Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

昨日は南アフリカの赤ワインを開けました。

  一日遅れですが、昨日の記事です。
  全国的には荒れ模様のお天気だったようですが、神奈川県は風が強かったものの晴天
 で気持ちの良い一日でした。
  しかし残念なことが・・・もう少しで咲きそうだった深紅のバラ「かのやプリンセス」
 の花が大雨に晒されてダメになり、花が開かない状態で萎れてしまいました・・・
 もう他に蕾は付いていないので、この春はもう見ることができません。がっかり・・・
  そして、昨年まで淡いピンクの花を咲かせていた蔓バラのピエール君ことピエール・
 ド・ロンサールの樹が枯れてしまったようです。妻が大苗から大事に育ててきたのに!
 九州勤務だった3年前、しばらく不在だったときに台風で鉢ごと倒れてしまい、上半分
 の枝が折れて樹がかなりの損傷を受けたのですが、その後も春には少ないながらも芽が
 出て葉がつき、10個くらいは綺麗な花を咲かせていたのでもう復活したのかなと思って
 おりましたが・・・ゴメン、妻よ。私の手入れが悪かったようです・・・
 (許っさん。by妻、桃太郎侍風。古いなオッサン・・・)


  悲しいけど、もうダメになってしまったものは仕方がない。やっぱり蔓バラは大きく
 成長すると持ち運びできないので、転勤とかを考えるともう無理かもしれないな。
 慰めに、まだ元気だった去年の写真を再掲します。
 

 

   


  もうすっかりしょげ返ってしまったオッサン、後の楽しみはお酒しかない・・・
 ということで、晩酌の赤ワインを開けました。この日は満を持して、南アフリカの固有
 品種ピノタージュです。南アフリカの著名生産組合KWVのワインです。

  普及品とは違う、少しグレードの高いものなのでしょうか?重厚なボトルでずっしり
 と重いです。グラスに注ぐと色は黒みを帯びた濃い紫色。若いボルドーかローヌのよう
 で、ドロリとしたヘビーな味(あまり私の好みではない)を覚悟しました。
  しかし驚きました。香りはスモーキー(ボルドーワインのよう)ですが、口に入れる
 と味はくっきりとした酸味が感じられ、べったりした感じはしません。確かに濃い味で
 すが、バランスが保たれていて「ドぎつさ」はありません。上品な感じすらします。
 ブルゴーニュの繊細さと、ローヌの重厚さ、パワフルさを足して2で割った感じかな。
 2015年ものなので、まだ若いのだろうと思いますが、今でも楽しめると思います。
 ちなみにアルコール度は14.5%もありましたが、それを感じさせない上品な造りです。
      

      

  ボトルの形はブルゴーニュに似た「なで肩」タイプ。コルクを使わないスクリュー
 キャップです。最近、多いですね。そして色は本当に紫というより黒です。タールの
 ような色、そのイメージからは想像がつかない爽快な飲み口でした。(ちょっと語弊
 がありますが・・・基本は濃いので。)      

      

  
  値段はネットで購入して¥3,800ほど。ちょっとお高めですが、やはりグレードの高い 
 ものなのでしょう。力作です(また上から目線~。by妻)
  ピノタージュは南アフリカ特産葡萄であり、他の産地にはない個性的なワインになる
 ようです。しかしこんなにアルコール度が高いとは、それだけブドウが完熟するという
 恵まれた気候なのでしょうね。その点では南仏のローヌ(主要ブドウ品種はシラー)に
 似ているような感じがします。(行ったこともないくせに偉そうによく言うわい。by妻)
 興味深いワインでした。もっと日本に入ってこないかな・・・
   
  有名な産地の著名銘柄は、既に一般サラリーマンには手の届かない高「値」の花、に
 なっておりますが、今の日本には世界中のバラエティに富んだワインがいろいろ入って
 きていますし、昔と違ってワインの品質や保存・輸送の状態も改善されてきているので
 その気になれば、予算に応じてさまざまなワインを試すことができ、お気に入りを見つ
 けることができるのではないかと思います。でもハマるとコワいけどね・・・
 (オッサンはもう手遅れやけどな・・・by妻。)


  さぁ今週も平日は忙しいからビールで我慢です。今夜は金麦でした。(節約せいよ)