Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

初冬の鎌倉 ➀北鎌倉の古寺めぐり ~円覚寺~

   今日の関東地方は久々に晴天で暖かくて風もなく、過ごしやすい一日となりました。
  ということで、オッサンはまたしてもフラフラと外出をしてきました。行先は鎌倉。
  紅葉が真っ盛りということで、行ってみることにしました。(英国旅行の記事がまだ
  終わっとらんで!by妻)・・・スミマセン、鎌倉と英国の記事が交互に続きます。


   家を8時過ぎに出て、電車を乗り継いで9時30分頃には北鎌倉駅に到着しました。
  15両の横須賀線通勤電車が停まるので、やたらと長いホームです。たぶんここは、
  後から出来た新しい駅ではないかな? 線路の両脇にプラットフォームがまっすぐに
  伸びていますので。出口は進行方向一か所だけなので、だいぶホームを歩きました。


   まず最初に訪れるのは、北鎌倉駅の目の前にある円覚寺(えんがくじ)です。開祖
  は鎌倉時代の弘安二年(西暦1282年)だそうです。弘安の役っていう元寇のあった頃
  ですね。時の鎌倉幕府執権の北条時宗公の時代です。お寺のしおりを見ると、やはり
  時宗公が、元との戦いで亡くなった戦没者を敵味方なく弔うために建造されたとの事。
  「敵味方なく」というのがいかにも仏教らしいですね。宗派は臨済宗です。
   さっそく境内を見学します。入口前の階段脇に、美しい紅葉が見られました。  

  境内はかなり広いようです。山に向かって一直線に、総門、山門、仏殿が並んでいま

 す。ここには舎利殿と洪鐘(おおがね)という2つの国宝があるとのことです。

  まず目につくのが、立派な木造建築の山門です。京都の南禅寺のようなスケールは
 ありませんが、それでも堂々としていて存在感があります。

  その奥にある仏殿を見た後、左手の道をさらに登って行くと妙香池に着きます。
 なかなか風情があっていいですね。紅葉が池に映えます。 


  その先に国宝「舎利殿」がありましたが、通常は非公開なので柵の外から外観写真
 だけ撮りました。お正月と行楽シーズンの数日間しか公開されていないようです。

  さらにその先には佛日庵、開基廟がありました。ここを開いた北条時宗公の墓所の
 ようです。モンゴルの侵略から日本を救った指導者ですね。ここに葬られていたとは。
 ちょっとアムル君、墓所の前では帽子を取り給え!(アホ)

  続いて「方丈」を見学します。その前に建つ「唐門」が実に素晴らしい。木彫の龍の
 装飾が施されています。

     

  方丈の中はこんな感じで仏様が祀られています。仏様の顔は写真NGです。

  方丈の裏にある庭園です。長い縁側に椅子が置かれ、ゆっくり座って眺める事ができ
 ます。なんとも風流です。今日は暖かいので、日向ぼっこが大変気持ちいいですね。

 
 そしてもう一つの国宝、「洪鐘(おおがね)」です。弁天様を祀った高台にあります。
  かなりきつい石段を登っていきますので、お年寄りには結構きついと思います。

     

  国宝をこんなところに野晒しにしていいのか?と思いますが、元あった場所で見る

 ことができるのは有難いことです。鐘を突く木の棒が既に朽ち果てていますね・・・

  円覚寺の見学だけでも1時間近くかかってしまいました。
  北鎌倉には由緒あるお寺がたくさんあります。この後、そのうちのいくつかを駆け足
 で巡ります。(駆け足ね・・・by妻)
   
  スミマセン、鎌倉編も何回か続きます。