2015年GW フランス・ドイツの旅 ㊵帰国の途に・・・
今日は雨も上がったので、掃除、洗濯、布団干しをした後で、園芸ショップに行って
きました。バラの病害虫予防のための薬剤を買いに行きましたが、そこでブルーベリー
の苗を見つけてしまいました。もう小さな実がなっているので衝動買いしてしまいまし
た。😝 サザンハイブリッド種の、ガルフコーストという品種です。ちゃんとブルー
ベリー用の土も買いまして、鉢植えをしました。ついでに夏の花、日々草とペチュニア
を購入して、徒長したパンジーを抜いて植え替えしました。ちょっとは夏らしくなった
かな?まだムシムシとした不快な天候が続きますが、早く夏が来てほしいです。
しばらくして、あれ?ベランダで鳥の鳴き声がするなと思ったら、早速ブルーベリー
の実を鳥が食べに来ていました。ちょっと、買ったばかりなんですけど・・・いったん
は追い払いましたが、留守の時にやられそうです。ネットかなにかを被せておけば大丈
夫かな?ちょっと心配です・・・
さて、ドイツのハイデルベルクの旅を今回で終わらせる予定です。プファルツ選帝侯
博物館が最後の訪問になりました。相変わらず小雨が降り続いていました。
この地方の領主プファルツ侯爵はドイツ皇帝(神聖ローマ帝国皇帝)の選挙権を持つ
7人の有力貴族・および大司教の1人です。その権勢はなかなかのものだと思われますし
場所柄フランスにも近いので、相当なレベルの宝物を有していると思われます。
この博物館には期待通り、豪華なインテリアや装飾品が展示されていました。
肖像画が飾られた部屋には、由緒ありげな鍵盤楽器が置かれていました。調度品も
なかなか立派ですね。詳しくはないので、どのくらいの価値があるのかわかりません。
陶磁器も素晴らしいコレクションでした。フランスのセーヴル焼きのような紺色の
磁器が目を惹きました。
ピンボケでスミマセンが、ゴージャスなテーブルセットがたくさんありました。
この白地にグリーンの葉っぱ模様の装飾が施されたカップは私の好みです。思わず
欲しくなります。(見るだけにしいや・・・by妻)
デジカメ撮影をしている私の手が映ってしまっていますね。気が付きませんでした。
まだまだあります。こんなにあるなら、ひとつくらい分けてくれんかのう・・・
ゴージャスなフルーツ柄の大皿と、陶磁器で出来た花の飾り鉢も素晴らしいですね。
そのほかには、ドイツの誇るバロック期の名彫刻家、リーメンシュナイダーさんの手
になる傑作「キリストと十二使徒」の木彫りの祭壇画が有名です。1509年作だそうです。
なんだか「飛び出す絵本」みたいですね。(失礼なことを言ったらあかんわ。by妻)
この博物館は、なかなか見ごたえがありました。
しかし、そろそろ帰る時間がやってきました。この日の夕方18:50にフランクフルト
空港を出発する飛行機に乗るためには、15時頃にはハイデルベルクを出発する必要が
あります。名残惜しいですが、そろそろハイデルベルク駅に戻ります。
来るときに市電を降りたビスマルク広場まで行かないとバスに乗れないと思っていま
したが、なんと大学広場の前から中央駅行きのバスが30分に一本の割合で出ていること
を知り、歩くのが面倒になったオッサンは大学広場のバス停まで行くことにしました。
しかし、このバス停の前には誘惑がありました。ドイツの有名なクリスマス・グッズの
店、ケーテ・ヴォルファールトの支店があったのです。
クリスマスピラミッドやサンタ人形(お香を焚くタイプ)などがショウウインドウに
展示されていて楽しそうです。
まだバスの時間までしばらくあると思って、オッサンはお店に入ってしまいました。
そして、こんなもの ↓ を買ってしまいました。😝
(もう、病気やな。by妻。イヤあんたの病気が伝染ったんやで。by私。)
この小さいパンダ君は、手足が自由に動くすこし硬めのタイプです。これまであまり
登場していませんでしたが、このハイデルベルクのケーテで買いました。ドイツで購入
しても、結構な値段がしたと記憶しています。大事にしなきゃね。
そしてこんなことをしているうちに、なんとバスに乗り遅れてしまいました。😭
次のバスは30分後。少しあせります。なんとか中央駅には15:30頃に到着しました。
ハイデルベルク中央駅で荷物をピックアップし、フランクフルト空港駅まで向かい
ますが、直通の列車はないため、普通列車に乗って隣町のマンハイムで乗り換えます。
ここからは、ドイツの誇る超特急I.C.E (イー・ツェー・エー)に乗って、空港駅まで
直行します。
これは初期のタイプのI.C.Eです。南西ドイツのシュトゥットガルトから、北ドイツの
ハンブルクまで5時間をかけて走破する列車です。しかし私はマンハイムからフランク
フルト空港駅までの約30分だけの乗車です。なんだかもったいないですね。電車小僧と
してはもっと長く乗っていたかった。この時は、短距離ですし予約をしていなかったの
で、二等車に乗車しました。
車内はこんな ↓ 感じです。I.C.Eはオープン形式の座席がほとんどですね。二等車でも
ドイツ仕様なのでゆったりしていて快適です。
マンハイム中央駅を16:08に出発した列車は、フランクフルト・マイン空港の長距離駅
というところに16:38に到着しました。
反対側のホームには最新型のI.C.Eが入線してきました。ちょっと丸顔で可愛いです。
空港長距離駅はフランクフルト・マイン空港のターミナル1に直結しているのですが、
長い連絡通路を歩くのでかなり時間がかかります。しかも私が搭乗するJAL便はターミ
ナル2からの出発ですので、ターミナル間を移動するモノレールのようなものに乗って
いきます。かなり時間がかかります。
ターミナル2に到着した時にはもう出発の2時間前を過ぎていました。既にチェック
インが始まっていますので急いで手続きをします。
いつも思うのですが、帰国便が日本の航空会社だと日本語で案内をしてくれるので、
精神的に楽です。なんだか緊張の糸が緩みますね。(そんな時こそ注意が必要です。)
結構ギリギリの時間でしたが、パスポートコントロールはあっさり終えて、出発まで
の間に免税ショップをウロウロします。この時は免税になるような高額な買い物はして
いないので、免税手続きをしなくて済んだので少し時間(と心)に余裕がありました。
私は高級ブランドの服飾品にはあまり関心がないので、免税店と言ってもお酒売り場
に直行です。(ホンマにもうええ加減にせえよ。by妻)
実はデューティー・フリーのハイネマンというショップでは、インターネットで主な
商品を予約して空港で受け取れるシステムがあったので、ドイツの高級極甘口ワインを
ネットで注文していたのでした。ちゃんと予約が通っているかな・・・
面倒な説明をしなくても、予約した確証を見せると、お店のお姉さんが倉庫まで探し
に行ってくれました。よく見ると、免税店の店先にその商品があるんですけど・・・
まぁ一応予約して取り置きしてくれていましたから、良かったです。無事に購入できま
した。ドイツ・ラインガウ地方、ライン川中流(ライン下りで有名な辺り)の南向きの
斜面で収穫されるリースリング種を遅摘みして作られた極甘口ワインです。
生産者は高名なシュロス・ヨハニスベルク醸造所。そのシュロス・ヨハニスベルクの
所有する畑の2011年、ベーレンアウスレーゼ(ローザ・ゴルトラック)です。
極甘口ワインなので、375mlで十分です。長い寿命を有していると思われますので、
いつ開けようかな。しばらくは放っておいた方がよさそうです。
この旅行で購入したワインは以下の通りです。私としては、かなり節約しました。
【ブルゴーニュ】
・ジュヴレ・シャンベルタン1級畑「シャンポー」2012年
生産者:ドメーヌ・フィリップ・ルクレール(ジュヴレ・シャンベルタン村)
・ボーヌ1級畑「クロ・デ・ムーシュ・ブラン(白)」2005年 ルーヴレ・ダム
生産者:ドメーヌ・ジョゼフ・ドルーアン(ボーヌ市)
・ボーヌ1級畑 オスピス・ド・ボーヌ「キュヴェ・モーリス・ドルーアン」2010年
生産者:オスピス・ド・ボーヌ、落札者・販売者:ジョゼフ・ドルーアン
【アルザス】
・ピノ・グリ、「クロ・ジュブサル」セレクション・グラン・ノーブル 2010年
生産者:ツィント・フンブレヒト (極甘口)
【ラインガウ】
・シュロス・ヨハニスベルガー リースリング・べーレンアウスレーゼ 2011年
生産者:シュロス・ヨハニスベルク醸造所(ローザ・ゴルトラック)
もうこの後は、飛行機に乗って機内食を頂いて寝るだけ。成田には翌日午後3時頃の
到着でした。4泊6日の慌ただしい旅行もこれで終わりです。(この後、横浜の自宅に
戻って片づけをしてから、その次の日にはもう宮崎に向かいました。しんどかったな。)
さて、40回もかかってしまいましたが、これでようやく2015年ゴールデンウイークの
フランス・ドイツの旅の記事を終了いたします。
長々とお付き合い頂きました皆様、有難うございました。
次に海外旅行に行けるのはいったいいつになるのかな・・・
~Fine~
<旅の記録>
1日目: 宮崎→東京(羽田)ーーー夜行便でパリ・シャルル・ド・ゴール空港へ
2日目: パリから観光バスツアーでジヴェルニのモネの家・庭園を見学
パリ:ワインショップ「ラヴィーニャ」で昼食とワインの試飲
オルセー美術館鑑賞
パリからT.G.V特急でディジョンへ。
ディジョン:大公宮殿、サン・ベニーニュ大聖堂を外観のみ見学
駅前のカンパニール・サントル・ガールに宿泊
3日目: ディジョンからブルゴーニュ・ワイン:日本語ガイドツアー
試飲・見学:シャトー・ド・シャサーニュ・モンラシェ
ドメーヌ・ジョゼフ・ドルーアン(ボーヌ)
ドメーヌ・フィリップ・ルクレール(ジュヴレ村)
畑の見学:モンラシェ周辺、ロマネ・コンティ周辺
ボーヌ:オスピス・ド・ボーヌ、ノートル・ダム教会見学
ル・ビストロ・ブルギニョンで昼食、ドニ・ペレでワイン購入
モレ・サン=ドニ村のオーベルジュ:カステル・ド・トレ・ジラールに
宿泊、夕食(ワイン:クロ・デ・ランブレ2000年)
4日目: モレ・サン=ドニ村からシャンボル・ミュジニ村の畑を散策
ディジョンからT.G.V特急でミュルーズへ、特急列車でコルマールへ
コルマール:プティット・ヴニーズ周辺観光、サン・マルタン教会見学
オステルリー・ド・マレシャルに宿泊・夕食
5日目: コルマール:ドミニカン教会、イーゼンハイムの祭壇画鑑賞
ストラスブール:プティット・フランス周辺観光、ノートルダム大聖堂
アン・ノエル・アン・アルザスでクリスマス小物を購入
ストラスブールからT.G.Vでバーデンバーデンへ
バーデンバーデン:クーアハウス、フリードリヒ浴場
祝祭ホールでイースター音楽祭鑑賞
(オルフ「カルミナ・ブラーナ」)
パーク・ホテル・アトランティクで夕食、宿泊
6日目: バーデンバーデンからカールスルーエ乗り換えでハイデルベルクへ
ハイデルベルク:哲学者の小径、カール・テオドール橋、精霊教会
ハイデルベルク大学、プファルツ選帝侯博物館
レストラン:ツム・ギュルデネン・シャーフでドイツ料理の昼食
ケーテ・ヴォルファールトでシュタイフの縫いぐるみ購入。
ハイデルベルクからマンハイム乗り換え、I.C.Eでフランクフルト空港駅へ
空港免税店ハイネマンでドイツワイン購入
フランクフルト・マイン空港からJAL便で東京(成田)へ・・・
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。