Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

九州の思い出(2月)④指宿:温泉三昧

  いつの間にかまた3月になっていました。カレンダーをめくるのをまた忘れている
 オッサン、同じミスを繰り返すという情けない奴っちゃのう。
  今日は在宅勤務でしたので夕食を終えて8時前。ちょっと時間に余裕ができました。
 関東地方南部は昼過ぎから春の嵐のような風雨だったので、ベランダの植物が心配で
 したが夕方には収まりました。これからは多少不安定な天気が続くのかもしれません。


  さて、鹿児島旅行(3年前)の記事を続けます。
 知覧の観光を終えて、再び開聞岳麓の海岸までレンタカーを飛ばして下りてきました。
 開聞岳は海岸すれすれのところからコンモリと盛り上がっている、見ていて絵になる、
 楽しい山ですね。登山道もあるようですが、少し離れたところから美しい全景を見るだ
 けでも十分満足できます。この辺りは南九州市の頴娃(えい)町という難読地名の場所
 だったと記憶していますが、道路沿いに開聞岳の眺望がすばらしい展望台がありました。

  海越しに見る開聞岳は素晴らしいです。

  この海岸沿いの国道226号線を走り、開聞岳の麓を通って指宿市に入ります。
  開聞岳の東側にはかごしまフラワーパークや長崎鼻という有名な観光名所があるのです
 が、もう夕方4時過ぎですので間に合いません。しかし、まだ行ける場所があります。
 「たまて箱温泉」というレジャー施設です。   

    

  指宿温泉街からは離れていて指宿枕崎線の大山駅に近い場所(指宿市と合併した山川
 町)にあり、施設内には温泉保養施設、屋外には砂蒸し温泉と絶景露天風呂があります。
  砂蒸し温泉は宿泊先の指宿温泉のホテルで入ることにして、ここでは人気抜群の露天
 風呂に入りました。(また露天風呂かいな。By妻&読者の皆様)
 こんな ↓ 感じでした。(これもネットから借用しました。)

  湯船に浸かりながら、開聞岳の雄姿と、夕日が沈む東シナ海を眺めることができます!
 まさに絶景!湯船も広いので(脱衣所は狭いけど)、のびのびと温泉を堪能できました。
 開聞岳も良く見えたし、休憩できるベンチもあって、この雄大な景色を心行くまで眺める
 ことができました。妻も連れて来たかったなぁ。一緒に入れないけど(いらんわ。by妻)
  ここは口コミで温泉好きに広く知られているらしく、こんなに遠くて行きにくい場所に
 あるのに、全国の露天風呂人気ランキングでも上位にランクインしているらしいです。
  私が訪れた時は晴天の夕暮れ時ということもあって、そこそこの賑わいでした。なんと
 韓国人の若者グループもいました。外国人にも結構知られているのですね、驚きです。
 実はこの開聞岳側の露天風呂とは別に、反対側(山側)に洋風露天風呂もあって、男女が
 入れ替わるので注意が必要です。海側の露天風呂は奇数日が女性用、偶数日が男性用です
 ので、これを目当てに来る方はお間違えの無いように。しかし、カップルで来たらケンカ
 になってしまうかな?その点もご注意を。(オッサンは一人だから関係ないですが。)


  ちなみに施設内にある砂蒸し温泉は、こんな ↓ 感じらしいです。(行っていません)

  露天風呂の近くには、温泉の煙が噴き出しているところがありました。ちょうど夕陽
 が沈むところでした。美しい風景でしたので、しばらく立ち止まって眺めていました。 

  しかし、あまりのんびりとはしていられません。日が沈んで真っ暗にならないうちに、
 指宿温泉の宿泊ホテルまでクルマを飛ばします。といっても国道以外は道が狭いので運転 
 には注意しないとね。約15分ほどで宿泊先の指宿フェニックスホテルに到着しました。
 ここは指宿市街からは少し離れた海岸沿いにある(ちょっと庶民的な感じの)リゾート・
 ホテルです。指宿温泉にはハイグレードな温泉旅館もいくつかありますが、値段が高い上
 にお一人様はなかなか予約を取れないのですが、温泉が楽しめるホテルはたくさんありま
 すので有難いです。このホテルは施設内に砂蒸し温泉もありますので、お薦めです。
 部屋数も多いので宿泊客も多いですが、施設が広いので混雑している感じはしません。

 

  まずは夕食。スタンダードな料理ですが、鹿児島の名物がいろいろ入っています。
 刺身はシマアジとキビナゴ、カツオのタタキ。煮物に黒豚の角煮、鍋は黒豚ロースの
 しゃぶしゃぶでした。豪華ではありませんが美味しかったですよ。食べかけの写真で、
 お見苦しくてスミマセン。でも、ちょっとずつ出てくるので、写真を撮るタイミングが
 難しいんですよね。貧乏根性丸出しの私、全部並べてゴージャスなところを写真に撮り
 たかったのですが、そうもいかず。こんな感じ ↓ でご勘弁ください。

  食事が終わったら、やっぱりお風呂。(さっき、たまて箱温泉の露天風呂に入ってきた 
 ばかりちゃうん?by妻) 
  まず広々とした大浴場があり、その奥に南国風の露天風呂、そしてその先の階段を上っ
 たところに宿泊者専用の砂蒸し風呂がありました。砂蒸し風呂には入口にある浴衣を纏っ
 てから入ります。砂蒸し風呂は男女別はありませんので、男湯・女湯それぞれからの入口
 があります。従ってご夫婦・ご家族が一緒に楽しむことができるようになっています。
 (写真はホテルのHPから借用しました。)  
  まずは露天風呂。なぜか「ゴムの木」が植えられています。いくら南国っちゅうても、
 ちょっと違和感があるような気が・・・まぁ木漏れ日が差し込んでイイ感じですけど。 

 

  そして楽しい砂蒸し風呂です。従業員の方の指示に従って指定された番号の書かれた
 場所に、浴衣を着たまま仰向けに横たわります。うわ、すぐに熱気を感じます。簡単な
 説明を受けた後、「じゃぁいきますよ!」というが早いか、係の方がスコップで大胆に
 砂をかけ始めます。あっという間に首から下は砂に埋まります。傍から見たら、かなり
 情けない滑降ちゃう格好になっていたと思われます、オッサンは。
  しかしオッサンの見苦しい写真はありませんのでご安心ください。ホテルHPにあった
 微笑ましいご家族の写真を載せておきます。(無断掲載ですが、宣伝になるからいいよ
 ね!許して、フェニックスホテルさん。)

 

  いやあ、これは効きます。体中がジンジン、ぽかぽかしてきます。すぐに汗が出てき
 ました。10分が目安だと言われていたのですが、そこまで耐えられない感じがします。
 でも熱いのを我慢して、なんとか10分じっとしていました。こうやって体内の老廃物が
 排出されるのか、終わって砂場から這い上がると、なんかスッキリ体が軽くなったよう
 な気がしました。なんとも不思議な感覚でした。
  指宿に来られたら、ぜひお試しを。
  
  ホテルのロビーには地元の指宿焼のお皿と花瓶が飾ってありました。写真がピンボケ
 でよくわからないですが、緑色の釉(うわぐすり)を塗って焼いたツバキの文様柄です。

  写真を撮り忘れましたが、薩摩切子(色ガラスの器)もあったかなぁ。
  
  一夜明けて・・・部屋は全室南向きで海が見えます。海を挟んだ向こうには漁港の町、
 山川(指宿市と合併)の港と集落が良く見えました。ホテル敷地内にはプールもあり、
 ホテル名になっているフェニックスの木がたくさん植えられていて南国ムードでした。 
 (しかしオッサンは宮崎でフェニックスを見慣れているので・・・普通かな。)

 スミマセン、長くなりましたので続きます。次回で終了予定です。