Bonne(ボンヌ)のブログ

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2021年GW 東北の旅(3泊4日)⑩平泉から厳美渓へ

  今日は少しスポーツの話題から。
  コロナで一年延期されたサッカー欧州選手権(ユーロ2020)は、決勝トーナメント
 一回戦が終了しました。勝ち残ったのはイタリア、スペイン、ベルギー、イングランド、
 デンマーク、スイス、ウクライナ、チェコの8ヶ国です。私の予想は3つはずれまして、
 フランスはスイスに、スウェーデンはウクライナに、オランダはチェコに苦杯をなめま
 した。サッカーは一発勝負なので、実力が拮抗しているヨーロッパで勝ち抜くのは難し
 いということですね。延長戦やPK戦にまでもつれる試合も多く、激戦だったようです。
 (言い訳しとるな・・・by妻)
  さぁ、この後の準々決勝はスペイン対スイス、イタリア対ベルギー、イングランド対
 ウクライナ、デンマーク対チェコという組み合わせです。どこが勝ち抜きますか?もう
 無駄な予想はしないでおきましょう。  
  そして2022カタール・ワールドカップのアジア最終予選の組み分けが決まりました。
 日本の対戦相手はオーストラリア、サウディアラビア、C国、オマーン、ベトナムです。
 こちらも決して簡単ではないでしょうが、なんとか無事に予選突破してほしいですね。
 最終予選は9月から、ホーム&アウェイ2戦✕5ヶ国総当たりで行われます。


  さて、本題?の東北旅行の記事を続けさせていただきます。
  中尊寺を見学し終わり、再び平泉巡回バス「るんるん号」で平泉駅まで戻ります。
 途中には、無量光院跡(奥州藤原氏三代目の秀衡が、京都の宇治平等院を模して作った
 離宮の跡地)や義経が最期を遂げた場所の遺跡など、訪れる価値のある場所もありまし
 たが、もはや当時の姿は残っていない単なる遺跡でしかないため、見学は割愛しました。
  無量光院の建物がもし残っていたら、相当な観光名所になっていたかもしれませんが、
 今は土塁や礎石、そして池の後が残っているだけなので、中尊寺や毛越寺ほどの知名度
 はありません。


  バスは中尊寺から15分程度で平泉駅まで戻ってきました。予定では、ここから電車で
 一ノ関まで行く予定でしたが、朝方の地震の影響で電車はまだストップしたままです。
 駅員さんに尋ねると、まだ線路の点検を行っているところで、それが終わってから試験
 運転の電車を走らせ、問題がなければその後に運転再開となるとのこと。少なくとも、
 あと数時間はかかりそうな感じです。さぁどうしよう。一気に現実に引き戻されました。
  次の目的地は、この日の宿泊先でもある一関市の郊外にある「厳美渓」というところ
 です。平泉駅前にタクシー乗り場があったので、タクシーの運ちゃんに訊いてみました。
 すると、厳美渓までは約20分で料金は3,000円くらいだそうです。電車が再開してから
 一ノ関まで行き、そこからバスに乗れたとしても、到着はいつになるかわからない状況
 なので、ここはタクシーで一気に厳美渓まで行ってもらった方がいいと判断しました。
 3,000円の出費(予定より2,000円増)は痛いですが、「時間を買う」と思えば高くない。
  ということで、タクシーに乗って厳美渓(げんびけい)まで一気に向かいます。


  タクシーの運ちゃんは地元のおじさんで、気さくに話しかけてくれます。やっぱり、
 コロナの影響でお客さんは減っていて商売あがったりだそうです。GWも期待していた
 けどお祭りや行事も中止なので厳しい、と言っていました。
  20分程のどかな田園地帯を走り抜けると、磐井川の中流の厳美渓に到着します。
 渓流なので、かなり山に分け入った場所にあるのかと思ったら、まだ住宅地の近くです。
 こんなところに渓流があるのかな?と思っていたら、タクシーが磐井川の橋を渡ると、
 いきなりこんな ↓ 光景が!

  これ ↑、 車が通る橋の上からの眺めです。この両岸は普通の住宅地なのですが、この
 あたりを流れる磐井川は、激流となって岩を削り、見事な渓谷を作り上げています。
   この厳美渓が最も美しく鑑賞できるのが、この橋の上だそうなので、早く降りて見学を
 したいのですが、まずは宿泊先までタクシーで行ってもらいます。
  宿泊先は、厳美渓随一の温泉旅館です。厳美渓のほとりに建つ温泉宿ですが、先程の
 橋(天工橋)からはかなり距離がありまして、徒歩10分くらいのところにあります。


  小雨がしとしと降り始めましたが、まだ午後4時なのでチェックインして荷物を預け、
 厳美渓の観光に出かけます。しばらく農道のようなところを歩くと、先程の橋(天工橋)
 の手前の川べりに小さな公園(厳美公園)があります。そこにまず行ってみました。
  ここは厳美渓の流れを間近に眺めることができる絶景スポットのようです。


     

 ちょっと滑りやすくて危ないですが、岩場の上に立って写真を撮りました。(アホ)

  ここも観光客があまりいないので、パンダ君のゲリラ撮影も成功です。(アホの二乗)
 ここから、天工橋のたもとを通り遊歩道が整備されていますので、それに沿って厳美渓
 の眺めを堪能したいと思います。  
  
  車の通る天工橋(下の写真遠景)からしばらく歩くと、吊り橋の「御覧場橋」に到着 
 します。下の写真は、その御覧場橋の上からの眺めです。

  こんな ↓ 吊橋です。結構揺れますのでコワいです。高さはそれほどでもありませんが、
 下は激流ですので気の弱いオッサンはビビります。(情けないのう。by妻)
 


  下流のほうにも渓谷がしばらく続いていました。このような渓谷美が見られるのは、
 磐井川の流れの中でも、ここを中心としたわずか2Km程の区間なのだそうです。
  この辺りの岩盤は石英安山岩質の凝灰岩という柔らかい岩なので、流れの浸食を受け
 やすく、長年の浸食作用によりこのような景観が生まれたようです。
  今では厳美渓は、国の名勝・特別天然記念物に指定されているそうです。  

    

 
  どうでもいいけど、パンダは余計やろ(by妻)。

  近くで見ますと、結構な急流ですね。滑り落ちたら大変ですので、ロープが張られて
 いました。ところどころ広い岩場があり、その上にあずまやが建っていました。渓流を
 眺めながら、一服したりお弁当を食べたりできるようですね。

  一回りして所要約30分程度。天工橋の辺りには茶店や土産物屋がありましたが、人 
 通りがほとんどなく、閑散としていました。(なぜか「郭公団子」というお団子が名物
 らしいですが、もう閉まっていて買えませんでした。)
  さてもう午後5時近くなりましたので、旅館に戻って温泉&夕食です。楽しみです。