Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

今年もクリスマスの夜は更けてゆく 

   今日はクリスマス。金曜日ということもあって街は賑やか。
   仕事を終えてまっすぐ帰宅。昨日に続き、今年は巣籠りのクリスマスです。


   昨日買っておいた贖罪、ちゃう食材でパパっと晩御飯。もうテキトウもいいところ。
  北海道で買ってきたジャガイモ丸ごとコーンスープは、スープの量が少ないぞ!

    

   クリスマス前に購入しておいた特売のお肉(山形県米沢の手ノ子牛)にあわせて、
  とっておきのボルドーの格付けワイン、シャトー・グリュオー・ラローズの1995年
  です。この生産者はドン臭いイメージであまり人気がなく、比較的安価に入手でき
  ました。25年経っているのでもう飲み頃にはなっているでしょう。
   外観の色は、意外にもまだ暗い赤紫色です。とても25年経過しているとは思えな
  いような感じですが、香りはややスモーキーで複雑な熟成したワインの香り、口に
  含むと担任、ちゃうタンニン(お茶の渋みと同じ成分)がまろやかになっていて、
  シルキーな舌触りです。まろやかでコクのある味わい。そらぁお肉と合いますわな。
  
   時間が経っても衰えませんね、さすがはボルドー格付けワイン(第二級)。
   ついでにチーズともよく合います。チースも少し前に買っておいたとっておき、
  ウォッシュ・タイプのマンステール(フランス東部)と、ヴィンテージ・チェダー
  (英国)です。マンステールはまだちょっと早かった。マールというワインの絞り
  かすで作った蒸留酒で表面を洗って熟成させたもので、ねばねばしたオレンジ色の
  表皮が特徴で、ウォッシュタイプ特有の臭い匂いがします。(でもこの匂いがいい
  んだよね) 妻もウォッシュタイプのチーズが大好きでした。
   食べごろになると口に入れた瞬間に体温で溶けてきますが、まだ少し硬いです。
  強烈なにおいの割に、チーズの味はマイルドで濃厚な旨味が凝縮しています。
  ヴィンテージ・チェダーはハードタイプのメジャーなチェダーをかなり長期間熟成
  させたものです。ちょっと塩っぽさがましてきて、これまた濃密な味わいです。

   

 
   なんだかこうやって一人で飲み食いしているうちに、クリスマスの夜は更けて
  いきます。もう妻が亡くなってから一人で過ごすクリスマスも8回目かぁ・・・
  ツマラナイけど仕方ない。一人漫才でもやるしかないな・・・(アホ)。


   ドイツのローテンブルクにあるケーテ・ヴォルファルト本店で買ったクリスマス
  飾りです。(ホルダーは日本で買ったもの)
   妻はこういうのが大好きだったなぁ。もっと買ってあげればよかったかなぁ。
  (イヤ、その前に自分のワインを買っていたやん.。常に自分が先やな。by妻)

       

  
   結婚した年のイヤープレートも買って、今でも壁に掛けています。
   結婚✕✕周年で買い足そうと思っていたけど、結局この1枚だけ・・・

 

  ロイヤル・コペンハーゲンのイヤープレートは、毎年違った絵柄を発表していて
 コレクターズ・アイテムになっているようですね。その年が終わると「型」を壊し
 てしまって追加生産をしないので、レア度を増しているようです。1992年は大量に
 作られたためかプレミアム価格にはなっていないようですが。


  まさか20年で妻がいなくなってしまうとは思ってもみなかったな・・・  
  このあと一体何回クリスマスをやり過ごせばいいのだろうか・・・
 (いや、その分のワインはまだ十分残っとるんちゃうか? by妻)