Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

水戸偕楽園➁(昨年の話)

  今日からまた寒さが戻り、平年並みの気温となった関東地方南部。最低気温が1~2℃
 前後となる日が続くという予報を聞いて、ジャカランダとハイビスカスとブーゲンビレア
 の鉢を室内に避難しました。
  今週末からはノルディック・スキーの世界選手権が始まり、3月になればプロ野球の
 オープン戦も始まるはず。3月7日には首都圏の緊急事態宣言もたぶん終わるでしょう。
 そこまできたら、もう春かな。待ち遠しいですね。(ノルディックの世界選手権を心待ち
 にしている人はそんなにおらんと思うけどな。by妻)


  さて、昨年の話で恐縮ですが水戸・偕楽園の記事を続けます。
  偕楽園の中には梅以外にも見所がいくつかあります。そのひとつが「好文亭」です。
 偕楽園を作らせた徳川斉昭が設計した施設で、偕楽園の中の休憩所といった感じです。
 当初は平屋建てだったのが改築により木造二層三階建てに拡張されたそうです。藩主の
 ためではなく領民も利用できるようにとの趣旨で作られたため、開放的な感じがします。
 なかなか開明的な藩主様ですね。水戸光圀公を生んだ水戸藩、さすが!
  

  ここからは庭園越しに、南側の眼下に広がる千波湖を眺めることもできます。駐車場
 や線路が見えてしまうのは仕方がないですね。とはいえ、なかなかの眺めです。
 立地条件は抜群です。そういうところを選んだのでしょうね。

    

  好文亭内部も、やや質素ではありますが襖絵が飾られていたり、なかなか見ごたえが
 あります。襖絵は3年かけて修復したばかりらしく、どれも美しいです。襖絵によって
 桜の間、桃の間、菊の間、紅葉の間(下の写真)などと呼ばれています。
  肝腎の梅の間の写真が残っていませんでした。梅の間もあったと思うんだけど・・・


  また偕楽園の中には杉並木や竹林(孟宗竹)もあり、意外に変化に富んでいました。
  結構起伏がありますのでちょっとしたハイキングになります。

    

    

  この杉林、竹林を抜けて南側の崖下に下ると、面白いものがありました。
  大理石でできた湧水施設「吐玉泉(とぎょくせん)」です。もともと湧水が出ている
 場所に、こんな大理石を持って来てここから水が湧き出るように設計したそうです。 

  そうそう、偕楽園の表門は先ほどの杉林の先、偕楽園の北西部にあります。
 この ↓ 黒門という立派な門ですが、今ではここから入る人は少なく、ひっそりしていて
 まるで裏門みたいです。

  広い園内を一回りして、もう一度梅園の方に戻ります。
 ピーク前でしたのでちょっと華やかさに欠けますが、満開の時にはさぞ見事だろうなと
 思います。

  これ ↓ は「白難波」という品種だそうです。まだ2~3分咲きといったところでした。
 かなり大きな樹になるようですね。

        

      


  こちら ↓ は「虎の尾」という面白いネーミング。間違って踏んだらいけませんね。     

     

  こちら ↓ の赤い色の梅は、「鹿児島紅」という品種らしいです。 

    

  とても一つ一つを確認していく時間はなく、あまり違いも良くわからなかったので、
 さらっと流してきてしまいました。もうちょっとじっくり花のアップなども撮影すれば
 良かったかな。またいつか行き直してみたいです。
 
  これで終わりかなと思ったら、もう一か所行くところがありました。
  水戸藩の犯行ちゃう藩校であった「弘道館」という場所です。ここも梅が咲いている
 のを見られる観光名所だそうです。ただし、偕楽園から遠く離れた水戸市街地、かつて
 の城下にあります(そりゃ藩校だからね)。
  ということで偕楽園駅に戻り、普通列車に一駅乗って水戸駅まで参ります。(続く)