連休初日は家でのんびり、ワイン三昧。
今日からゴールデン・ウイーク、7連休です。初日は雨の予報でしたので、家で大人
しくしていました。(7日間は無理やろな、またどっか行くんちゃうか?by妻)
しとしと雨が降る中を朝、ベランダに出てみると、また一つバラの花が咲きました。
これも京成バラ園で購入したもので、「ブラン・ド・ピエール・ド・ロンサール」と
いう名前です。そう、妻が昔買っていた(そして先日私が枯らしてしまった)ピエール・
ド・ロンサールの品種変わりです。ブラン、というから白いのかなと思っていましたが、
淡いピンク色で美しいです。本家ピエール君はもう少しピンクが濃くてゴージャスでし
たが、白いピエール君は清楚で控えめな感じです。
本当はピエール・ド・ロンサールを白とピンクで二色揃えるはずだったのに、予定が
狂ってしまいました。これも枯らさないように大事に育てないといけないな・・・
(大丈夫かいな・・・by妻)
昨日花がほころびかけた濃いオレンジ色の「ローラ」ちゃんはこんな ↓ 感じ。一つの
茎に3つ花がつくので、全部咲くと押し合いへし合い?で大変なことになります。
「おまえ、もうちょっとそっち行けや」「何言ってんのよ、あんたこそ少し向うの方を
向いたらどうなのよ!」・・・なんて会話をしているようです。(アホか?by妻)
少し賑やかになってきたかな。やっぱりバラの花が咲くとこっちも元気が出ます。
クレマチスの蕾も反日、ちゃう半日経つとたくさん開いてきました。
今日のプロ野球は阪神タイガースが中日ドラゴンズに6対2で勝ちました。元中日の
チェン投手が古巣を相手に奮闘し、大山選手がようやく5号ホームランで快勝です。
これで貯金を10に戻しました。今年は交流戦があるので油断ができませんが、なんとか
粘って首位をキープしてほしいものです。順位表を見て阪神が1位だなんて、しばらく
なかったから落ち着かない感じのオッサン・・・毎日そわそわしています。
さぁ、夜はワインですよ。ワイン週間第一日目です。(全く進歩しとらんな。by妻)
ワイン週間のトップバッターは、一番センター近本~ちゃう、ブルゴーニュの名門、
ドメーヌ・アルヌー・ラショーの赤ワイン、ACブルゴーニュ・ルージュです。ここは
ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティやドメーヌ・ルロワにほんの少し似ているという
評判があり、そのために値段がだんだん上がってきています。しかしその評判とやらも、
肝腎のドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティやドメーヌ・ルロワをいつも飲んでいる人
でなければ真偽は確かめられませんのう・・・(ま、オッサンには不可能やな。by妻)
まぁ、そんなことはどうでもいいけど、このドメーヌは確かにロマネ・コンティとか
ドメーヌ・ルロワのあるブルゴーニュ地方でも最高の名声を誇るヴォーヌ・ロマネ村に
ありますので、人気が高く値段も高いという訳です。
実は私、昔(2003年の夏)妻と一緒にこのドメーヌ(生産者)に行ったことがあるん
です。(また自慢話が始まったか・・・by妻)
この頃はまだドメーヌ・ロベール・アルヌーという名前で、伝統のあるドメーヌでは
ありましたが一般訪問客も受け入れて試飲をさせてくれました。私たちは予約もなしに
いきなりドメーヌ(生産者の家です)を訪ねて行き、「試飲できますか?」と尋ねまし
た。出てきたのはなんと、党首ちゃう当主のパスカル・ラショーさん。ドメーヌの創始
者であるロベール・アルヌーさんの娘?と結婚してドメーヌを継いでいました。えぇ、
本人ですか?当たり前ですね、自宅なんですから。ラショーさん曰く、「これから昼食
だから、午後1時からならいいよ」と。
ということで、一時間ほど時間を潰してからドメーヌの試飲ルームに案内されました。
棚には試飲・販売用のワインがズラリと並んでいました。うわぁ、欲しい・・・
試飲はドメーヌのある村、ヴォーヌ・ロマネ村のワイン(A.Cヴォーヌ・ロマネ)を
一杯だけ。直売もしていましたが、このドメーヌのトップワイン、特級のロマネ・サン
=ヴィヴァン等の人気ワインは既に売り切れ。(この時の値段は一万五千円程だったよ
なぁ。今はその5倍以上・・・)でもせっかくなのでドメーヌのワインを3本購入しま
した。当然、妻と一緒にもう飲んでしまいましたけど。
人気ドメーヌなので今はもう特別なコネが無いと一般人は訪問できないと思います。
今思えば無謀だったけど、よく行ったよなぁ。どこから来たのかわからん東洋人なのに
ちゃんと迎え入れて試飲もさせてくれたし、ワインも売ってくれたので、すっかりこの
ドメーヌのファンになりました。パスカル・ラショーさん、その節は有難う!
その後はドメーヌの裏手にあるヴォーヌ・ロマネ村の畑を見学しました。赤ワイン用
葡萄のピノ・ノワールが既に色づいていました。この年は殺人的な猛暑で、フランスで
1万人以上の死者が出た年です。ブドウはかなり早熟で、アルコールが高いようです。
道端から手を伸ばして届くところにあったブドウの果実を、一粒失敬して食べてみたら、
小粒で皮が厚くて種が多いので食用には向きませんが、とてもジューシーで甘かった。
発酵したら糖分はアルコールになってしまうので甘くはなりませんけどね・・・
あ、話がかなりズレてしまった。(自慢話だか思い出話だか知らんが、ひとりで悦に
入ってるオッサンやな・・・by妻)
さて、ドメーヌ・ロベール・アルヌーさんは、パスカル・ラショーさんが後を継いで
からはドメーヌ・アルヌー=ラショーという名前に変更されました。今夜のワインは、
そのアルヌー=ラショーの最新2018年ヴィンテージ、ドメーヌで最も安価な(やっぱり)
ワインです。ピノ・ノワールの変種で、生産量が少なく高品質のクローン、ピノ・ファン
で作られているACブルゴーニュ・ルージュです。
2018年からラベルデザインが変わり、昔のロベール・アルヌー時代の印象に近いもの
になりました。ヴォーヌ・ロマネ村の紋章を使っていますね。しかし、値段はこの2018
年からグーンと上がってしまい、ほぼ2倍近い値上がりです。プチ・ロマネ・コンティ
とか、ミニ・ルロワとかいう評判が立ってしまったせいでしょう。迷惑な話ですわ。
この一番安いブルゴーニュ・ルージュでも5,000円を超えてきました。かなり贅沢です。
ぶつぶつ言いながらワインをグラスに注ぐと、赤い果実の芳しい香りが立ち上ります。
やっぱり大き目のグラスに注いで正解でした。まだ若いので複雑な香りではなく、スト
レートに果実の香りといった感じ。健全で高品質な葡萄を使っているのは間違いない。
そして色は、赤みがかったルビー色でとても綺麗です。そして口に含むと、バランス
が取れていて緻密な感じ。酸味をやや感じますが、甘い果実味にくるまれてしまうので
気になりません。若いワインなのに渋みや苦みが皆無、少々甘酸っぱいけど、滑らかで
柔らかな舌触りです。しかし、しばらく経つと渋み成分のタンニンが感じられ、口の中
が乾いた感じになります。今は果実味が豊富なので隠されていますが、実は酸味と渋み
成分がかなり詰まっており、かなり長持ちする造りのようです。実に素晴らしいです。
このワインはパスカルの息子で30歳そこそこのシャルル・ラショーさんの作品です。
パスカルは55歳で早くも現役引退し、息子にドメーヌ経営(栽培から醸造・販売まで)
を任せてしまいました。でも息子シャルルは、聡明で野心家。ドメーヌの名声をさらに
高めることは間違いありません。このワインの素晴らしさが、それを予感させます。
なんといってもこれ、一番下のクラスなのです。トップのロマネ・サン=ヴィヴァンを
購入することは無理ですが、いつかもう少し上のランクのワインを飲んでみたいです。
どうです、この美しいルビー色の液体! 香りが立ち上ってくるようです。
最後に、2003年のブルゴーニュ訪問時の写真をもう一枚。
かの有名なロマネ・コンテイの畑の前で、妻に写真を撮ってもらいました。十字架の
すぐ後ろの区画がロマネ・コンティの畑です。無断侵入すると、セコムのガードマンが
飛んできます(嘘)。ものすごく綺麗に手入れされ、大事にされている感じでした。
どうでもいいけど、初日からかなり飛ばしてるのう、オッサン・・・by妻。
・・・調子に乗ってスミマセン・・・
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