Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

2024年GW:スペイン・フランスの旅 ㉚ セゴビアのレストランで・・・その1

   一日経ってパソコンを再起動したらかなり状態が改善しました。何だったんだろう?


  昨日10月9日に衆議院が解散となり、総選挙へと向かうことになりました。自民党に
 よる政治への不信が最高潮に達し、経済的にも庶民の不満が鬱積している状況で勝負に
 打って出た石破首相。自・公合わせて過半数を維持できるかが勝敗ラインなのでしょう
 か?それでも50議席程度は減らすことになりますからね。もしそれを下回れば、いかに
 野党がだらしなくても、国会運営はかなり緊迫したものになるでしょうし、石破首相は
 自民党内で責任を突き付けられて辞任せざるを得なくなるでしょう。果たして結果は?


  世界が戦争モードで大変な状況の中、我が国を取り巻く環境は厳しさを増すと思われ
 ますので政治的空白は許されません。生き馬の目を抜くような国際政治から取り残され
 て、我が国の没落を加速させるようなことにはならないよう願います。


  なんて庶民のくせに偉そうなことを言っていてもしかたありません。たった一票しか
 ありませんが、オッサンができるのはその権利を行使するだけですね。


  さて気を取り直して旅行記事の続きです。スペイン中部の古都セゴビア旧市街の観光
 を終え、時刻は午後8時近く。カテドラル(大聖堂)のある旧市街の中心マヨール広場
 まで戻ってきました。この時刻になると、食事をする人たちで少し賑わってきました。


  あ、多くの人が出入りしているお店がありました。リモン・イ・メンタというお菓子
 のお店(パティスリー)のようです。イタリアやスペインでは、お菓子は女性やお子様
 だけでなく、大の大人の男性もご老人も大好きのようで、いつも賑わっています。あ、
 ちょうどお菓子を買った男性がお店から出てきました。よし、オッサンも入ってみよう。

  この店はセゴビアでも有名らしく、セゴビア名物のお菓子「ポンチェ」を売っている
 そうです。あ、この手前に並んでいるお菓子がそのポンチェかな?シロップを含ませた
 スポンジにたっぷりのカスタードクリームを挟んだ、美味しそうだけれどとってもカロ
 リーが高そうなお菓子です。

 

     閉店時間が近いと思われますが、かなり多くの買い物客で賑わっています。店員さん
 も大忙しです。オッサンは小さいサイズのポンチェを見つけ、ひとつ買ってしまいまし
 た。😝 下の写真の右上のやつね。3.60€なので、約600円か・・・かなりのお値段。

  それにしても種類が多くて、どれも美味しそうで目移りしてしまいます。

  ケーキ、クッキー、チョコレート、どれも欲しくなりますが、これから夕食ですし、
 一人ではそんなにたくさん食べられませんので、ポンチェ(小)とチョコレート(プラ
 リネ)を2粒だけ買った・・・と記憶しています。お土産用にもう少し買えばよかった。 

    

  動画も少し撮影していましたので掲載しておきます。午後8時過ぎですが、明るい。   
スペイン セゴビア旧市街 2024年4月29日 午後8時


  さて、この後は夕食です。マドリードではバルやタベルナといった気軽に食事ができ
 る場所ばかりでしたが、ここではちゃんとしたレストランを探しました。旧市街中心部
 のマヨール広場周辺ならば、手頃なレストランも多いかなと思いましてね。
  あ、ここはどうだろう? メゾン・デ・ホセ・マリア(ホセ・マリアさんの家という
 う意味かな?)という、スペイン人にありがちなメジャーな名前で覚えやすいですね。

  中に入ると、かなり賑わっていました。スペインのレストランは、このように入口の
 近くはバルのような立ち飲みカウンターがある店が多いようで、地元の方々の憩いの場
 になっているようでした。友人や家族、近所の方々と一緒におしゃべりしながら飲んで
 いる方がたくさんいました。中には一人酒の方のちらほら・・・ 

  オッサンはきちんとしたテーブルで食事をしたかったので、レストランの席が空いて
 いるかどうかをウェイターの方に尋ねました。すると、奥の方にどうぞとのこと。
  おぉ、店の奥の扉を開けると、かなり広いゆったりとした食事スペースがありました。
 手前には生ハム(ハモン・セラーノ)の置かれた台があり、なかなかいい雰囲気です。
 マドリードで飲み食いした場所は、安くて楽しいけど狭い場所ばかりでしたから、この
 ゆったり感は実に落ち着いた感じがして良かったです。

 

  ここは地元の方がちょっと特別な日に御馳走を食べにくるという感じのお店のようで、
 オッサンのような外国人観光客も結構いました。
  にこやかな顔をした温厚そうなオッチャン・ウェイターに案内されて席につきました。
 まだ午後8時ですとスペイン人にとっての夕食タイムには早いようです。

    

  オッサンは早速分厚いワインリストを見せてもらい、シンキング・タイムです。😆
  リストの8割は当然ながらスペインワイン。しかも生産地別にまとめられています。
 セゴビアのあるカスティーリャ・イ・レオン地方だけで、こんなに ↓ たくさんリスト
 アップされています。凄いな~

  スペインの高級赤ワインの産地リベラ・デル・ドゥエロのワインはマニア垂涎の銘柄
 が揃っています。ちょっと気になりましたが、7~8万円もするのではオッサンの財力
 では無理。その10分の1以下の値段で掘り出し物を探しました。
  この間、ウェイターの方が注文を訊きに来ましたが、ワイン選びに没頭してしまって
 いるオッサンを見て、ウェイターの方は「決まったら呼んでくださいね」と言い残して
 去っていきました。😆  ということで、吟味の末にオッサンが選んだのはコレ。
  
  ティントと呼ばれるスペインを代表する赤ワイン用ブドウのテンプラニーリョ100%
 のプロトスという名のワインです。名産地リベラ・デル・ドゥエロでもコスパの良さで
 日本でも知られています。熟成期間の長いリセルバ(リザーブ)もありましたが、熟成
 期間が短くて比較的早くから美味しく飲めるクリアンサの2019年です。

 (その方が安いからのぅ。by妻)

      

  日本でも簡単に入手できる銘柄を選んでしまったオッサンは、やはり妻とは違って
 冒険心に欠けています。妻は「チャレンジャー」でしたからね。(ほっとけ!by妻)
  名が知られているワインだけに安心の品質でした。まだちょっと飲み頃には早いの
 ですが、ほどほどの凝縮感で、はじけるような赤い果実を思わせる快活な飲み口で、
 重すぎず渋すぎずバランスが取れていて美味しく頂けました。ま、食事と一緒ですの
 で軽く1本は空くでしょう。(アホ) 
  
  ようやくワイン選びが終わり、食事をオーダーします。せっかくセゴビアまで来まし
 たので、カスティーリャ地方の著名なメニューをチョイスしました。楽しみです。
  まずは、冷たい前菜が来ました。これは「突き出し」みたいなもののようです。エビ
 と野菜をオリーブオイルと一緒にゼリーで固めたようなものでした。これは食欲を刺激
 してくれますね。プリプリのエビが美味しい。

     

  オッサンのオーダーの一つ目は、カスティーリャ地方名産の「ソパ・デ・アホ」と
 呼ばれるニンニクスープです。アツアツの土鍋のようなものにたっぷり入っています。
 「アホのスープ」とはオッサンにピッタリやのぅ。(by妻)

  あのね、アホとはスペイン語でニンニクのことです。セゴビアのあるカスティーリャ
 地方の郷土料理なので、ソパ・カスティリャーナともいうそうです。すりおろしたニン
 ニクのスープに古くなったパンのかけらを入れ、落とし卵を入れたものです。実に庶民
 的な料理ですね。かなりの量で、しかもスープに浸かったパンがかなりたくさん入って
 いて、これだけで結構お腹にたまります。安くて手っ取り早く満腹になるメニューです。
 そして体がポカポカしてきます。美味しいかというと微妙ですが、楽しく頂きました。


  この後、いよいよセゴビア名物のメインディッシュです。何が出てきますか、続きは
 次回です。(なんやて~ ケチめ。by妻)