2021年GW 東北の旅(3泊4日)⑥中尊寺 ~その2~
平泉の中尊寺の記事を続けます。
最大の見どころである金色堂(こんじきどう)と、中尊寺の貴重な寺宝を収めた宝物
館の入場券がセットになっていました。さすがにここには観光客が集中します。
まずは讃衡蔵(さんこうぞう)と呼ばれる宝物館を先に見学します。
まずは中尊寺のお堂に祀られていた仏像を見学します。いずれも重要文化財です。
中央がかつての本堂のご本尊だった阿弥陀如来像で十二世紀の作品だそうです。桂の
木の寄木造りの定朝(じょうちょう)様式の像です。像表面は、漆箔(漆(うるし)を
塗った上に金箔をはる)が施されています。
左側は薬師如来像で、これも十二世紀の作品。製作当時は漆箔が施され表面に金箔が
ありましたが、後に修理した時に黒漆で補修されました。光背には金箔が残っています。
右側は峯薬師堂の本尊の薬師如来様です。
これらはみな、カツラの木材を使った寄木造なのだそうです。
三体とも重量級の仏様ですね。高さは2.7メートルもあります。なかなかの迫力です。
ちなみに写真撮影は禁止ですので、図録およびネットの写真から抜粋させて頂きます。
続いて大日堂のご本尊、大日如来像です。こちらも重要文化財。高さ90cm、これも
十二世紀の奥州藤原氏の時代に造られたようです。写真が小さくて見にくいです・・・
続いてはこれまた重要文化財の千手観音像、これも十二世紀の作。ヒノキ材で造られ
ているそうです。千手堂のご本尊だそうですが、とてもインパクトがあります。高さは
174cm。私とほぼ同じ身長ですね。
もう一つ重要文化財の仏像があります。騎師文殊菩薩(経蔵のご本尊)です。お伴を
連れて、獅子?のような動物に跨っていますね。仏像の高さは60cmほどと小さいです。
これも十二世紀の作品。なかなかユニークですね。
このほか中尊寺の秘仏として「一字金輪仏頂尊坐像」という仏像もありますが、通常
は残念ながら非公開で見ることができませんでした。柔和で美しい白い肌の仏像です。
(写真なし)こちらも重要文化財です。
中尊寺にある国宝の仏像は、すべて「金色堂」の中にありますので、そちらは後ほど
見学に参ります。
讃衡蔵には、仏像のほかに中尊寺所蔵の工芸品や経本などの国宝が展示されてます。
まずはそちらを見学したいと思います。ちょっと長くなりそうなので、次回に続きます。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。