Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

初冬の鎌倉 ⑧高徳院(鎌倉大仏)を見て帰途に

  初冬の鎌倉シリーズ、たぶん今回が最終回になると思います。
  長谷寺を出て、次の目的地である高徳院までは歩いて10分もかかりません。近づくと
 だんだん土産物屋が増えてきて、「いかにも観光地」の雰囲気がしてきました。門前町
 のような感じです。 
  高徳院というと馴染みがありませんが、ここは本尊の阿弥陀如来銅像つまり鎌倉大仏
 がある場所なのです。ですからきっと大人気スポットですね。宗派は浄土宗だそうです。
  
  入口から入ってしばらく行くと、突然視界が開けて青空の下に大仏の銅像が出現しま
 す。奈良の東大寺の大仏のように屋根のある大仏殿の中に納められているのではなく、
 屋外にありますのでたいへん見栄えがします。観光用パンフレットにうってつけですね。
 鎌倉の自然のなかに佇む阿弥陀如来様、神々しい(イヤ仏仏しい?)ですね。

   

    阿弥陀如来様の立派なお姿です。

     

  この仏像(阿弥陀如来)は国宝に指定されており、なんと1252年から建造されてきた 
 ものらしいです。当初は木造だったのが(火事で?)損壊し、その後に銅像として再建
 されたようです。それにしても金属製なので屋外設置でも耐久力がいいのでしょうね。
  高さは台座を含めて13.35メートル。建立当時は金箔をされていたようです。金ぴか
 の大仏さまだったのですね。でも銅像のほうが「らしい」感じがしますけどね。
 いやぁしかし圧倒的な迫力、有無を言わせぬ存在感。参りました。


  大仏様の後ろに回り込むと、なんと大仏様の中に入ることができる入口があります。
  しかし閉所恐怖症の私は、やめておきました。
  (この面白い構図の写真はネットから借用しました。) 

     

   大仏様は素晴らしいですが、他にはあまり見所がありませんので、見学にはさほど
  時間がかからないと思います。
   時刻はもう午後4時半過ぎ、観光はこれで終了して帰途につきます。ちょっと思い
  立って出かけてきましたが、鎌倉はさすがに懐が深いですね。紅葉が美しく、個性的
  な諸寺の見学も楽しさがありました。また違う季節(6月がベストかな?)に訪問を
  したくなります。


   江ノ電の長谷駅まで徒歩で戻り、江ノ電で藤沢方面に向かいます。


 

  
  電車は鎌倉から湘南海岸を江ノ島に向かって走っていきます。海岸沿いの民家が並ぶ
 狭い空間を縫うようにして、単線の線路を電車は蛇のように進んでいきます。この辺り
 は鉄道愛好家の写真スポットにもなっているみたいですね。
  稲村ケ崎のあたりから海沿いの道路と並行して走り、夕陽が沈みかけた海が手に取る
 ように近くに見えます。乗客も思わず身を乗り出して車窓風景に見入っていました。
  右手には、江ノ島が見えてきました(サザンじゃないけど)。  
 この風景はギリシャのサントリーニ島に沈む夕陽に負けていないと思います。(電車
 の中から撮影しましたので構図はいまいちですが・・・)


  昔、妻とこの辺りを散策したなぁ。海を見ながらアホなことを言い合っていたな。
  
  もう少し時間が早ければ、江ノ島に行って夕陽が沈むところを見られたかも・・・
  江ノ電の江ノ島駅で下車して小田急の片瀬江ノ島駅に向かいます。小田急に乗ると、
 もう周囲は普通の街並みに変わり、日常に引き戻されたような感じでした。


  鎌倉日帰りの旅、なかなか良かったなぁ。 
  最後に鎌倉の和菓子屋「花仙」さんで買ったお菓子です。 


 

  
  初冬の鎌倉編、これにて・・・
                                 ~ Fine ~