Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

師走の京都 ⑩大徳寺界隈

  大徳寺で公開されている塔頭をすべて見学してきました。では、大徳寺の本坊は?
 残念ながら通常は非公開です。国宝の方丈や唐門などがあるのですが、次の公開の時を
 待つしかありません。
  仏殿(1665年に再建)だけは近くまで行く事ができました。重厚な木造建築です。
 応仁の乱で焼け、一休禅師による再建後にもいったん消失し、江戸時代に再建されたと
 いうことです。現在は、なんだか放ったらかされているように無防備でした。

  内部には本尊の釈迦如来像が安置されています。

  そして、遠巻きにしか見ることはできませんが、有名な山門です。千利休が上層階の
 建造に寄進をし、そこに自身の木造彫刻を祀っていたことが秀吉の逆鱗に触れ(利休の
 像の下を秀吉が通ることになるので)、利休切腹の遠因になったと言われています。
 なんかフランスにも似たような話があったな、いかに有能であっても、天下人に嫉妬心
 を抱かせては命取りだなと。
  はい、そのような逸話真弓のある(アホ)大徳寺の山門、金毛閣です。

  大徳寺の近くには、お寺にゆかりのあるお店があります。
  まずは大徳寺一久さん。お寺に精進料理を出しているお店です。一般のお客さんにも 
 予約制で対応しています。一度、試してみたいです。

    続い て有名な大徳寺納豆の店です。買おうかなと思いましたが、やめました。

     

 
  そして大徳寺とは関係ありませんが、こんなコーヒーショップが近くにありました。
 ちょうどクリスマス前でしたからね。(でもスルーやろ?by妻)

  
  大徳寺の見学だけで約二時間を要しました。あまり知られていないお寺ですが、穴場
 だと思います。毎年春・秋の特別公開でいくつかの塔頭が公開されますので、注目して
 おきたいと思います。まだ見ていない塔頭も素晴らしいところがありますからね。


  最後に・・・30年くらい前、妻と一緒に来たことがありました。結婚するちょっと前
 の頃かな?1991年11月です。毎週末のデートが京都か奈良のお寺めぐりというオッサン
 (当時から見た目がね・・・)に、妻は文句も言わずに付き合ってくれました。
  これは興臨院の方丈前の庭園です。この写真を「結婚しました」はがきに使っていた

 んですよね・・・そうか、もう30年も経つのか・・・

  ちょっと感傷に浸ってしまいましたが、京都の旅はまだ続きます。
  時刻は午後3時過ぎ、まだまだ行きますよ!(まだ続くんかい。by妻&読者の皆様)