Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

 大相撲11月場所14日目 ~両国国技館~

   3連休の初日の今日は、大相撲11月場所の14日目の土俵を見に、両国国技館
  まで行ってきました。本来なら九州場所なのですが、今年に限っては東京開催です。
  7月場所にも行きましたが、あの頃は土俵近くの砂被りは発売せず、マス席も一人
  席のみ(4人用のところを定員1名で販売)でしたが、今回は砂被りも1列ほどは
  発売し、マス席も4人用、2人用、1人用が発売されました。従ってかなりの観客が
  入ることになります。このところ感染者が急増しているので、注意して観戦します。


   午後2時に両国駅に着きました。改札を出ると、歴代の名横綱の優勝記念パネルが
  展示されています。これは ↓ 千代の富士です。ウルフの異名を取り、精悍なイケメン
  で大人気でしたが、早くに亡くなりましたね・・・

    

  両国駅を出てすぐ横が国技館です。こんな看板が出ていました。

  
  二回目なので、戸惑うこともなくすんなり館内に入りました。今日は安い席しか入手
 できず、1人用マス席ですがかなり後ろの方で、二階席が上に張り出していました。
 4人用のマス席を独り占めしたわけではなく、三角コーナーのような端っこの、元々が
 1人分のスペースしかないマス席でした。ちょっとがっかり・・・ 
 でも正面なので、力士の表情や取組の様子もよく見えました(前回は向正面だったので
 行事が邪魔(失礼)でした)。今日の席からは、こんな ↓ 感じでした。

    

  今場所は横綱不在。2場所連続で誕生した新大関二人も休場。大関の貴景勝一人が
 責任を果たしています。横綱土俵入りもなく寂しいですが、その分誰が優勝するのか
 わからないくらいの戦国場所になっていました。しかし14日目になると、既に幕内
 優勝争いは3人に絞られています。1敗の大関貴景勝を、2敗の小結照ノ富士(怪我
 で大関を陥落したが復活してきました)と幕尻の志摩ノ海が追いかける展開です。
 今日は2敗同士の取り組みが組まれているので、優勝が決まるのは千秋楽になります。
 (相撲協会もさすがに考えていますね・・・当たり前か)


  さて、到着した頃には十両の取り組みが始まりました。それが終わると、幕内力士
 が西方、東方それぞれ土俵に勢揃いして顔見世?を行います。

 東方力士の皆さんです。後援会の方が準備するのか、化粧マワシが個性的で面白いです。
しんがりを務めるのは大関貴景勝、その前は小結照ノ富士・・・

 休憩中に売店でお土産を買いました。相撲カレンダーと、塩味のチャンコ鍋(具は自分
で買わなければいけません。スープと〆のラーメンだけが入っていました。)と、そして 
国技館名物の焼き鳥です。つくねと焼き鳥。塩+山椒と、タレが味付けで入っています。

     

  前回よりも売店の品物が充実しています。ひよちゃんアイス最中なんてのもありま
 した。バニラ味を購入。顔が笑えます。(何しに来とんじゃ、オッサン。by妻)
  


  さぁ、中入り後の幕内の取り組みが始まります。観客も7割くらいの入りなので前回
 よりも盛り上がります。時間いっぱいの仕切りの時の拍手や、勝負がついた時の歓声も
 だいぶいつもの時に近づいてきました。でも皆さんマスク着用。大声での応援やハイタ
 ッチは禁止です。
  前半戦の注目は、小兵力士同士の炎鵬(えんほう)と照強(てるつよし)戦です。
 照強関の豪快な「塩まき」に場内がどよめきます。ちょっとやりすぎでは?・・・


  栃ノ心(グルジア出身)関と魁聖(ブラジル)関の外国人対決も面白かった。元大関
 で優勝経験もある栃ノ心が力相撲の末、勝ちました。勝ち越し決定。
 


  中入り後半戦は、まず人気者の遠藤関と輝(かがやき)関の対戦。遠藤関のスポンサーの永谷園等
 から懸賞金がたくさんかかりました。遠藤関の四股は凄いですね、勝って7勝7敗。

  さらに、最近人気が出てきた翔猿(とびざる)関。残念ながら負け越していますが、
 今日は元気な相撲で勝ちました。背中を向けているのが翔猿関、6勝8敗。


  そして優勝を左右する一番。11勝2敗同士の対戦、小結・照ノ富士Vs幕尻の志摩の
 海戦。当然、懸賞金もかかりますね。白熱した取り組みは、番付通り照ノ富士の勝ち。
 照ノ富士が12勝2敗で、千秋楽の大関貴景勝との直接対決に望みをつなぎました。

  そして結びの一番。横綱大関5人のうちただ一人土俵を守る貴景勝関。実力者の関脇
 御嶽海関との対決です。でも、なんだかロボコップみたいな後ろ姿。

 

  
  結果は、御嶽海関を一蹴して13勝1敗、単独トップを守ります。

 

 

  今回も番狂わせはなく、ほぼ順当。(本当は座布団が舞うような番狂わせを見たい)
  違った側面では、珍しい決まり手が多いのと、「待った」が多かったこと。しっかり
 手をついてから立つべきところを、チョンと付いただけで立つ力士が多いからアカン。
 「待った」問題は改善が望まれますな。


   はい、今回も妻の写真とアムル君、位牌も持参して、妻にも見せてあげました。


  外へ出ると、もう日が落ちて真っ暗。打ち出し(終了を告げる)の太鼓が、櫓の上で
 鳴り響いていました。今日もなかなか面白く、十分満足できました。来場所は横綱大関
 が勢ぞろいし、さらに質の高い取り組みを見せてほしいものです。