Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

グリューナー・フェルトリーナー

  今日は金曜日。今週はここまで我慢してきましたけど、今日は日頃の憂さ晴らしに?
 夕食でワインを開けてしまいました。(まぁ4日間、ビールは飲んでいましたが。)
  今夜はオーストリアの白ワイン、グリューナー・フェルトリーナーという品種です。
 オーストリアの南部、ハンガリーやスロヴェニアに近いブルゲンラント州で作られてい
 ますが、品種名がそのままワイン名になっていますので普段飲み用のお手頃ワインです。
 

  しかし、飲んでみて驚いた。酸味がまろやかで、厚みがあります。そしてパワフルな
 のに涼し気な飲み口。色もつややかな薄い黄金色。これで、2000円しないのですよ。
 生産者のレオ・ヒリンガーさんは、非凡な才能の持ち主だと思われます。
  このグリューナー・フェルトリーナーという品種はオーストリアを代表する葡萄なの
 ですが、主に北部ドナウ川上流の有名なヴァッハウ地方が主産地です。私の経験では、
 寒暖の差が激しいヴァッハウ地方では、濃厚でアルコール度が高いのに酸味も強いもの
 になりがちで、ちょっとキツイ感じがしていました。徹底的に遅摘み(糖度が上がる)
 をする一部の優良生産者からは度肝を抜くような高品質なワインができますが、一般的
 にはちょっと厳しい味わかなと思っていました。
  しかし、このワインはそのような攻撃的なところがあまり感じられず、飲み口がまろ
 やかに感じます。なんとなく甘さもあって。お、ちょっといいんじゃない?
  そうか、ヴァッハウよりもベースの気候がマイルドな南の産地なので、バランスよく
 仕上がるのかもしれません。(天気だの、土壌だの、日光の当たる角度だの、うるさい
 のう、ワインオタクのオッサンは。by妻)
 
  晩御飯はまたまた塩チャンコ鍋+〆のラーメン(御飯抜き)。鶏モモ肉、焼き豆腐、
 下仁田ネギ、白菜、シメジ、以上。またまた食べるのに夢中で写真無し。ワインの強さ
 にも負けず、まずまずの相性。
  しばらく経つと、空気に触れて少し色合いが濃くなってきたような気がします。香り
 も少し華やかになり、味わいには甘み(実際は甘くないけど)が感じられます。これは
 2000円のワインとしては上出来です。これだけ濃密でしっかりした構造のワインなので、
 食事の相性としては、トンカツ(おろしポン酢)とか辛くない中華料理(イカと野菜の
 炒め物、酢豚とかt鶏肉のカシューナッツ炒めとか)にもOKかもしれない。

    

  うん、コストパフォーマンスはかなりイイね。(でも、2000円ならビール10本やな)
 日頃の憂さが少々晴れました。週末はのんびりゆっくりしたいね。