2024年GW:スペイン・フランスの旅 ㊶ フレンチ・バスクの中心都市バイヨンヌへ・・・
迂闊にも風邪をひいてしまい、静養を余儀なくされた週末です。今日は午前中のうち
に車でたまプラーザ東急まで買い物に出かけ、ワイシャツと長袖下着などを購入しまし
た。最近出勤日が増えたのでワイシャツが不足がちになりましたので・・・
さて、GWの旅の続きです。
スペインのサン=セバスチャンからバスク鉄道に乗って国境を越えてフランスのアン
ダイエまで来ました。ここでフランス国鉄のローカル列車に乗り換えてフレンチバスク
の中心地バイヨンヌに向かうのですが・・・
アンダイエ始発のトゥールーズ行きの電車に乗ります。発車10分前、ガラガラの車内
で撮影をしていたら、乗車口から制服を着た男女2人組がドカドカと乗り込み、車内を
見渡した後、オッサンを見つけてツカツカと歩み寄ってきました。え?国境警備の方で
しょうか?(オッサンが何か悪さをしたんちゃうか?by妻) どうする?オッサン。
オジさんとオバさんのコンビで、制服を着てはいますが軍人ではないようです。二人
は険しい顔をしてオッサンを凝視した後、オバさんが懐から、やおら何かを取り出しま
した。 あ!😳 ・・・それはオッサンのクレジットカード(楽天カード)でした。
T.G.Vのチケットを買おうとして失敗した後、挿入したカードを抜き取るのを忘れて
いたようです。(アホめ。ちゃんと確かめんかい!by妻) オバさんが「パスポートを
見せて!」と言うので素直に差し出すと、本人確認ができたようで、ようやく優しそう
な顔になりました。「よかったわね。券売機に挿したままだったのよ。」とオバさんは
ニッコリ微笑みました。その瞬間、オバさんが聖母マリア様のように見えました。😆
フランス・スペイン国境の田舎町の駅で、こんなうっかりミスをしていたオッサン。
この親切な方々(たぶんフランス国鉄に勤務されていると思われます)が見つけて届け
てくれなかったら、カード紛失でその後が大変でした。わざわざ列車の中まで探しに来
てくれたのですから、本当に親切です。有難うございます、助かりました。
いい人に見つけて頂いたからよかったものの、変な人に見つかって悪用されていたかも
しれないと思うとぞっとします。これからは気を付けないと・・・
さて、そんなハプニングをものともせず?、列車は定刻にアンダイエを出発しました。
南西フランスの中心都市トゥールーズまで行くインターシティ(都市間急行)列車です。
オッサンは、途中のバイヨンヌというフレンチ・バスクの中心都市まで向かいます。
2024年5月1日 アンダイエ駅を出発
モダンな車内はフランスの列車らしくお洒落ですが、この日はメーデーの祭日でしたの
でガラガラでした。向かい合わせの席の真ん中に折り畳み式のテーブルがありました。
列車は小雨の降る中をフレンチ・バスクの海岸に沿って、サン=ジャン・ド・リュズ、
ビアリッツという有名なリゾート地を通っていきます。
2024年5月1日 サン=ジャン ド リュズ駅を出発
この辺で途中下車してリゾート気分を満喫するのもいいのですが、時間に余裕のない
オッサンは先を急ぎます。雨だしね・・・
2024年5月1日 ビアリッツへ
なんだか「世界の車窓から」みたいになってきました・・・
2024年5月1日 ビアリッツ駅に到着
ヨーロッパの列車は、座席の向きが固定であることが多く、回転できません。車両の
半分の席は逆向きです・・・ヨーロッパ人はあんまり気にしないみたいです。
40分程で、もう目的地のバイヨンヌに到着します。駅に到着する前にアドゥール川と
いう大きな川を渡ります。降りしきる雨で、川の水量が増えているようです。
2024年5月1日 まもなくバイヨンヌに到着
バイヨンヌの駅には11時前に到着。しかし荷物預けを探しますが見当たりません。
駅員さんに訊くと、「そんなものは無い」とにべもない返事。ヨーロッパでは相当大き
な駅でないと荷物預けやコインロッカーがないみたいです。観光客に優しくないですね。
この雨の中ですので、バイヨンヌの旧市街に行こうかどうしようか迷いました。しか
もこの日はメーデー、観光名所もお店も全てクローズしているはず・・・
でもここまで来て何も見ないで終わるのは残念です。オッサンは大きなスーツケース
をゴロゴロ転がしながら旧市街へと向かいました。徒歩で10分程ということで近いです。
駅からすぐアドゥール川の橋を渡り、さらに支流ニーヴ川を渡るとグラン・バイヨンヌ
と呼ばれる旧市街に入ります。なかなかシックな町並です。
雨はしとしとと降り続きますし、お店もほとんど開いていない・・・と思っていたら
お菓子屋さんや食料品店、小さなスーパーのようなお店は開いていました。後で、少し
覗いてみようか・・・「ラ・メゾン・デュ・ガトー・バスク」と書いてありますので、
バスクのお菓子を売っているお店のようです。
アドゥール川を渡ってプチ・バイヨンヌという三角州のエリアにやってきました。
ここからさらに小さなニーヴ川を渡るとグラン・バイヨンヌ(旧市街)です。
いよいよ旧市街です。道は狭いですが、掃除が行き届いているようで綺麗です。石畳
だとスーツケースを引き摺るのが大変ですが、舗装された道なので安心です。
建物もちょっとお洒落な感じが漂います。さすがはフランス・・・
傘を差してスーツケースをゴロゴロ転がしながら、旧市街の街路を歩きました。先に
見える大聖堂までは坂道になっているので、ちょっとキツイ・・・
2024年5月1日 バイヨンヌ旧市街①
あ、バイヨンヌの名物を売っているお店が空いています。これを狙っていたんです。
有名なジャンボン・ド・バイヨンヌ(バイヨンヌの生ハム)を売っています!
開いてて良かったぁ・・・(それは違う店のCMやろ。しかも古い。by妻)
ということで、詳しくは次回です。(なんや、ケチ!by妻)
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