Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

2019夏:英国 ㉔ロンドン観光名所 セント・ポール寺院

   昨年8月15日。終戦記念日にロンドンを観光しました。ヨーロッパ戦線はドイツの
  降伏が5月だったので、8月15日は特に何もありません。ちょっと後ろめたさを感じ
  つつ、一日じっくり観光名所を巡りました。
   ロンドンの観光名所もだいたい開館時間が9:30とか10:00からのところが多いので、
  やはり最初は朝から開いている教会を観に行く事にしました。朝8時にホテルを出発
  し、セント・ポール大寺院に向かいます。ここは8:30のオープンですので。
  地下鉄駅セント・ポールズを降りてしばらく歩くと、見えてきました、巨大なドーム
  が!ロンドンを代表する威風堂々たる大建築です。高さは111.3mもあります。 
  著名な建築家クリストファー・レンの設計で、1700年に完成したモニュメントです。
       大きすぎて、相当遠ざからからないと全景が写真に納まりません。これ↓で限界です。
   この辺りはロンドンの金融街シティに近いので、朝からスーツ姿のビジネスマンが
  いっぱいでした。呑気な観光客も、つられて少し身が引き締まります。

  ファサードはギリシャ・ローマ風の新古典様式。かなり凝った造りをしていますね。

  キリスト教の教会なのに、異教(古代ギリシャ・ローマ)の神殿風にしているところ
 が既に独特ですね。もはや中世ではなく近代の建築ということです。 
  教会全体のベースはバロック様式(特に内部)ですが、ドームはルネッサンス様式、
 ファサードは新古典様式を取り入れるなど、なかなか凝った建築です。


  内部に入ると巨大な空間に圧倒されます。入口から身廊部を抜けて広い中心部に出
 ます。そこから主祭壇の方を見るとこんな感じ ↓ です。

  もう少し主祭壇に近づくと、ゴージャスさが増してきます。湖水地方で買ったばかり
 のピーター君も興奮しています。(アホ) 

  ドームの下のクーポラ部分は、やや地味な感じですが、その周囲は19世紀になって
 加えられたモザイク画の装飾が彩っています。

    

  ステンドグラスは、ヨークやバースの大聖堂に比べると控えめでした。

   

 中心部のど真ん中の床にはこんな模様の装飾がありました。

  
  あのドームの回廊部分に登ってロンドン市街地を一望できるようですが、この後の
 予定が詰まっていて時間がないため、先を急ぎます。上には登りませんが下には参り
 ます。この写真 ↓ の後方にある地下の納骨堂には近代英国の英雄たち、ネルソン提督
 (トラファルガー海戦でスペイン無敵艦隊を撃破)やウェリントン公爵(ワーテルロ
 ーの戦いでナポレオンを撃破)などの墓碑・記念碑が置かれています。

     

  そうそう、素晴らしいから文句は言えませんが、ここは教会なのに20£近くの入場料
 を取られました。2,500円以上の値段ですよ。ちょっとあんまりではないかと。


  続いて、また地下鉄を乗り継いで、ロンドン屈指の見どころであるバッキンガム宮殿
 に向かいます。ここは夏の間だけ、女王やロイヤルファミリーが不在の時期に一般公開
 をしています。ネットで9:30の予約をしていましたので、セントポール大寺院を早めに
 切り上げてきたのです。
  美しい白亜の宮殿正面は、柵が巡らされて厳重な警備のためこれ以上は近づけません。
 有名な衛兵が立って警備していますね。


  一般公開の入場口は正面左手の道路沿いにあります。完全予約制ですが、団体客も

 多く、大混雑でした。チケットオフィスにはエリザベス女王の肖像写真がありました。
 ここでも24£(3,000円超)の入場料がかかります。しかし、ここに関しては全く妥当
 な価格だと思います。さすがは現役の英国王室の宮殿ですよ、見どころが満載です。 

 最近、いつもいいところで次に続きますよね・・・スミマセン。(ケチなんや。by妻)