2024年GW:スペイン・フランスの旅 ㊺ ボルドー サン・タンドレ大聖堂を見学し、ガロンヌ川まで散歩・・・
今日もボルドーです。😆(だから、いつの話やっちゅうの!by妻)
メーデーの祭日で開いているのは鉄道駅と一部の飲食店、ホテルくらいですが、観光
名所ではやはり教会は開いていることが多いです。ボルドーのサン・タンドレ大聖堂も
夕方遅くまで開いていました。フランスもカトリックの国なので特に地方では信者の方
も多いのでしょうが、やはり著名な教会は観光客の方が多いです。ここも然り、です。
とにかくデカいです。人間の大きさと比べると、ものすごく巨大なことがわかります。
北側の「王の門」と呼ばれる入口から入ります。この門の彫刻は1250年に作られたもの
らしく南フランスのゴシック様式の代表作だそうです。「最後の審判」を題材にしてい
るそうですが、ゴシックの彫刻って精密ですがゴチャゴチャしていてなんだか詰め込み
過ぎっていう感じです。確かに中世の芸術としては素晴らしいですけれどね。
扉の真ん中にも彫刻の柱があるのが少し変わっていて、楽しい感じがします。
入口に大聖堂の平面図がありましたが、細長くてとても広いです。後陣部分は後から
付け加えられたのかな? 内部を一回りするだけでも結構時間がかかりそうです。
主祭壇エリアは豪華で荘厳な感じです。パイプオルガンも巨大ですね。ここでミサを
見学したら感動するだろうな・・・
動画を撮影していると、だだっ広い空間の感覚も少しわかりますね。
ボルドー サン=タンドレ大聖堂 2024年5月1日
バラ窓も美しかったのですが、撮影に失敗・・・(ドジめ。by妻)
後陣にいくつか設置されている礼拝堂にはステンドグラスからの光が差し込んでいて
ちょっと神々しい雰囲気がします。
最後に後陣の回廊を一回りしてきました・・・
2024年5月1日 ボルドー サン=タンドレ大聖堂
かつてはフランス国王の結婚式が行われるなど華やかな歴史がある大聖堂なのですが、
フランス革命の混乱とその後に起きた火災のために内部の貴重な収蔵品はかなり失われ
てしまったそうです・・・うーむ、それは残念。建物はデカくて頑丈過ぎて壊れること
なく存続しているのは有難いですが。
大聖堂の建物のすぐ脇にあるのがペイ・ベルラン塔。北フランスのゴシック式の教会
(アミアン大聖堂や、パリのノートル・ダム大聖堂等)では、塔はたいてい教会の建物
にくっついていますが、ここでは敷地内とはいえ離れた場所にあります。そうか、そう
言われてみれば確かにユニークだよな・・・
動画ですと大きさが良く分かります。
2024年5月1日 ボルドー サン=タンドレ大聖堂とペイ・ベルラン塔
さて、本当はこの近くにある停留所から路面電車に乗りたかったのですが、メーデー
の日は一日運休でした。仕方なく歩いて次の目的地を目指します。時刻は午後5時半。
あ、停留所の名前はオテル・ド・ヴィル(市庁舎)か。そうか、大聖堂の近くには
ボルドー市庁舎があったのですね。(気づいとらんかったんかい! by妻)
雨の石畳の通りには、路面電車の線路が敷かれています。祝日なのでフランス国旗が
掲揚されている建物がありました。こういう何気ないところもイイ感じですね。
大聖堂前から来た道を戻り、サント・カトリーヌ大通りを横切ってさらに先に進むと
ボルドー市内を流れる大河ガロンヌ川に出ます。
かなり川幅が広いです。そして降り続く雨のためか濁っていて水量が多いです。
落っこちたら大変ですね。(気ぃつけや。ボンヤリ歩いとったらあかんで。by妻)
このガロンヌ川は、ボルドーの街のさらに下流でドルドーニュ川と合流し、ジロンド
川となります。そうです、ジロンド川になってからさらに少し下るとボルドー赤ワイン
の名産地オー・メドック(メドック上部)地区に至ります。ボルドーの著名なシャトー
はほぼすべてここにあり、実はボルドー市街からはかなり離れているのです。従って、
シャトー巡りにはかなりの時間的余裕が必要となります。(伏線やな。by妻)
ヨーロッパの川は日本の川と違って長い距離をゆったりと流れますので、川岸は自然
のままというところが多いです。さすがに街中に入ると堤防がありますが・・・
長い橋を渡ってボルドー市街の対岸まで歩いてみました。やはりかなりの川幅です。
パリのセーヌ川よりは広いですが、ケルンのライン川やウィーン郊外のドナウ川ほど
ではないかな。それでも河口からは70km以上の地点ですからね・・・
対岸のボルドー市街地の建物が見えます。これは造幣局かな?
左右対称の大きな建物ですので、昔は宮殿みたいなものだったのでしょう。
動画も少々撮影していました。雨の中、よく歩いたな~
2024年5月1日 ガロンヌ川
2024年5月1日 ガロンヌ川の対岸からボルドー市街地を望む
しかし雨がいっこうに収まらず、少し寒くなってきましたので再び橋を渡って市街地
に戻ります。時刻は午後6時過ぎですので、まだもう少し時間がありますが・・・
次回に続きます。(やっぱりな。by妻)
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