Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

2024年2月:真冬の山口の旅 番外編:お土産です・・・

  ここ数日はあんなに暖かかったのに、一転して今日は真冬の寒さに逆戻りの関東地方
 南部。本社(ちょっと遠い)に出社し、その後で外出となりましたので、外を歩く時間
 がいつもより長かったのですが、朝よりも昼の方が気温が低くなって、みぞれ交じりの
 冷たい雨が降り続きました。ウキウキ気分がいっぺんに吹き飛んでしまいますね・・・


  ということで、今日の記事も冬に逆戻り。先月の山口の旅で購入したお土産編です。
  そういえば、初日に訪れた防府の毛利邸庭園は雪景色だったよなぁ・・・

  毛利邸の中から障子越しに庭園が見えました。ガラス窓が嵌められていました。

  雪を踏みしめて広い庭園を見て回っていたのは、オッサンの他には一人だけ・・・

  明治維新後、長州藩主の毛利氏がここに移り住んだのだそうです。もう時代は変わり、
 お役御免で隠居生活だったのかな・・・


  おっとお土産の話をするんだった・・・
  まずは空港のある宇部市の代表的銘菓「利休饅頭」です。

    

  利休とは、あの茶道家の千利休のことですが、宇部にゆかりがあったのかな?
  しかしこの饅頭、かなり小さくてチロルチョコみたい。500円でもたくさん入って
 いますので、職場のお土産にはコスパがイイと思います。黒餡と白餡のセットです。
 (オッサンも職場に買っていったよな・・・by妻)


  続いては、県都・山口市と、県最大の下関市のお菓子です。と言いましても、下関を
 代表する銘菓「阿わ雪」はお土産物屋では売っておらず購入できませんでした、残念。
 そのかわり、大きなどら焼きを購入。「巌流島の決闘」にあやかったものですが白餡が
 「巌流焼」と言う名称、黒餡は「おそいぞ武蔵」と言う名称。宮本武蔵と佐々木小次郎
 の対決は武蔵の勝利で終わり、小次郎は討ち取られてしまったのですけれど、わざと?
 遅刻して小次郎を苛立たせたとしたら、武蔵は頭脳派ですね。


  山口の銘菓は新旧2つ。新しいのは「月で拾った卵」という洋風のお菓子です。左下
 にあるのがスタンダードなカスタード。最近はいろいろな味のバリエーションがあるよ
 うで、オッサンはイチゴと夏みかん(萩の名産)も購入してしまいました。
  そして古くからある著名なお菓子は「ういろう」です。オッサンは老舗の御堀堂さん
 の本店まで行き、白外郎(小豆)を購入しました。上質なお米と小豆、そして蕨を使う
 のですが、保存料を使わず日持ちがしないため、地元でしか売られていないようです。 

  「白外郎」とありますが、中身は小豆なので黒っぽい色です。黒外郎は黒糖を混ぜて
 いますので真っ黒みたいです。オッサンは白外郎しか購入しませんでしたが、白・黒・
 抹茶の3種類があるそうです。昔から、この製品だけを作り続けているのですね。
  はい、上品な味わいで実に美味しいです。ほぼ山口県内でしか売られていないらしい
 のが残念です。真空パックのものも最近は出ているようですが・・・

        

  そして山口県ではありませんが、山口から山口線で1時間ほどの距離にある島根県の
 城下町・津和野の銘菓「源氏巻」が山口市内でも売られていたので買いました。
  下の写真の一番右のお菓子です。中に餡子が入ってていますが、これも上品な味わい。
 なんでも「忠臣蔵」ゆかりのものだそうです。実は赤穂の浅野内匠頭と同様に、津和野
 の殿様もあの吉良上野介に江戸城内で侮辱され、怒り心頭に発していたところ、配下の
 家老が気を利かせて吉良上野介に金子(わいろ)を贈って事なきを得たというエピソー
 ドから生まれたのだそうです。その金子を包んだ巻物に因んだお菓子なんだそうです。
 そうか、吉良上野介って手あたり次第に酷いことをしていたとは、相当なワルだったん
 だな・・・それにしても家臣の機転で大事件を起こすことなく津和野藩は存続、それに
 比べて真面目な赤穂の殿様の運命は・・・やはり世の中、金次第なんでしょうか・・・ 

  おっと脱線してしまいました・・・
  そういえば山口も雪が降って寒かったよな~ 国宝の瑠璃光寺五重塔は修復中のため
 美しいお姿を拝見できませんでした。寒々とした光景でした。

  瑠璃光寺の本堂はかなり雪に覆われていました。

  湯田温泉の松田屋旅館に宿泊しました。ここは歴史の舞台にもなった老舗旅館です。
 庭園に面した本館ではなく別館でしたが・・・シーズンオフのためか、おひとり様でも
 予約ができました。とても風情がありました。メインの露天風呂が工事中だったことが
 残念でした・・・


  湯田温泉の後は下関へ。下関の唐戸市場では海産物を買い込みました。😆
  市場のオッチャンにうまく試食させられて、強引に買わされました・・・

  左上は、宇部の名産の小エビの干物です。いろいろな料理に使える「だし」みたい。
 雑炊やラーメンに入れても良いみたいです。そのほか、とらふぐの雑炊スープ、ちくわ、
 ふぐ(マフグかシロサバフグ)の蒲鉾や練り製品を買いました。やはり安かった。


  ついでに帰りの山口宇部空港では、マフグのアヒージョも買いました。


  最後はやはりお酒ですよ~😆 (やっぱりな。by妻)

  左から、岩国の銘酒:雁木(がんぎ)の「貴」という銘柄。旅館の飲み比べでも頂き
 ました。その隣は萩のお酒、お次は山口のお酒(郷土の俳人 種田山頭火の名を冠してい
 ます)、右端は小野田のお酒。おサルさんの顔が楽しくて買ってしまいました。
 (そういやオッサンに似とるよな・・・by妻)
  300mlの小瓶ですので、食事と一緒におひとり様でも軽く飲めてしまいます。ワイン
 と比べると割安です。安いものは500~600円、高くても小瓶なら1,500円程度です。
 高級な銘柄は大きなサイズしかないものもありますが、小瓶だとたくさん試すことがで
 きますので飲み比べが楽しいですね。


  さて、この寒さは水曜日いっぱいまで続くようです。寒気を含んだ南岸低気圧が立ち
 去ってくれれば、今度こそ本当に春が訪れると思われますが・・・