヨード香がするけれど
チャーミングでいつになく親しみやすい感じ。2021の特長かな・・・
・シャトー・オザンナ
うわ、これはちょいと高級感があります。案外滑らかですが、芯があって強さが
ある。品質は高いと思われます。
・シャトー・ラ・フルール・ペトリュス
オーナー一族の代表者(女性)が来ていたので話を聞きました。やはり2021年は
軽めでチャーミング、早くから飲んでもいいとのこと。ちなみにオッサンが持って
いる2019年は良い年なので、10年以上保存してね・・・ということでした。
続いて同じく右岸のサン=テミリオンのワイン。オッサンがGWに訪問した、あの丘
の上の世界遺産の街ですね。オッサンが現地で購入したシャトー・カノン、そして例の
ジャン=ピエール・ムエックス社の保有するシャトー・ベレール・モナンジュです。
確かに軽いですが、サンテミリオン第一特別級に昇格したカノンは実に豊潤な味でした。
<酔っ払いオッサンのテイスティング・メモ②>
◆サン=テミリオン
・シャトー・ベレール・モナンジュ
イイ感じ・・・それだけかい!(by妻)
・シャトー・カノン
あぁ、凄かった気がするけど、詳細は忘れました・・・(アホ)
さぁ次は左岸のメドック地区ですよ。著名格付シャトーが目白押しで、どれから試飲
しようか迷いました。まずは最南部のマルゴー村のワインから・・・
右端にあるシャトー・ブラーヌ・カントナックはちょいと渋めで舌がザラザラになる
感じの古いボルドースタイルのようです。その他マルゴー村のワインでは、シャトー・
ローザン・セグラ(シャネルがオーナー:格付第二級)と、シャトー・ジスクール(格
付第三級)が出品されていました。どちらも堂々たる出来ですが、ローザン・セグラは
さすがに華やかでたっぷりとした果実味が感じられました。最近、良いらしいとは聞い
ていましたが、なるほどその通りかも。
<酔っ払いオッサンのテイスティング・メモ③>
◆マルゴー
・シャトー・ブラーヌ・カントナック(第二級格付)
ちょっとパンチが強くて渋目。凝縮感はあるが、歯茎がギシギシするほどの
古風な造りです。
・シャトー・ジスクール(第三級格付)
涼し気な香り。飲み口はいいですが、中には芯が一本通っている感じ
・シャトー・ローザン・セグラ(第二級格付)
お、ちょっと高級感あり(シャネルがオーナーやからな。by妻)、でもかなり
長持ちしそうです。グラスを伝わるワインの脚が凄く美しかった・・・
その隣はサン=ジュリアンのシャトー特集です。タルボ、サン=ピエール、そし
て泣く子も黙る二級のトップ格レオヴィル・ラス・カーズ(値上がりがひどすぎる
けど)、格付外のシャトー・グロリア、渋めの第四級格付シャトー・ブラネールで
す。ふぅ。
<酔っ払いオッサンのテイスティング・メモ④〉
◆サン=ジュリアン
・シャトー・タルボ(第四級格付)
地味なシャトーの代表格・・・ふつうに美味しい感じ(手抜きやん。by妻)
・シャトー・グロリア(格付外)
ちょっと濃い香り。色も紫がかってタニックなイメージ。今風の造りではない
ようですが、品質は高い気がする。
・シャトー・サン=ピエール(第四級格付)
ここはオッサンがGWに訪問したシャトーです。あ、四代目の若旦那が来日して
いました。オッサンのことも覚えていたようで、ちょっと会話が成り立ちました。
肝腎のワインは、静かな香り。でも凝縮感が半端なく、味わうとガツンときた。
グロリアよりも安定感と深みが感じられて、一言 美味しい!
この後は、ボルドーの頂点とも言うべきポーイヤック村のワインです。ドキドキ。
あ、真ん中の絵が描かれたラベルはムートンの2021年ですね。日本人画家の作品
が採用されたのだそうです。段取り良く拝見できました、有難うございます。
ちょっと長くなり、オッサンの集中力も消えかかっているので、今日はここまでと
いたします。次回はムートン様の試飲からですよ~😆
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