Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

今月のワイン(2024年11月)と、ワインフェス in 六本木・・・

  この2日間は良く晴れて気持ちの良いお天気でした(関東地方南部)。
  今日は洗濯物も良く乾き、布団も干してふかふかになりました。先日園芸ショップで
 購入したパンジーやガーデンシクラメンなどを植えて、少し咲いている花が増えました。
 チューリップとスイセンの球根を植えましたが、これはまだまだ先ですからね。


  そういえば、昨日は日本シリーズを見逃がしてしまったのですが、なんとDeNAベイ
 スターズが勝って日本一になりました。セ・リーグ3位からの下剋上、あのパ・リーグ
 で無敵のソフトバンクに圧勝でした。そら、タイガースがストレートで負けるはずや。
 外国人投手2人とエース東君が素晴らしい出来だったし、打つ方もだんだんエンジンが
 かかってきて、いつのまにか止まらなくなりました。ホームで2連敗した後、「悔しく
 ないんか!」とチームを鼓舞した桑原選手が、福岡で大ブレイク。流れを変えるホーム
 ランやここぞという時のタイムリー、そして投手を助けるファインプレイ(調子がいい
 人がやると、突っ込んでもエラーにならずにファインプレイになるんだよな・・・)、
 シリーズのMVPじゃないかな~ タイガースにもこういう熱い選手が欲しいな・・・
 横浜DeNAベイスターズファンの皆様、おめでとうございます。


  さて、11月になりましたので恒例の?今月のワインです。😆 カレンダーをめくる
 のは忘れても、ワインを買うのは欠かさないオッサン。(アホちゃうか。by妻)そうか、
 もう11月だから来年のカレンダーも買わないといけないな・・・
  そして、今月購入したのはこちら・・・

  うひー、7本も買っちゃいましたぁ😆(アホ)。このうちの2本は、昨日衝動買い
 してしまったものです・・・(何い、どこ行っとったんや? by妻) 
  今回はボルドーが6本(うち白1本)、ブルゴーニュが1本だけです。とにかくもう
 ブルゴーニュのバカ値上げにはオッサンはもうついて行けません。一流生産者のワイン
 はもはや資産家やヒルズ族(古っ)でなければ入手できないでしょう。年収が3000万円
 くらいあれば買えるのでしょう。と言う訳でもうオッサンはブルゴーニュの高級ワイン
 を買うのはやめました。そのかわり、比較的リーズナブルな価格のボルドー(5大シャ
 トーとか一部のブランドシャトーは除く)に戻ってきました。5月にボルドーに行った
 ので、ボルドーの良さも再認識しましたしね。


  一番左はメドック地区格付3級のシャトー・ラグランジュのセカンド、レ・フィエフ
 ・ド・ラグランジュの2014年、3,480円という良心的な価格。サントリーが所有してい
 るシャトーで、日本にもたくさん入荷するので比較的お買い求めやすいワインです。
  その次の3つはメドックの格付シャトーたちのなかでも、地味ですが実力派の生産者
 を揃えました。マルゴー地区のシャトー・デュ・テルトルの2017年、サン=ジュリアン
 地区のシャトー・ブラネールの2017年、そしてマルゴー地区のシャトー・ジスクールの
 2019年です。ちょっと張り込んでしまいましたが、下手なブルゴーニュを買うよりも、
 よっぽどお買い得です。2017年は天候に恵まれず弱い年と言われているので値段が低め
 に抑えられているのですが、実は早く熟成するので飲み頃になるのが早く、重宝すると
 思います。そして2019年は非常に良い年と言われていますが、先物商戦がコロナにより
 中止となり近年にない破格の安値で市場に出たため、いまだに良心的な価格で買えます。
 とはいえユーロ高や資材や物流費の高騰が続くので、これから日本に入って来るワイン
 はボルドーも2~3割は値上がりするでしょう。困ったな・・・


  残り2本は大衆的なワイン。赤はメドック地区の無名シャトー、オー・ベルフォール
 の2016年、価格は税込1,980円。白は旨安ワインの常連シャトー・モン・ペラの2020年。
 こちらは税込み1,689円。そうです、このように2,000円以下で満足できるものがあるの
 です。ブルゴーニュはもはや3,000円以下のワインは幻となりつつありますので、いかに
 ボルドーがお買い得かわかります。ま、生産地が広いので量が桁違いに多いからですが。
  最後の1本、税込2,080円というあり得ない価格のブルゴーニュ赤。あまり知られてい
 ないマランジュという冴えない村にある生産者ドメーヌ・デュ・ボールガールの2020年。
 しかしオッサンはこの生産者のワインを数回飲んで、品質が良いことはわかっています。
 これからは、こういうワインを探していかないといけなくなります。


  さて、このうちの2本(シャトー・ブラネールとラグランジュのセカンド)は昨日に
 行ったお店で衝動買いをしてしまったのです。といいますのも、都内のワインショップ
 が毎年開催しているワインフェスティバルに行ってしまったからなのでした。😆
  場所は六本木、オッサンがあまり近寄らないところです。オッサンは昔から六本木は
 なんとなくギョーカイ人や訳アリの外国人が多くてイヤな感じがしていたため、自分で
 六本木のお店に行ったことはありません。六本木ヒルズのクリスマス・マーケットと、
 サントリーホールしか行かないですが、この催しは六本木にあるワインショップ・ソム
 リエさんが主催者なので、渋々電車を乗り継いで六本木まで来ました。あ、待ち合わせ
 場所として有名なアマンドがありました。この1ブロック裏手にあるみたいです。

  あ、ここだな・・・もうかなりの人で賑わっています。オッサンは混雑するお昼時を
 はずして午後2時過ぎに来たのですが、それでも店内は結構混雑していました。 

  1階がワインショップとイタリア料理屋(兼パン屋)さん、2階はお洒落なバーと
 鉄板焼の高級店、そして地下にワインセラーがあるようです。ワインショップと飲食店
 のコラボ企画のようです。会費6,000円で2時間ワイン飲み放題とフードチケット3枚
 が付いています。オッサンは受付でフードチケットを追加で5枚購入し準備オーケー。
 グラスを1客持って、ワインコーナーへ突進しました。😆 
 (調子こいて飲み過ぎたらあかんで! by妻)
  あ、フードチケットは1枚600円ですが、5枚つづりだと少しお得なようです。この
 チケットでいろいろな料理が楽しめるようです。ワインだけでなく、ちゃんとした食事
 ができるので、一般のワイン愛好家や若いカップルや家族連れもたくさんいました。
 逆にオッサンのようなワインヲタクはほぼ皆無。そうか、飲み放題のワインは一般的な
 ワインだけですからね。マニアが飲みたくなるような特殊なワインは、数種類だけ有料
 試飲で提供しているようです。よし、後から行ってみよう。(やっぱりな。by妻)

     

  しかし、店舗やワイン・コーナーが1階と2階に分かれていて、何度も行ったり来た
 りしなければならないのが面倒でした。しかもだんだん酔っぱらってくるから危ないし。
(酔っぱらうまで飲む必要はないやろが! by妻)
  フード・コーナーではここのお店のご自慢の逸品がたくさん出ていました。
  まずはスパークリング・ワイン(クレマン・ダルザス)でカンパイ。つまみは厚岸産
 の生牡蠣です。チケットは1枚、つぅことは1個600円か・・・そういや泡物コーナー
 にはシャンパーニュが無かったぞ。やはり高級品は飲み放題にならないみたいです。
 (当たり前やん、オッサンみたいな呑兵衛がいっぱい来たら困るからや。by妻)

     

  とはいえ、飲み放題ワインはフランス、イタリア、スペイン、ポルトガル、ドイツ、
 日本、米国、オーストラリア、NZ、 南アフリカ、チリ、アルゼンチンと世界中のワイン
 が揃います。試飲はグラスでだいたい30mlくらいかな。しかしオッサンはこれだけだと
 料理と一緒に味わうには少なすぎるので「少し多めに注いでください」と頼んでおりま
 した。😆 つぅことで、一杯40mlから50mlくらいになりました。カラーン・・・(妻
 が匙を投げる音・・・)
  オッサンはまず泡物(スパークリング)を頂きます。クレマン・ダルザス(フランス・
 アルザス地方でシャンパーニュと同じ製法で造られたもの)、クレマン・ド・ロワール
 (フランスのロワール地方)、イタリアのスプマンテ(辛口)、そしてノルマンディー
 のシードル(リンゴ酒)も一杯。・・・つぅことで泡物×4杯です。ドイツのゼクトや、
 スペインのカバ(カタルーニャ地方)、チャコリ(バスク地方)は飲みそこないました。


  お次は白ワイン。合わせるのはピッツァ・マルゲリ~タ!(「リ」は巻き舌ね。😆)

  午後3時からタイムサービスでチケット1枚でOKでした。窯で焼く本格的なナポリ
 風のピザです。焼きたてでパリパリ、モッツァレッラチーズとバジル&トマトが絶妙な
 相性ですね。これを考えた人は天才だ。しかもイタリア国旗の色になるからイタリア人
 にも大人気みたいですね。しかし、これは一人で食べるには結構キツイな・・・
  あ、白ワインは北イタリアのワイン、ソアーヴェです。


  続いて白ワインコーナーに突進するオッサン。試飲したのは、スペインの白を3種類、
 フランスはアルザスとロワールの白を1つずつ、イタリアの白は3種類、ポルトガルの
 白も1杯頂きました。新大陸のシャルドネは濃そうなので、ちょっと遠慮しました。
 おっと、これでもう白ワインを10杯飲んでしまった。しかし、飲み放題のワインはたく
 さんあるのでとても全部は味わうことができませんでした。せいぜい5分の1くらいか。
  あ、もう試飲に夢中で、試飲コーナーの飲み放題ワインの写真を撮り忘れました。😆


  ここで、オッサンは小休止。本格的に酔っぱらう前に、有料試飲に参ります。こちら
 のコーナーはほぼ誰もいませんでした。おっと、その前に地下のワインセラーを見学し
 ておこう。(オッサンはな、昔、食事したレストランのワインセラーを見せてもらった
 時に、お店のお姉さんに「ご主人、吸い込まれるようにセラーに入って行かれましたね」
 と言われとったで。メッチャ恥ずかしかったで~ by妻)
  ま、そんなこともあったかな。🙁
  
  おー、階段を降りた地下にはワインが棚にぎっしり並んでいました。しかも、かなり
 すごいワインがいっぱいあります。特にボルドーの品揃えがスゴイ! A.O.C(原産地
 呼称制度)の村ごとにワインが並んでいます。ポーイヤック、サン=ジュリアン、マル
 ゴーなどの名札が見えます。これならお目当てのワインを探しやすいと思います。

  あ、バックヴィンテージ(過去のワイン)も少しはあるようです。有難いことに

 「昔の値段で出ています」状態。安く仕入れたものは、最後まで安く提供するという

 良心的なショップなんでしょう。(某有名ショップとは違いますね)

  しかし5大シャトー(メドック地区の第一級格付ワイン)は、もはや庶民には高値の
 花、ちゃう高嶺の花ですわ。最低でも10万円か・・・昔、1本1万円だったよな。あの
 時にたくさん買っておけばよかったな・・・(当時の収入では無理やろ? by妻)
  
  ブルゴーニュはそれほど多くありませんでしたが、やはりドメーヌ・ド・ラ・ロマネ
 ・コンティ様のワインはガラスケースの中に鎮座?されておりました。今となっては、
 最も安価なエシェゾーや新参者のコルトンですら数十万円します。ロマネ・コンティ様
 に至っては税込約五百万円ですと。クルマが買えてしまいますよね・・・  
  オッサンは若いころ、退職金でロマネ・コンティを買おうと本気で考えておりました
 が(ロマネ・コンティが約二十万円の頃)、もう無理です。5百万円出すならビジネス
 クラスでヨーロッパ旅行に行きますよ。(そらその方がマシやな。つぅか、オッサンの
 世代は退職金でそんな豪遊はできへんで~ by妻)

  その隣には、ガクトさんが愛飲しているという幻の銘酒、アンリ・ジャイエさんの
 エシェゾーの1989年がありました。こちらは税抜210万円。オッサンには関係のない
 ワインですな・・・アンリ・ジャイエは2回飲んだことがあるけど、ブルゴーニュの
 古き良き時代の匠の業という感じでした。言うなれば江戸前の老舗鮨屋。(訳のわか
 らんことを言ってる場合とちゃうで。by妻)
  ロマネ・コンティ軍団の他のワインもありますが、一般人には関係ありませんね。
 安いものでも税込70万円超。オッサンの月給より高いなんてどういうことなの?
 (定年退職後の再雇用になったら月給はもっと安くなるで。by妻)

  とまぁこんな感じで目の保養?だけして戻るつもりでしたが、中にはお買い得のワイン
 もありました。そう、ここでオッサンは地味ながらもコスパに優れたワインを衝動買い
 する羽目になったのです。(そら自己責任や。by妻)
  いずれもメドック地区・サン=ジュリアン村のワイン。ラグランジュのセカンド・ラ
 ベルと、第四級格付けのブラネールです。いずれも平凡なヴィンテージのワインなので
 比較的安価に入手できました。


  ちゅうことで、図らずも余計な出費をしてしまったオッサン、購入したワインをレジ
 に預けて、有料試飲コーナーに向かいます。そこにはワインショップ・ソムリエの上品
 なソムリエのオジサマが待機されていました。「いらっしゃいませ」・・・
  有料試飲メニューのうち、高級ブルゴーニュは既に売り切れでしたので、オッサンは
 ボルドーの若いワイン2種類を飲み比べしました。なんとここもチケットでの支払いと
 なっていて、本来は1杯あたり2枚必要なところを特別サービス?で1枚でOKでして
 もらいました。ならば、2杯飲みますよ~ (結局払う金は一緒やな・・・by妻)

     

  はい、ボルドー格付ワインの飲み比べです。左はサン=ジュリアン村の第二級格付、
 シャトー・レオヴィル・ポワフェレの2020年です。メモリアルイヤーのため、特別に
 ボトルにエッチングを施したものです。シャトーの所有する畑の地図が描かれているの
 かな? こちらはまだ調和が取れていなくて粗削りな感じ。


  一方、右のポーイヤック村の第五級格付のシャトー・ポンテ・カネの2019年です。
  うわ!なんだこれは? 力強くてパワフルな果実味と、シルキーなタンニン(苦味
 成分)、溌剌とした酸もあってバランスが取れています。これはいいぞ。       

    

  ソムリエのオジサマも、「これはお勧めですよ。セラーに在庫があります。19,800円
 です。」とのこと。うーむ、素晴らしいけれど、予算オーバーです。😢
 (これ以上買うたらあかん。絶対にあかん。by妻)


  ということで地下セラーと有料試飲で30分ほど過ごしていましたが、その間にお目当
 てにしていた食材(厚切りローストビーフとカツオの藁焼き)が終わってしまいました。
 えー、楽しみにしていたのにぃ! (ガキんちょかい! by妻)
   残りのチケットは4枚。仕方がないので他の料理に変更です。で、これにしました。


  トマトソースを使わないボロネーゼ(挽き肉)のパスタ。麺はリングイネかな。塩胡椒
 で挽肉の旨味を引き出している感じですが、意外にサッパリした味。チケット2枚なので
 1,200円か・・・まぁ最近はイタリア料理も高いからな・・・確かに冷凍食品のパスタや
 自宅で茹でるパスタと市販ソースとは違うけどね。(そら一緒だったら大変や。by妻)
  そしてもう1枚チケットを使って牛肉のカルパッチョ。薄切りのローストビーフみたい
 で美味しいけど、辛子マヨネーズはやめてほしかった・・・(オッサンが嫌いな調味料の
 そろい踏みやな。by妻)
  最後の1枚は店頭でパフォーマンスをしていた炭焼きグリルの串焼き(小)を。野菜と
 牛肉のサガリとレバーかな? まずまず美味しいけど、これも600円か・・・
  ということでチケットは8枚すべて使い切りました。(うち2枚は有料試飲😆)


  この料理をおつまみに、最後の赤ワインコーナーにダッシュです。(アホ)
  オッサンの試飲したワインは、ドイツ・プファルツ地方のピノ・ノワール、フランス
 はボルドーのみ、イタリアは中部トスカーナのキャンティ、北部ピエモンテのバルバレ
 スコ、中部アブルッツォのモンテプルチャーノ等を4種。スペインはテンプラニーリョ
 やオッサンも知らなかった土着品種のワインを少々、全部で3種類。ポルトガルも1杯。
 そして新大陸はアルゼンチンのマルベックとカベルネ・フラン。なかなか面白かった。
 ということで、結局赤ワインは12種類でした。
  泡系4杯、白10杯、赤が12杯でしたので合計26杯、いや有料試飲も合わせると28杯も
 飲んでしまいました。😆 1杯あたり40mlとして、約1リットルか・・・(アホ)
 なんとか入場料の元が取れたかな・・・(ボトル1本半と、料理1,800円分で6,000円) 
 もう少しで30杯だったのですが、そしてまだ残り時間は20分程あったのですが、さすが
 にオッサンも酔いが回ってきたので、購入したワインを受け取り千鳥足で地下鉄六本木駅
 に向かいました。(真昼間から六本木で酔っ払いかい! by妻)


  まぁまぁ楽しかったですが、やはり一人で来るイベントじゃないな。大事な人と一緒
 に、または大勢でワイワイ賑やかに、というのがいいのでしょう。ま、オッサンには縁
 のないことですのでね・・・おひとり様上等、ってなイベントはないのかな? 

  帰宅して午後5時。お風呂にも入らずバタンキューでした。
  最近、ちょっとお酒に弱くなった気がする。すぐ寝てしまうし・・・


  そして起きたら夜10時・・・そこから一睡もできず今に至ります。(どアホ)
  なんだかダラダラして過ごしてしまった3連休でした。