Bonne(ボンヌ)のブログ

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2024年GW:スペイン・フランスの旅 ㉘ セゴビア旧市街観光 ~その2~

  今日は旅行記事の続きです。気まぐれでスミマセン・・・(今更な・・・by妻)


  スペイン中部のカスティーリャ・イ・レオン地方の古都セゴビアの観光を続けます。
  旧市街中心部の壮大なカテドラル(大聖堂)を見学した後、旧市街の端にある城塞の
 アルカサールに向かいます。ここは午後7時に展望台に登るチケットを予約しています。
 スペイン国鉄(レンフェ)のせいでスケジュールが狂いましたがなんとか時間ギリギリ
 でアルカサールの入口に到着しました。

  ここは古代ローマ時代にも要塞があったという要害の地で、13世紀初めに中世の城が 
 築かれ、以後この地を治めるカスティーリャ王国、スペイン王家の重要な要塞となりま
 した。残念ながら1862年に火災のため建物は焼失したのですが、その後現在の姿に復元
 されたそうです。実はこのお城は、ディズニー映画の「白雪姫」のお城のモデルになり、
 知名度が上がったのだそうです。まぁ、確かに要塞にしてはメルヘンチックな美しさも
 感じます・・・再建された19世紀には、要塞としての役目は終わっていましたからね。


  入場時間が迫っているというのに、オッサンは暢気に記念撮影です。(アホ)

  アルカサールは街を囲む城壁ぎりぎりに建てられていますので、城壁の外側の風景も
 よく見渡せました。(早う行かんと、入れてくれないかもしれへんで! by妻)


  濠を渡って城の入口に着いた時は、既に午後7時を少しオーバーしていました。係の
 兄ちゃんに電子チケットを見せる時に、すったもんだがありましたが、なんとか無事に
 入場できました。よかった・・・
  
  セゴビアの地図の画像がありましたので、参考までに載せておきます。古代ローマの
 水道橋のあるアソゲホ広場からはかなり離れています。本当に町はずれの、断崖絶壁に
 ありました。セゴビアに来た以上、古代ローマの水道橋、カテドラル、アルカサールの
 3カ所は必見すので、なんとか間に合ってよかったです。

  入場するとすぐに中庭(パティオ)に出ました。まずは展望台に上ります。もちろん
 階段です。小学生くらいのお子様や、お爺さんお婆さんも頑張って螺旋階段を登ります。
 苦労をするだけの価値があるからです。下の写真の中央に見える棟の天辺です。

    

  展望台に上るには、予約時間を示したチケットを係の方に見せて扉の鍵を開けてもら
 う必要がありました。ちょっと予約時間が過ぎていましたが、10分程度なら問題なし。
  ここから延々と螺旋階段を登ります。最後の方は石の階段になりますが、かなり摩耗
 して滑りやすいので要注意です。オッサン、息も絶え絶えになりながら屋上まで登りま
 した。(ビデオに「ぜぇぜぇ、はぁはぁ」いう声が入っとったで。しかも「コワーい」
 なんていう情けない声もな・・・by妻)・・・なのでビデオは掲載いたしません。😆


  さぁ、着きました。うわ!

  さっき見てきたカテドラルと、城壁に囲まれた町が見えます。セゴビアの町が、周囲
 を山に囲まれた乾いた土地の高台に築かれたことが良く分かります。
  苦労してここまで登ってきた観光客の皆さんは、この絶景に感嘆の声を上げています。
 (オッサンも、「すげー、すげー」と言うとったやんな。by妻)

  短い時間ですが、ビデオでも撮影していますのでご参考までに・・・

2024年4月29日 セゴビア アルカサールからの眺望①


  セゴビアの町のある方角だけでなく、360度のパノラマが楽しめます。町の反対側の  
 断崖絶壁の向こうには、乾いたカスティーリャ地方の大地が広がっていました。

  こちら側の映像もご参考までに・・・   

2024年4月29日 セゴビア アルカサールからの眺望②



  あ、あの奇妙な形をした建物は?13世紀にテンプル騎士団が建てたというロマネスク
 様式のラ・ベラ・クルス教会です。正十二角形をしたドーム付きのお堂に鐘楼がプラス
 されていて、独特の外観をしています。
  時間があれば、城門を出てあの教会まで行きたかったのですが、もう遅い時間なので
 内部には入ることができません。せめてクローズアップした写真を撮っておこう。

  ちょっと離れた丘の上にも町があります。やはり内陸ヨーロッパでは防衛上の観点で、
 平地ではなく丘の上などに街が築かれることが多いようですね。その街に向かう道路が
 波打っているように見えます。

  セゴビアの町の反対側の方は、何にもない平原が広がっていました。



2024年4月29日 セゴビア アルカサールからの眺め


  展望台の上は結構広く、大勢の人が見学していました。もう午後7時半過ぎになのに、
 あの険しくて狭い螺旋階段を苦労して登って来る方々が後を絶ちません。入場料の収入
 もかなりの金額になるものと思われます。(余計なお世話や。by妻)

  この時期(4月末)のヨーロッパはサマータイムで時計の針を1時間早めていますの
 で、午後8時くらいまでは明るいのです。

  ということで、素晴らしい眺望を堪能した後、再び螺旋階段をぐるぐると降りていき
 ます。下りも注意しないと危険です。日本のお城に登る時よりもコワイです。日本の城
 は木の階段ですが、ヨーロッパは摩耗してツルツルの石段ですからね・・・


  この後は、博物館になっているアルカサール内部の見学に参ります。続きは次回です。
 (いつになることやら・・・by妻)