NHK音楽祭と、今月のワイン(2024年12月)・・・
一昨日から少し体調を崩していましたが、昨夜から12時間寝て少し回復しました。
こんなに寝たのは久しぶりですが、それだけ疲れがたまっていたのかもしれません。
今日は外出予定を取りやめ(東京ドームで行われているテーブルウェアフェスティバルに
行く予定だった)、駅前スーパーへの買い物だけして、家で大人しくしていました。まだ
喉が少し痛くて鼻水も出ますので、油断しないでしっかり治さないと・・・
昨日記事にするつもりでしたが、木曜日にNHKホールでNHK音楽祭のコンサートに参り
ました。先日ミューザ川崎でも聴きましたサイモン・ラトルさん指揮バイエルン放送交響
楽団のコンサートです。(またかいな・・・金の使いすぎちゃうか・・・by妻)
はい、こんな写真も・・・(アホ)
NHKホールには、国営放送のマスコットのドーモ君がいました。モーツァルトのような
かつらをかぶっていました。いや、ハイドンかな・・・
この日の演目は、英国人現代作曲家の小曲(なんだかよくわからなかった)と、大曲
マーラーの交響曲第7番「夜の歌」です。マーラーの7番は演奏機会があまり多くない
ので、この機会を逃がすまいと思いまして・・・
座席はC席で3階席の前方ですが、先日のミューザ川崎のS席とほぼ変わらないです。
やはりあれがS席というのはボッタくりだな・・・
マーラーの7番は、ちょっと掴みどころのない、落ち着かない感じの曲です。5楽章
もあり、演奏には70分以上かかります。「夜の歌」というネーミングは、第二楽章~第
四楽章までのイメージから取られたようです。第一楽章の冒頭部分も、不安げな雰囲気
で夜という感じがしないでもないな・・・第二楽章は緩徐楽章、第三楽章はスケルツォ
というように古典的な交響曲の形態をしてはいますが、第四楽章でふたたび緩徐楽章の
セレナーデ風の曲となり、最終楽章は執拗に同じテーマを繰り返しつつフィナーレへと
向かいます。内容的には全く古典的ではなく、激しく転調を繰り返し、テンポやリズム
も変わるなど、かなり落ち着きのない気紛れな感じの曲です。カウベルや鐘、銅鑼など
のあまり使われない打楽器や、マンドリンも(第四楽章のセレナーデで)登場するなど
面白いのですが、曲想がコロコロ変わるので、途中で集中力が切れそうになります。
そこがマーラーの難しいところですね。もちろん、演奏は素晴らしい出来でした。
終演後は写真撮影がOKでしたので、ラトルさんとオーケストラの写真を撮りまくり
ました。この日の演奏はNHKが録画していて、来年2月にテレビ放送されるそうです。
ラトルさんは今回も、オーケストラ団員の間に分け入っていき、奏者をねぎらいます。
こういう指揮者は、楽団員の皆さんからも慕われるでしょうね。
そして、オケのメンバーが退場した後にも、ラトルさんがステージに現れます。
やはり観客(聴衆)はオッチャン比率が高い・・・
夜9時前には終演。帰宅を急ぎますが、この日に風邪をひいたのかもしれない・・・
さて、今日で11月もおわり、明日から12月ですね・・・ということで・・・
今年最後の、今月のワインです。😆(1日フライングやろ。by妻)
暴騰するブルゴーニュワインはもう手が出ず、堅実な価格のワインをそろえました。
一番左はブルゴーニュ地区の南にあるマコンのワイン。ブルゴーニュの白ワイン同様
シャルドネで造られますが、値段は格安。品質は遠く及ばないといわれるものの、この
ヴェルジェのようなしっかりした生産者のワインはそこそこお買い得です。年号は2020
年のマコン・ヴィラージュで、価格は税込約2,500円。
その隣から4本はイタリアものです。まずは著名なソアーヴェ・クラッシコの2022年。
イナマさんという秀逸な生産者の優れた白ワインで、税込2,200円。その隣は中部ウンブ
リア州の丘の上の街オルヴィエートの白。クラッシコなので、古くからある伝統的地区
のブドウから生産されるものでしょう。2022年ものですが、価格はなんと税込1,815円。
その次は北イタリア・ピエモンテ州を代表する赤、バルバレスコの2015年です。よく
見かけるテッレ・デル・バローロという堅実な生産者(協同組合か?)のものですが、
驚くことに価格は税込3.762円。バルバレスコのバックヴィンテージがこの値段とは信じ
難いのですが、いかに良心的な価格設定をしているかがよくわかります。
その隣は中部トスカーナ地方の名門ワイナリーが造る、キャンティ・クラッシコです。
最近できた「グラン・セレツィオーネ」という格上のランクを名乗り、さらに生産者の
名前を冠したカステッロ・ディ・フォンテルートリという銘柄の2019年です。やや高級
なワインなので、瓶が頑丈で重いです。しかし価格は特売で半額、税込3,773円でゲット
できました。これは少し寝かせてからの方がいいと思われます。
最後はスペインの赤。北部の銘醸地リオハでも著名な生産者マルケス・デ・リスカル
さんの2018年、価格は税込3,300円。値上がりしましたが、まだリーズナブルな価格。
そして早速マコン・ヴィラージュと「ぶりしゃぶ」です。ついでに、今シーズン初の
生牡蠣と九州物産展で買った「いかしゅうまい」も一緒に。😆
お鍋の季節になりました。今年も残り1ケ月。もうひと頑張りですね。
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