Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

巣籠り用ワインを買いました。

  今日の関東地方は冷たい雨が降り続き、気温が上がりません。さらに今夜から明日の
 朝にかけて平野部でも雪が積もるかもしれないとのこと。再びベランダのハイビスカス
 とブーゲンビレア、ジャカランダの鉢を室内に取り込みました。南国育ちには日本の冬
 はキツイでしょうなぁ。ジャカランダに至っては、購入時に「関東地方では育てるのは
 無理でしょう」と言われましたが、ひと冬を越しました。なんとか大丈夫かな?
  2020年6月にはこんな花 ↓ が咲きました。枝がもう少し成長しましたので、この次は
 さらに花がたくさん咲いてくれるかなと期待していますが、今は丸裸です。

    

 
  さて緊急事態宣言も出ているし、自宅での食事が増えているので、ネットで巣籠り用の 
 ワインを購入しました。今日の午前中に宅配便で届きました。この寒い中、配達のお兄さ
 ん、ご苦労様でした。
  最近はブルゴーニュやボルドーといった人気のある産地のワインが物凄い値上がりで、
 私もデパートでこうしたワインを買うことは稀になりました。コロナで高級レストランの
 需要が減ったら値下がりしないかな?なんて不謹慎なことを考えていた私の期待は裏切ら
 れました。(そんなことを考えるからあかんのじゃ!by妻。)その理由は、どうも旅行や
 外出での買い物ができなくなった超富裕層(C国を含む)が、有り余る資金を高級ワイン
 に惜しげもなく投入しているからだということ。日常に使うお金の単位が2桁(下手した
 ら3桁)違う人たちとは勝負になりません。というわけで、もう降参です。日本のサラリ
 ーマン・ワイン愛好家は、好むと好まざるとに関わらず彼らに荒らされていない?産地を
 捜すほかはありません。(ワインオタクの戯言はええ加減にせいよ・・by妻)
  
  ということで選んだのがこれらのワインです。6本で約16,000円、一本当たりでは約
 2,600円くらいですかね。週末に飲むためのワインですから、まぁこんなもんか。これで
 3週間はもつかな?(イヤ、平日に2~3本開けたら一週間しかもたんと思うで。by妻)


  一番左は南フランス・コルビエールという産地の赤。生産者はシャトー・サン・トリ
 オルというらしいです。変わった形のエチケット(ラベル)にちょっと楽しい絵が描か
 れています。一応、どっかのコンクールで賞をとったことを示す金色のメダル型シール
 が張られています。年号は2009年と10年以上前のものですが、値段は税込み1,990円。
 信じられない! 葡萄品種は、シラー、グルナッシュ、カリニャンという南フランスの
 王道品種?3つの組み合わせです。南のワインらしくアルコール13.5%です。
  想像するに、力強くて芳香の強いワインかな?

  左から2つ目は、ブルゴーニュの中でも南側のマイナー産地、メルキュレという地域
 の赤ワイン。しかし舐めてはいけません。生産者はブルゴーニュ最大級の地主でもある
 一流生産者フェヴレ社、メルキュレ村の一級畑のひとつ「フランボワジエール」です。
 モノポールと書いてあるので、この畑はフェヴレ社の独占所有する畑ということですね。
 当然品種はピノ・ノワール。その名前の通り、野イチゴのように愛らしく赤い果実味を
 感じられるのかも?ちなみに、同じフェヴレ社のメルキュレ1級畑の「クロ・デ・ミグ
 ラン」は、例の有名なワイン漫画(私は好きではないのであまり読んでいません)で、
 「サラリーマンのロマネ・コンティ」として紹介されていました。はっきり言ってそこ
 まで言うのは完全に見当違いだと思います。サラリーマンが買えるのは、せいぜいこの
 くらいでしょ?という見下した感があって嫌ですね。(ひがむな、オッサン。by妻)
  ちょっと脱線しましたが、このワイン(良年の2017年)の値段は税込み3,150円です。
 ロマネ・コンティのちょうど1,000分の1くらいですね。あ、そうか。超富裕層は我々
 とは使うお金の単位が3桁違うので、ちょうど合っているのかな?


  スミマセン、ワインに興味のない方にとってはくだらん駄ブログになりました。申し
 訳ございません、スルーをお願いいたします。


  変わって左から3つ目は、オーストリア南部のブルゲンラント州の辛口白ワインです。
 生産者はレオ・ヒリンガー、品種はオーストリアの代表品種グリューナー・フェルトリ
 ーナーです。年号は2015年、アルコール度は12.5%です。値段は税込み1,980円です。
 シンプルでスタイリッシュなボトルとエチケットですね。新進気鋭の生産者なのかな。
 期待できそうです。


  その隣の重厚な赤ワインは、南フランスの著名生産地コート・デュ・ローヌの代表的
 生産者シャプティエ社によるシャトーヌフ・デュ・パプ(法王の新しい城)という名の
 ワインです。これは比較的有名な産地で、ビオ栽培(自然な+ちょっとオカルト的栽培
 法)によって作られたものです。年号は2015年、品種はたぶんシラーとグルナッシュ、
 アルコール度は14.5%もあります。メチャクチャ強そう・・・
 これは名の知れた生産者なのでちょっと値段が張って、税込み4,158円です。ボトルには
 偽造防止の加工が施されていますね。手が込んでいます。


  お次はブルゴーニュの白ワイン。ただしこれも、ブルゴーニュ南側のマイナー産地、
 プイィ・フュイッセ(言いにくい)で作られた安価なブルゴーニュ・ブランです。生産
 者はシャトー・ド・フュイッセという、この地域でも名門の生産者。品種はシャルドネ
 100%、年号は2017年でアルコール度13%です。一般的にブルゴーニュでは、赤ワイン
 より白ワインのほうがアルコール度が高くなりがちです。価格は2,280円とお手頃。


  最後に右端のワイン、北イタリア・ピエモンテ州の赤ワイン、ドルチェット・ダルバ
 という比較的軽めのタイプ。生産者はルチアーノ・サンドローネさんで、高級ワインの
 バローロの優秀な生産者として有名です。そこが作る一番安いワイン。葡萄品種はドル
 チェット、年号は2016年でアルコール度は13%です。瓶底は浅いので、早飲みワインの 
 ようですね。どんなワインなのか興味があります。価格は税込み2,178円なり。


  さて、今日はどれを開けましょうか?
  晩御飯は焼肉(スーパーで20%Off)なので、一番最初にご紹介した南フランスの赤、
 コルビエールにしました。さぁ、どうでしょう?

    

  2009年なのに、色はまだ黒っぽい赤。グラスに注ぐとふちの方が僅かに透明ががって
 いますが、真ん中は濃い紫色。香りはさほど強くないですが、口に含むとかなり濃厚で
 ややスパイシー。10年以上経過していますが、まだ十分若々しい。砂糖漬けの果実を更
 に煮詰めたような濃密な甘さを感じます(実際は甘いわけではないですが、辛口ワイン
 なのに甘苦く感じます)。しかし舌触りは滑らかで飲み口はいいですね。これだけ強い
 ワインだと焼肉のタレにも負けません(我が家ではサッパリした三幸園のタレを愛用)。


   まだ黒いといってもいいくらいの紫色ですね。しかし、タンニン(渋み成分)は
  うまく液体に溶け込んでいるので、全く渋くはなく、まろやかな舌触りです。濃い
  けど、さほど濃さを感じないでスルッといけますね、これは。
   でもアルコール度は高いので注意。時間をかけてゆっくり飲みます。

      


  いや、これは2,000円以内なら、買いでっせ。私の好きなタイプではないですが、
 品質は高いので十分満足です。濃いのがお好きな方ならば、ぜひGETすべし。   


  あの・・・このブログは確か「死別ブログ」でしたよね・・・(by読者の皆様)
 ワインオタクのオッサンが書く、自己満足ウンチク記事なんていらんで!(by妻)。