Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

いきなり鳥取県 ⑧倉吉:倉吉線記念館と牛骨ラーメン

  大晦日の夜、2020年を振り返りつつ・・・鳥取県倉吉市の記事をもう一本。
  バスを待つ15分の間に、バス停の近くにあった倉吉線鉄道記念館に行きました。
 どうやら昔の打吹駅(旧倉吉駅)の跡地の公園に記念館を建ててあるようです。  

 <ウィキペディアより抜粋> 
   倉吉線(くらよしせん)は、かつて鳥取県倉吉市の倉吉駅から東伯郡関金町(現・
  倉吉市関金町)の山守駅までを結んでいた、日本国有鉄道(国鉄)の鉄道路線(地方
  交通線)である。路線距離は20Km。
   山陰本線の上井駅(現在の倉吉駅)と倉吉町(現在の倉吉市)の市街地である打吹
  を結ぶために、「倉吉軽便線」として1912年に開業したのが始まりである。
  1941年に関金温泉が付近にある関金駅、1958年に山守駅まで開業し、改正鉄道敷設法
  で「岡山県勝山ヨリ鳥取県倉吉ニ至ル鉄道」と定められ、中国山地を越えて姫新線の
  中国勝山駅まで延伸する計画(南勝線)もあった。(実現しませんでした。)
   1980年(昭和55年)の日本国有鉄道経営再建促進特別措置法(国鉄再建法)の施行
  により、1981年(昭和56年)に第1次特定地方交通線として承認され、1985年(昭和
  60年)4月1日に全線が廃止となった。
   下の図が、倉吉駅から打吹駅までの路線跡です。左下の先に打吹駅(鉄道記念館)
  があります。赤瓦・白壁地区の真ん前、旧倉吉市街の中心なのでしょうね。

  
  国鉄が民営化する頃ですかね、1985年(阪神タイガース日本一)に残念ながら廃止
 となってしまった国鉄倉吉線のメモリアル館です。早速入ってみました。
  あれ?中は真っ暗。人が誰もいません。よく見ると、壁に「見学の方はこの電気の
 スイッチを押してください」と書いてあります。セルフサービスです。電気をつけると 
 わ!ディーゼル機関車が展示されていました。保線用のものでしょうか?

  鉄道ファン、特に廃線マニアの方が泣いて喜びそうな展示物です。かつて蒸気機関車
 やディーゼルカーが走っていた頃の写真パネルや、当時使われていた本物の鉄道グッズ
 等が展示されていました。

     

  
  倉吉線はもともと軽便鉄道として開通したため、線路の設備が弱くて機関車が速度を
 出せないとか、貨物や郵便も一緒に運ぶなど制約が多かったため、鉄道としてはかなり
 ハンディを負っていたようです。地元民の足ではありましたが、優等列車が乗り入れる
 ことはなく、鉄道廃止後はバスに取って代られました。
  記念館を出ると、かつての線路跡が舗装された散歩道?みたいになっていました。
 今なら観光資源として有効活用したり、旧市街までの足としても使えたのにな、と思い
 ましたが、採算が取れない以上は仕方がありません。地元負担にも限界がありますし。


  近くの公園には、倉吉線を走っていたSL(蒸気機関車)が静態保存されてましたが、
 バスの時間が近づいたため見学は断念しました。遠くからちょっと見えたけど。


  さてバス停に戻り、時刻通りに来たバスに乗って倉吉駅まで戻ります。と言いつつ、
 実は一つ手前の停留所で下車します。はい、有名な倉吉の牛骨ラーメンを食べるため
 でした。お店は11:30開店なので、まだ閉まっていました。私のほかに、関西から来た
 観光客の年配のご夫婦がいました。あれ?三朝温泉でも見かけたような気がします。
  11:25頃に自転車に乗ったお店の女の子がやってきて、いろいろ準備を始め、11:30
 ぴったりに開店しました。「牛骨ごっつお らーめん」というお店です。

    

  豚骨ならぬ、牛骨でだしを取った濃厚なのに口当たりがあっさりしたラーメンです。
  ちょっと泡立ちがすごくて一瞬ためらいましたが、意外と味はサッパリしています。
 麺はちょっと変わった感じ。中太で噛み応えのある麺でした。 

  ラーメンを10分待って、10分で食べ終えて(笑)、歩いて倉吉駅に向かいます。
  倉吉駅の横、バスターミナルに隣接して土産物屋がありました。倉吉や山陰地方の
 名産品が比較的お求めやすい価格で入手できるようです。


  預けていた荷物を取り出して、改札口に向かいます。12:19発の特急スーパーはくと
 号に乗って、倉吉駅を後にします。1泊2日の慌ただしい旅でしたが、鳥取県は楽しい
 ところでした。倉吉と三朝温泉はまた来たいですね。日本の、古き良き時代の雰囲気が
 残っている感じでした。


  スーパーはくと号は、倉吉始発。鳥取から因美線を通り、智頭駅からは平成になって
 開通した智頭急行鉄道を経由して最短距離で関西に向かいます。鳥取県中・東部の方が
 関西に向かうにはすこぶる便利になりました。もちろん関西から鳥取県に観光に来る方
 にとっても重宝される列車です。

  行先は終点の京都。そうです、新年からは京都の名刹の記事をお届けします。
 (別に誰も頼んでへんけどな。by妻)
  
  列車のなかで、鳥取名物かに寿し。

  あれ、さっきラーメンを食べたばかりやん?(by妻) いいの!
  鳥取県は以前、松江・出雲を旅行した際に、境港だけ行ったことがありました。
 (その時も松葉蟹を賞味しました。水木しげるロードも行きました。)
  今回は鳥取砂丘、三朝温泉、倉吉旧市街と、それぞれ魅力的なところを観光してきま
 した。これだけでは十分ではないと思いますが、限られた時間のなかでいろいろ見聞き
 したり温泉に浸かってのんびりでき、とても満足しました。
  年末年始は日本海側はかなりの豪雪になるようですが、鳥取県の皆さま、お気を付け
 ください。


  これで私の駄ブログも今年は終わりです。死別ブログのはずが、最近は旅行記ばかり
 で、「どこが死別ブログなんだ、出ていけ!」と死別カテゴリの方々に非難を浴びそう
 で菅? 今年は妻の写真と縫いぐるみたちと日本国内をあちこち行きました。来年は、
 どんな年になるでしょうか?皆様にとりましても、よい一年になりますように!


                          鳥取編  ~Fine~