初冬の鎌倉 ⑤北鎌倉の古寺めぐり ~建長寺~
一息ついて、いよいよ建長寺に向かいます。前にも書きましたが、鎌倉五山の中で
第一位を占める名刹です。戯れにボルドーの5大シャトーに喩えて言うと、円覚寺が
シャトー・ラトゥールならば、建長寺はシャトー・ラフィット・ロートシルトです。
(何を訳の分からんことを言っとるんじゃ!by妻)
アホな戯言はさておき・・ちなみに鎌倉五山とは、鎌倉にある臨済宗の5つの著名
な禅寺のことです。各々の位置関係は以下の航空写真を見ると良くわかります。
今回はそのうち、円覚寺、浄智寺、そしてこの建長寺の3つを見学しました。
既に入口からして堂々たる風格をしています。境内も広い。左隣に鎌倉学園の校舎が
見えるのがちょっと興醒めですが。
豪壮な木造建築の山門です。円覚寺のものよりもさらに大きい感じです。残念ながら
京都の南禅寺の山門のように上には登れませんが、威風堂々たる佇まいです。
山門をくぐって右手には、国宝の梵鐘がありました。突いたらいい音がしそう。
山門の左手には柏の古木があります。1253年の創建以来、ずっと植えられたまま、
現在まで生き延びてきたそうです。その先正面が重要文化財の仏殿です。
中に入ると本尊の地蔵菩薩さまが祀られています。15世紀室町時代の作だそうです。
お地蔵さまがこのような大きなお寺の本尊となっているのは、珍しい気がします。
仏殿(右)のすぐ後ろには法堂(はっとう)があります。ここの天井には現代日本
画家の描いた「雲龍図」が掲げられています。玉を鷲掴みに握りしめて、なかなかの
迫力です。
さらに奥には彩色豊かな唐門があり、その先に方丈と庭園があります。この写真 ↓
は、方丈に上がって縁側から唐門と法堂を眺めたものです。
江戸時代に改修された庭園は方丈の建物に沿って広く、かなり雄大な雰囲気でした。
唐門は最近修復されて、色鮮やかになったそうです。京都の西本願寺の唐門を思い
出しますね。
今回は写真が多くなってしまい、文章がほとんどないですね。まぁいいか。
(アンタの駄文は少ない方がええで。by妻)
9:30からお寺めぐりにフル回転しているうちに、もうお昼を過ぎました。北鎌倉の
お洒落なレストランで昼食にしたいと思います。時刻はもう午後1時近くです。(続く)
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