Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

またまたワインのイベントに行ってしまいました・・・

  大相撲の優勝争いが気になりますが、昨日・今日と予約していたイベントに出かけて
 きました。週末は晴れて暖かく、外出日和でよかった・・・出かけた先は、エ●テカの
 二子玉川店。(またかよ。by妻)

  この日はシャンパーニュの名門、ボランジェ様の6種類のキュヴェを試飲させて頂け
 るので、シャンパーニュは滅多に自分で買ってまでは飲まないオッサンも、イソイソと
 出かけてきたのでした。😆
  シャンパーニュの生産者は数あれど、一般人でもなんとか入手できる著名生産者の中
 では、このボランジェ様は王者クリュッグ様に次ぐトップ生産者の一つだとオッサンは
 思っております。オッサンの中ではトップスリーの一角です。(どうでもえぇ。by妻)
 まぁボトルでは買えない高級なプレスティージュ・キュヴェも、40mlですが試飲させて
 頂けるというので楽しみです。
  受付を済ませると、店内に設置された即席の試飲席につきます。オッサンは17番。
 立派なパンフレットを頂きました。

    

  この日はお店のスタッフの方が、お客さんに一脚ずつグラスを運んできてくれますの
 で、落ち着いて試飲ができます。クラッカーとミネラルウォーターも用意されています。
 この辺はさすがはエノ●カさんですね。(伏字が一字ずつズレてるで。by妻)


  まずはスタンダードなシャンパーニュから。ボランジェ様の代名詞、「スペシャル・
 キュヴェ」です。ボランジェ様はシャンパーニュ・メゾンの中でも英国の資本なので、
 英国人がひいきにしていますが、名称まで英語ですね。
  スぺシャル・キュヴェはピノ・ノワール(赤ワイン用ブドウ)60%、シャルドネ(白
 ワイン用ブドウ)25%、繋ぎ役?のピノ・ムニエが15%というセパージュ(ブレンド)
 です。そうなんです、ボランジェ様はピノ・ノワール比率が高い、といいますかピノ・
 ノワールをメインにした造り手なのです。それもワインヲタク憧れの、シャンパーニュ
 で最も高名なアイ村に、ピノ・ノワールの自社畑を所有しているので、ファンが多いと
 思われます。オッサンもその一人・・・(要するにブルゴーニュ・ワインヲタクが好き
 なシャンパーニュっちゅうことやな。by妻)

  2つ目の試飲はロゼ。ピノ・ノワールが62%、シャルドネ24%、ピノ・ムニエ14%
 というブレンドですが、ピノ・ノワールのうち5~6%は葡萄ではなく自社で醸造した赤
 ワインを直接に混ぜているそうです。これはすごい。それで風味が増してエレガントに
 なるのでしょうね。色はピンクではなく「ブロンズ」だといわれています。なるほど。

    

  なお、このロゼは少し状態が良くなかったらしく、後でもう一杯頂きました。

 オッサンには全然わからなかったのですが、

おかわり出来て有難いてす。😆

  この日はエノテ●さんもサービスですべての試飲をボランジェ様の専用グラスでサー
 ビスしてくれました。シャンパンフルートではなく、本格的な試飲用グラスでイイ感じ。


  そして3つ目は、近年リリースし始めた毎年限定のピノ・ノワール100%のP.Nコレク
 ションです。提供されたのは最新のVZ19、ヴェルズネ村で2019年に収穫されたピノ・
 ノワールを使っているそうです。下の写真で一番右のグラスが、PNコレクションです。


  うん、なんだかコクがありますね。そして華やかです。赤ワイン用のピノ・ノワール
 から造られたので「ブラン・ド・ノワール」ということになりますが、やはり白ブドウ
 のシャルドネがブレンドされた者に比べますと、滑らかさとふくよかさを感じます。 


 このPNコレクションは、毎年社内で3チームのコンペティションを行って最も社内での
 評価が高かったものを市場に出すという、ちょっとおもしろい企画で生まれたようです。
 社員のモチベーションを高め、技術力と試飲力を磨き、その結果商品開発もできてしまう
 のですね。考えた人はすごい経営能力がある方です。事実、発表以来このPNコレクシ
 ョンの人気は高まる一方だそうです。マーケティング的にも成功したみたいです。


  ・・・という話は、全部この試飲会に招かれたボランジェ社の広報の方(日本人男性)
 からお聞きした話です。😆 うん、なかなか興味深い話も聞けて良かった。このような
 試飲会にオッサンが良く参加するのは、このようなメリットもあるからなのです。


  そしてここからは、オッサンも緊張の面持ちでグラスの到着を待ちます。ボランジェ
 様の誇る高級キュヴェの登場です。このような機会がないと味わうチャンスはありませ
 んのでね・・・(情けないの~ by妻) 
    4番目と5番目は、「ラ・グラン・ダネ(偉大な年)」と呼ばれるヴィンテージ・
 シャンパーニュです。白とロゼをセットで試飲できるなんて贅沢だよなぁ~ 

  ラ・グラン・ダネ(2015年)は、ピノ・ノワール61%、シャルドネ39%のブレンド
 比率で、グランクリュ(特級畑)とプルミエクリュ(一級畑)のブドウのみを使って
 います。そして原料のブドウが優れた年しか生産されません。なので、「偉大な年」と
 言うネーミングをそのまま使っているのですね。


  きめ細かい泡立ちで繊細そうな感じですが、味はなかなかしっかりしています。そら
 当然でしょうね。スペシャル・キュヴェは生牡蠣やシーフードにピッタリな感じですが
 ラ・グラン・ダネはソースを使った魚料理が合いそうです。パワフルでリッチなのです。
  色合いもスペシャル・キュヴェよりも金色っぽい感じで、キラキラして美しいです。
 まぁいいブドウを使い、樽熟成期間も長いですから当然っちゃ当然ですけれどね。


  一方の「ラ・グラン・ダネ・ロゼ2015年」は、もう参りました。これは美味しいです。
 ノーマルのロゼよりも、さらにコクがあって深い味わいです。まろやかでねっとりした
 味わい。色も美しいオレンジ色です。なんだか宝石が溶け出したような色です。ステキ。

 ❤️(アホ) ちなみにブレンド比率はピノ・ノワール70%、シャルドネ30%です。

    

  これもグランクリュとプルミエクリュの🍇のみ使用、そしてやはりグランクリュの

 赤ワインをブレンドして奥行きのある上品な作品に仕上げているのですね。

  記念にボトルも撮影させて頂きました。英国王室ギャランティーの印があります。
 そういえば、007ジェームズ・ボンドもこのラ・グラン・ダネを愛飲していたらしい。

    


  そして、最後は真打「R.D(エール・デー)」の2008年。ボランジェの誇る長期熟成
 させた高級キュヴェです。エール・デーとは、レッサマン・デゴルジュ(最近滓引きを
 しました。)という意味だそうです。つまり、15年近く樽熟成をしていたものを出荷の
 直前で滓引きをして整えているのだそうです。ですので、出荷後すぐに飲み頃を迎え、
 さらにその後も長く保存もできるシャンパーニュなのです。
  オッサンは昔(20年ほど前)、パリで約2万円くらいで購入したことがありますが、
 既に妻と一緒に飲んでしまいました。一度だけの体験ですが、すごいシャンパーニュで
 あることは知っています。今回は世紀の偉大なヴィンテージ2008年ということで楽しみ
 です。さぁ、エール・デーのグラスが到着しました。オッサン、コーフンしています。

    

  うわ、なんじゃこりゃあ⤴︎  ものすごい香りとイースティな口当たり、深い深い! 

 引き摺り込まれるような感覚です。熟成した高級なブルゴーニュ白ワインのような

 味わいです。予想通りと言えなくもないですが、これはやはり頭抜けている。

 お店の方に「R.D」はいかがですか?と訊かれたオッサン「もう言葉が出ないです。」

 と答えてしまいました。(全然答えになってないやん。by妻)

 

  解説によりますと、R.Dが世に出たのは1967年、妻の生誕年です。そうか、妻と

 同い年なんですね。しかしこのシャンパーニュも優れ年しか発売されません。最新が

 この2008年ですが、その前は2007,2004,2002,2000にリリースされています。

 そしてこの2008年は、なんとデゴルジュ(澱引き)した日がラベルに記されていま

 した。2023年10月25日、妻とオッサンの結婚記念日でした。

  素晴らしいシャンパーニュなうえに、記念になりそうな気がして、ちらっと価格を

 見たオッサン、ガックリと肩を落としました。税込68,000円・・・もぅ無理。😔


  ま、いろいろ試飲させて頂き、楽しかったです。買わなくてもこれで満足です。

(か〜なり無理してるな、痩せ我慢やな。by妻)


  さて、今日も大相撲の録画をセットしてからお出かけです。😀