Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

2020年3月 京都 ⑧ 円山公園で寂しいサクラ見物

   今日は衝撃的なニュースがありました。柔道の金メダリスト、古賀稔彦さんが病気
  のために亡くなられたという事です。享年53歳、妻と同級生でした。「柔能く剛を
  制す」を体現した平成の三四郎と呼ばれ、柔道家としてだけでなく、指導者としても
  人間的にも素晴らしい方だっと聞きます。なんとも残念です。心よりご冥福をお祈り
  いたします。
   それほどの衝撃ではありませんが、大相撲では横綱鶴竜が遂に引退を表明したと。
  こちらは、まぁご苦労様でした・・・というのが精々なところ。本人は苦しかったの
  だろうと思いますが、綱を張って何場所連続休場だったのかと思うと、致し方なしか。 
  
   さて、気を取り直して京都の旅記事を続けます。一人よがりの記事が延々と続いて
  辟易とされる方もいらっしゃるかもしれませんが、これも私の気晴らしの一つでして。
  ご容赦くださいますよう・・・
   高台寺・圓徳院を見学した後、「ねねの道」と呼ばれる細い通りを通って八坂神社
  の方へ歩いて行きます。例年は桜の季節は賑やかなはずですが、やはりこの年は人通
  りが少なく、少々寂しい感じがしました。

  八坂神社の裏手には、桜の名所として有名な円山公園があります。
  この年はコロナ対策のため夜のライトアップはなく、イベントも中止になっています
 ので、例年よりはるかに人出が少ないようです。マスクをしたカップルや、家族連れが
 ちらほら訪れているという感じでした。じっくり桜を鑑賞できていいですが、その反面
 やはり華やかさがなくて少々寂しい気がします。(まぁ、いつものように混んでいたら
 「騒々しくて雰囲気が損なわれる」なんて言ってるはずやな、このオッサン。by妻)
  

     

  
   円山公園は1886年(明治19年)に開設された京都最古の公園だそうです。そうか、
  意外に新しいんですね。「公園」というもの自体、それまで日本では存在しなかった
  ということか。だとすると、与謝野晶子が詠んだあの有名な歌(きよみづへ、ぎをん
  をよぎる さくらづくよ、こよひあふひと みなうつくしき)というのは、あの時代
  の最先端の流行風俗をうたったものだったのかな。
  (でも今年はライトアップなしやな。オッサン、残念やったの! by妻)
  
   まぁ昼間のサクラを見物して帰りますか。ここでも大きな枝垂れサクラが存在感を
  示していました。「祇園枝垂れサクラ」というらしいです。さすがに見事です。
  それにしても観光客が少ない・・・いまいち盛り上がらないな。(贅沢言うな。by妻)

 

 

  このあとは八坂神社を見学します。起源はなんと656年、大和朝廷の時代と言われて
 います。本殿(下の写真)は重要文化財に指定されています。祇園のシンボルですね。

  下の写真は「舞殿」と「南楼門」です。

  
  四条通りの突き当り、東大路通と交わるところに西楼門(重要文化財)があります。
 この西楼門をくぐって、四条通りを西に向かい四条河原町の方に歩いて行きます。


  祇園四条、南座の辺りまで来ると少し賑わいが出てきました。さらに鴨川を渡って、
 繁華街の四条河原町まで行くと、買い物客も多くなり都会の雰囲気です。
  ただそんな街中でも、高瀬川べりにはサクラが美しく咲いていて、風情がありました。 
 やっぱり京都は違うな・・・

     


  このあとは地下鉄の四条烏丸から京都駅まで行き、荷物をピックアップしてから
 再び四条烏丸まで戻ってきます。今夜の宿泊先は錦町市場に近い、町家ホテルです。
  午後5時半にはチェックインです。この日は夜も観光に出かけますが、続きはまた
 明日に。(今回は何回続くんや?by妻)