Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

2019夏:英国 ⑳コッツウォルズ地方 カースル・クームへ 

   英国旅行6日目。バースのホテルを朝8時に出発し、タクシーでバース・スパ駅に 
  向かいます。当初は、世界遺産ストーンヘンジを訪れようかと思いましたが、意外に
  時間がかかりそうでしたので断念し、最近人気の観光地コッツウォルズ地方に行く事
  にしました。しかし私はその日のうちにロンドンまで行きたかったので、バースから
  行きやすいコッツウォルズ地方南部の村、カースル・クームと、ハリポタのロケ地と
  なった修道院があるレイコック村の二か所をめぐる予定です。(ちと無謀やな、by妻)
  
   古い町並みがそのままに残る小さな村、カースル・クームはこんな ↓ ところです。
  ここも楽しみです。 


   バース・スパ駅に荷物を預けようと思いましたが、駅員に聞くと「ない」という。
  コインロッカーすらありません。え~、世界遺産都市バースのメイン駅に荷物を預け
  るところがないなんて!仕方がないのでコッツウォルズ地方南部の入口、チッペナム
  駅まで列車で向かいます。ロンドン行きの急行列車で約15分足らずで到着します。
   ところが、何とこのチッペナム駅にも荷物を預かってくれるところはありません。
  そもそも観光地でもなんでもない普通の駅でした。このままではスーツケースや荷物
  を抱えて観光しなければならなくなります。やむなく駅からタクシーで、コッツウォ
  ルズ地方行きのバスが出るバスターミナルまで行ってみることにしました。
   バスターミナルは町の中心にありましたが、平日の午前9時、閑散としていました。
  もちろん荷物預かり所どころか、バスの切符売り場すらありません。無人です。😧 


   カースル・クーム行きのバスは一日に5本のみ。しかも循環ルートを走るようです。
  周囲は普通の住宅街で、お店もなにもありません。出発まで40分ほどありましたので、
  スーツケースをゴロゴロしながら、近くの聖アンドリュース教会を観に行きました。

     

  バスターミナルに戻りバスを待ちますが、定刻を過ぎてもバスが来ません。他の所 
 に行くバスは何台も来ますが、カースル・クームを通るバスは影も形もありません。
 そのバス停に並んでいる人もいません。不安が頭をよぎります。ひょっとして今日は
 運休日なのか?出発地はここではないのか?・・ネットで出発場所や時刻表も調べて
 きたのに・・・しかも冷たい小雨が降り出して急に寒くなりました。
  もうカースル・クームに行くのは諦めて、バスの便数の多いレイコックに行こうか
 と考え始めた時、ようやく目的のバスがやってきました。そうか、循環ルートを走る
 ので、ちょっと遅れただけのようです。ホッとしました。
  しかし、このバスにスーツケースや大荷物を積み込んでも大丈夫か?バスの運転手
 さんは「問題ないよ!」とあっさりOK。乗客も結局私を入れて3人だけ。遅れている
 のですぐに出発です。チケットは運転手さんから買います。バスの運賃はとても安い。
  バスはチッペナムの駅を通り(なんだ、駅で待っていればよかった・・・)、そこ
 で東洋人観光客(日本人女性1名と、中国人らしき女性2名)が乗ってきました。
 さらに町中あちこち寄り道していきますので時間がかかります。ようやく郊外に出た
 と思ったら、途中の集落に寄っていくので遠回りしています。まぁ観光客用ではなく
 地域住民の足なので仕方ありません。バスターミナルから乗った方も途中の集落で降
 り、途中で乗ってきた方も別の集落で降りました。カースル・クームまで乗ったのは、
 私を含む東洋人観光客たちだけでした。
  しばらくするとだだっ広い草原の中をひた走り、約1時間弱で目的地に到着です。
  
  バスを降りると、想像していたよりもっと小さな村でした。300mほどのメインスト
 リートの両側に家が並んでいるだけのような感じです。しかもひっそりとしています。
  バス停は村の中心地マーケット・クロスの前です。14世紀の建造物だそうです。昔は
 共同洗濯場みたいな感じで、村の主婦たちが集まっておしゃべりしていたのかも。

  しかし、観光案内所はないようですので、やはり荷物を抱えて観光をしなければなら 
 なくなりました。まずはこのメインストリートを歩き、村はずれにある橋のたもとまで
 行きます。そこが絶好のフォトスポットらしいのです。
  雨が本降りになってきたので、傘を差してトランクを引きずりながら歩いて行きます。
 石畳ではなくて舗装道路でよかったです。ものの5分も歩かないうちに、村はずれまで
 来てしまいました。こんな ↓ 感じです。




  橋の下を流れる小川の水はきれいですが、冷たそうです。日本と違って人工の堤防
 がなく、自然に近い感じがします。

  著名な観光地のはずですが、冷たい雨の降る平日午前中のため、観光客はごく僅か。
 ただ、車に乗った観光客がしばしばこのメインストリートを通り、車の中から写真を
 撮ってそのまま通り過ぎていきます。ちょっと立ち寄る感じの観光地なのでしょうね。


  カースル・クームの町を、もう少し見て回ります。
 ・・・続きます。(もう20回を超えてるで。いつ終わるんや? by妻。)