Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

2024年GW:スペイン・フランスの旅(70)ポンピドゥー・センター(国立近代美術館)~その1~

  相変わらず世界中の株式市場や為替相場の混乱が続き、げんなりですね。こんな状況

 ではまともなビジネスが成り立ちませんよね。今は海外旅行に行くのもリスキーかも。

 

  そして週末にオッサンを憤慨させたNEXCO中日本のETC障害、ようやく社長が出て

 来て謝罪と釈明の会見があったようです。いわく「このような事態を想定しておらず、

 マニュアルがなかった。」「当初は何が起こっているのか分からず、対応が遅れた」と

 あっさりと自社の非を認めていました。まぁどんな言い訳をしても、既に実態がバレて

 いますから、ごまかし切れないと思ったのでしょうね。それにしても、まさかとは思い

 ましたが、「深夜0時半にETC不具合が発生しているのに、それによってどんなことが
 起こるのかを想定できなかった」ということのようです。何も準備できていないうえに、

 危機管理の意識も欠如していたとは、実に酷い会社です。まともな対策を早急に整えて

 実行してもらわないと、安心して高速道路を利用できませんね。(そうそう「迷惑かけ

 てごめんだけど、利用料金は払ってね」という傲慢不遜な姿勢は変わらずでした。もう

 呆れて思わず笑いました。)


  さて、気の滅入る話はやめて旅行記事の続きです。

  この旅行での最後の観光スポット、パリのポンピドゥーセンターの中にある国立近代

 美術館の見学に参ります。シースルー・エスカレーターで最上階の6階(日本式の7階)

 まで参りました。思ったよりも高い場所です。

  なんとここからはパリ市街地が一望できました。


  北の方角には小高い丘が見え、その頂上には白い建物がありました。これはどうやら

 モンマルトルの丘、サクレ・クール寺院のようです。芸術の都パリを代表するエリアで

 すね。後に世界的な芸術家となった画家たちが集い、生活の場としていただけでなく、

 シャンソニエやキャバレーなどの娯楽施設も集まっていました。古き良きパリの面影を

 今も残しているのかもしれません。

  それにしてもさすがは大都会パリ。びっしりと建物が隙間なく埋め尽くしています。

 

  西の方角には新都市デファンスの高層建築も見えました。中央に見えるのはヴァンド

 ーム広場の円柱かな? とするとその手前に見える大きな建築はパレ・ロワイヤルか。

  南側にはモンパルナスタワー、ルーヴル宮殿(今は美術館)、そしてコンシェルジュ

 リーの塔が見えます。これはちょっとしたパリのパノラマだなぁ。


  動画も撮影していましたので少しご紹介します。

 

 2024年5月4日 ポンピドゥセンターからパリ市街地を望む①

    

    オペラ座(パレ・ガルニエ)やエトワール凱旋門は建物の高さがそれほどではないの

 で判別できませんでしたが、エッフェル塔は見えました。

 

 2024年5月4日 ポンピドゥセンターからパリ市街地を望む②


  このような眺望が楽しめるとは思っていませんでしたので、得をした気分です♪ 😀

  とはいえこれは単なるオマケです。目的はこの最上階フロアとその下のフロアにある

 パリ国立近代美術館です。最上階の企画展コーナーから見学してまいります。

  お、この時はルーマニア出身の現代彫刻家ブランクーシさんの企画展が開催中でした。

  チケットは既にインターネットで購入済ですので、すんなり入館できました。 

  ルーヴル美術館やオルセー美術館のように長蛇の列に並ぶことはないので有難いです。

 現代美術が好きな方もそれなりに多いと思いますが、現代美術は観光客全ての興味を

 惹くものではないのかもしれず、混雑度は比較的低いようです。

  あ、ブランクーシさんの典型的な作品、「黄金の頭部」があるみたいですね。 

  オッサンはあまり現代彫刻には詳しくはないのですが、ブランクーシさんは多少知っ

 ておりました。さっそく見学、ちゃう鑑賞してまいります。

  お、いきなりよくわからない彫刻作品がお出迎えしてくれました。何だろ、コレ?

   

  そして、ありました。「黄金の頭部」。なんだか仏教(それも南方系の小乗仏教)の 

 彫刻みたいな感じで、キンキラキンです。光が反射してしまって見づらくてすみません。

    

   うーむ、どうしてこん な作品を創る気になったんでしょうか?

  (そらブランクーシさんに訊かな、わからへんがな。by妻)


   美術にあまり興味のない方には、これからしばらくは面白くないかもしれませんが

  パリ国立近代美術館編は、このあとも長く続くと思われます。

   悪しからずご了承くださいませ。(つぅか、スルーして頂いたほうがえぇな。by妻)