★動画を追加して更新 2024年GW:スペイン・フランスの旅(72)ポンピドゥー・センター(国立近代美術館)~その3~
立て続けにパリの国立近代美術館の記事です。絵画に興味のない方にはスミマセン。
単なる自己満足ですが、記録のために書いております。
さて、いよいよ前半のハイライト。フォービズムの巨匠でありフランス近代絵画史の
1ページを飾る大物、アンリ・マティスさんの登場です。
室内と、窓から見える外の景色を同時に描くスタイルはマティスさんならではです。
遠近感を半ば無視したような構図と、単純化された対象物、強烈な色彩に惹かれます。
さらにその特徴が際立ってきますと、こんな感じですね。誰でも描けそうな感じの、
ちょっといい加減な絵に見えますが、誰にも真似できない絵なんだと思います。
あ、なんだか「くノ一」忍者みたいな女性の肖像画ですね。ここまで来るとちょっと
キュビスムの影響が感じられます。あ、昔に行った伊賀上野の忍者屋敷で中を案内して
くれた「くノ一」の扮装をしたお姉さんみたいだな・・・
おお、この椅子に座る平板な女性像もマティスさんの絵っぽいですね。黒猫🐈⬛
を膝に置く女性の指が捻じ曲がっているんですけど・・・
マティスさんの絵はたくさんありましたが、最も有名な絵は入口付近の大きな通路の
壁に掛けられていました。時間がなくて全部の部屋を見て回れない人でも見落とすこと
がないように、という配慮なのかな?
はい、「白いブラウスを着たルーマニアの女」という作品です。思わずこのイカリ肩
は何?と突っ込まずにはいられませんが、とてもインパクトが強い絵ですね。白いブラ
ウスと青いスカート、そして強烈な背景のエンジ色のコントラストが強烈な印象を与え
ますね。この絵にはやはり多くの人が見入っていました。
マテイスさんの作品を撮影した動画が少し残っていましたので、追加しました。
そうそう、パンダ君と妻の写真とアムル君(小グマの縫いぐるみ)の入ったリュック
をコインロッカーに預けなければいけませんでしたので、記念撮影ができませんでした。
残念でしたが、ルールを守らないといけませんからね。(そらそうよ。by妻)
マティスの絵を鑑賞した後は、小部屋の中に展示されていたジョルジュ・ルオーさん
の作品です。青を基調にした、ステンドグラスを思わせるような構図と配色なのですが、
なんだか悲し気な雰囲気のする絵を描いた画家です。
なんともいえない、独特の画風ですね。登場人物がみんな悲しげに見えるのは気の
せいでしょうか? (思い込みやな・・・by妻)
ルオーさんの作品の動画もありました・・・
あれ?この静物画はセザンヌ様の絵では? 印象派の作品を中心としたオルセーに
あってもいいのですが、セザンヌは近現代の画家たちに影響を与えたということなので
ここ国立近代美術館にも一部の作品が展示されているようです。
そういえばマドリードのティッセン・ボルネミッサ美術館でも、近代美術画家の作品
が展示されている部屋の壁にセザンヌの描いた人物像が展示されていて、あたかもその
部屋にある近代美術の作品を眺めているみたいな感じになっていたのを思い出しました。
上の写真の右手の壁に架かっているのがセザンヌの作品でした。
さて、ここまではセザンヌ様に代表される後期印象派の影響を受けたと思われる画家
たちの作品が続きました。この後は、さらにぶっ飛んだ近代美術の作品が目白押しです。
そうだ、次のコーナーの主役であるキュビスムの画家たちにも、セザンヌの影響はある
のかもしれないですね。印象派から近代美術への橋渡しをしたという評価が、セザンヌ
を特別な位置づけにしている理由なのかもしれません・・・・
(またまた頭でっかちで、知ったかぶりぶりなことを書いとるの~ by妻)
はい、まだまだ国立近代美術館のシリーズは続きます。悪しからずご了承下さいませ。
(知らんがな。勝手にやっとき! by妻)










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