春はもうそこに・・・クラシックの名曲から
日本中が、いや心ある世界中の方々が、厳粛な面持ちでそれぞれの思いを綴り、語り、
思いを馳せた一日が過ぎました。乗り越えるだとか、立ち直るだとか、そういうたぐい
のものではないと思いますが、それでも確実に全ての人に明日という日はやってきます。
そして、それぞれの人がまた、自分の価値観に従って歩き始める日が来ます。
・・・なにを柄にもなく気取っとるんじゃい、早う本題に入らんかい!(by妻)
ハイハイ、わが奥様は相変わらず絶好調のようです。では行きますよ!
うちのベランダに出ると、春の足音が少しずつ近づいてくるのが感じられます。昨日
咲いたスイセンが、今日はもうひとつぶわっと開きました。チューリップの葉もかなり
長くなり、その辺に転がっていた球根からムスカリの青紫色の花が顔をのぞかせてきま
した。バラの新芽もかなり伸びてきて、5月には間違いなく花が咲きそうになってきま
した。春はもうすぐそこまで来ているようです。
春の音楽といえば、いろいろありますね。私の好きなクラシック音楽から、皆様にも
ぜひご紹介したいと思う有名どころの曲をアップさせて頂きます。
ピアノ曲でいえば、メンデルスゾーンの無言歌「春の歌」です。おそらく多くの方が
どこかで耳にされたことがあるのではないかと思います。なんだかうきうきするような
希望を感じさせる曲ですね。印象的な上下動を繰り返す旋律の間に、軽やかな装飾音が
交錯し、美しくも軽やかな春の訪れを感じさせる曲だと思います。
自分の演奏では良さが伝わりませんので、日本を代表するピアニスト田部京子さんの
演奏でどうぞお楽しみください。
次はバレエの名曲。ピョートル君(チャイコフスキー)の3大バレエの一つ、くるみ
わり人形から、これまた有名な「花のワルツ」です。
このバレエ曲はクリスマスイヴの物語なのですが、この曲は主人公クララの夢の中に
出てくるストーリーのなかの一場面で、春を思わせる最も華やかなシーンなのです。
バレエにはいろいろな演出がありますが、ここでご紹介する名振付師ジョージ・バラ
ンシンの舞台は極めつけの名作です。贅沢にもプリマドンナ(コンペイトウの女王)が
登場し、かなり難易度が高く芸術的な振り付けがなされています。これをご覧頂きます
と、バレエダンサーとはアーティストであり、アスリートでもあることがお分り頂ける
と思います。ちょっと古典的ですが、スゲェです。生で見たら鼻血ブーです、オッサン。
George Balanchine´s The Nutcracker - Waltz of the Flowers
続いては声楽曲。オーストリアのワルツ王ヨハン・シュトラオスⅡ世の作った数ある
名曲のなかでも、声楽付きの優雅で軽やかなワルツ「春の声」です。毎年元旦に行われ
る、ウィーンフィルのニューイヤーコンサートでも、声楽付きヴァージョンがよく演奏
されます。(古くは1985年のカラヤン指揮、キャスリーン・バトルの歌、が有名)
今回は、田中彩子さんの歌でお楽しみいただければと思います。
さて、ここまではウキウキしっぱなしのオッサン。でも、そんなのばかりでは面白く
有馬温泉(アホ)。憂いを帯びた春の姿もなかなか味わいがあります。そんな雰囲気も
ちょっと捨てがたいあなたに?ピッタリな曲は、イタリアのオペラ作曲家(一発屋とし
ても有名)マスカーニさんの代表作「カヴァッレリア・ルスティカーナ(田舎騎士道)」
の間奏曲です。
毎年微妙に日付が変わるカトリックの復活祭。(3月下旬から4月中旬くらい?)
その季節のイタリア・シチリア島で起きた痴話喧嘩から始まる悲劇の物語なのですが、
イントロダクションの前半部が終わった後にこの曲が静かに流れると、気だるく物憂げ
なシチリアの早春のなかで、運命の歯車に巻き込まれた哀れな人々の悲劇を予感させる
気がします。
避けようと思えば避けられたはずなのに、全ての登場人物が自分の誇りのために墓穴
を掘った結果、物語は実に気まずい悲劇的結末を迎えることに成増、ちゃう、なります。
しかし余計な先入観なく、純粋に音楽だけに集中して聴きますと、魂を揺さぶるよう
な美しい曲だと思います。
🤯 Comeback worthy of a final! | HIGHLIGHTS | Barça 3-0 Sevilla
・・・お琴の「春の海」は割愛させて頂きます。
オッサン、ちょいと調子に乗ってるね、今日は・・・
ちょっと元気になった証拠やな。明日から休みだからやろ・・・by妻。
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