Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

妻のスマホが見つかりました!

  今日は在宅勤務を定時で終えて、いろいろやろうとしていたことがありました。
  出かけるために車をガレージから出そうとしたら、あれ?エンジンがかからない。
 ・・・バッテリーが上がっていました。電灯を点けっぱなしにしていた訳ではないのに。
 先日車検したばかりだというのに調子が良くありません。ディーラーさんに電話をして
 処置をしてもらい、仕切り直しで30分後に出発。念のため充電するよう30分程ドライブ
 をしてから目的地に向かいました。
  ところが出先で用を済ませ、出発しようとしたら再び同じ状況になりました。アカン。
 JAFに電話したら到着まで50分かかるとのこと。今日はついていない・・・
  
  やることがないので車の中で待機していたら、おや?しまっていたはずの道路地図の
 本が助手席に置いてあるのに気が付きました。いつの間に出していたんだろうと思って
 片づけようとすると、本の間から何かがバサッと落ちました。ん、何だろう?


  あ、このピンク色の物体は?

 


  なんと、これは妻が愛用していたスマホでした。妻の亡くなった後も、私がそのまま
 にしていたのですが、4年前の夏に九州から横浜に帰る途中のどこかで、なくしてしま
 ったものと思っていました。まさか、車の中にあったとは?(オイ、それよりも今まで
 気が付かない方がどうかしとるやろう。by妻)


  私は外出時には常に妻のスマホも一緒に持ち歩いていたのですが、4年前の夏に宮崎
 から阿蘇経由で由布院に向かう途中で妻のスマホがなくなっていることに気づきました。
 阿蘇の草千里の草原かどこかに置き忘れたのではないかと思い、大慌てで阿蘇まで戻り、
 阿蘇山中腹のレストハウスまで戻って探し回りましたが見つからず、熊本県警に遺失物
 の登録をして1年以上経過しても何の手がかりもなく、もう完全に諦めておりました。
  当時は、妻とやり取りしたメールや、妻の知人の連絡先の情報、妻が撮影した写真や、
 妻亡き後に私が撮影した写真等を、もう二度と見ることができないと思い落胆のあまり、
 不覚にも涙した記憶があります。泣く泣く解約手続きをして、忘れるようにしておりま
 したが、まさかこんなに時間がたってから、まさか自分の車の中で見つかるとは・・・
 (そら、熊本県警でも見つからんはずやのう。ちゃんと自分で探したんかいな。by妻)
  イヤ、もちろん車の中もすぐに探しましたよ・・・下に落ちていないか、シートの間
 に落ちていないかと、隅々まで探したつもりでした。でも、見落としていたのか・・・
 あの時から分厚い地図の本の中に挟まっていたのかな? ひょっとして車検の時にディ
 ーラーさんがこの地図をシートポケットから抜き出して助手席に置いてくれたのかな?


  既に解約をしていますが、充電したらまだ動きますし、メールや画像も保存されてい
 ました。諦めて忘れかけていたものが突然、手に入った感じです。こんなことってある
 んですね。まぁおっちょこちょいの私でなければ、失くすこともなかったと思いますが。
  待ち受け画面は、うちのパンダが勢揃いしていました。もちろん妻のお気に入りです。
  日付がなぜか妻の亡くなった年、2013年の6月になっています。2017年までは使って
 いたのに、不思議ですね・・・

    

  4年間使っていなかったのに、ちゃんと動きます。良かった。
  しかし、この後でメールや画像をずっと見ていると、やはり妻の亡くなった前後の事   
 が鮮明に思い出され、ちょっとしんどくなりました。(でもやっぱり無いよりはあった
 方がいいです。悲しくなるようなものであっても貴重な思い出だから・・・)
  メールには、妻と私の(このブログのような)アホなやり取りや、妻と妻の友人の間
 のぶっ飛びガラ悪メール(大方は阪神タイガースの選手・監督へのヤジ)が残っていて、 
 なんだか妻がまだその辺にいるような臨場感がありました。(そうやろ。by妻)
  これからは失くさないようにちゃんと妻の仏壇の上に置いておこう。 


  さて、約1時間後にJAFのオジサンがやってきて、処置をしてくれました。どうやら
 バッテリーの交換と、発電機の修理が必要なようです。この間、車検したばかりなのに
 どういうことや!と言いたくなりますが、もう15年以上も乗っていますからね。仕方
 がありません。あぁ、またえらい出費になりそうや・・・
  しかし良いことと悪いことが相殺されて、今日はそんなに凹みませんでした。
 とはいうものの、もう車は使えない状況なので、いったん帰宅して徒歩で出直しです。
 やれやれ。


  今日の晩御飯は、サーモンのバターソテー。ちょっと厚みがあったので、中まで火を
 通そうとしたら表面が少々焦げてしまいました。付けあわせはタマネギと舞茸、シメジ。
 あとはキャベツのアンチョビソース炒め、ダシ巻卵(九条ネギ入り)です。
  ワインはフランス北西部ロワール地方の有名な安ワイン、ミュスカデです。暑い季節
 には、こういった酸味の強いサッパリとした(薄めの)白ワインがいいです。とはいえ
 このワインは1,080円なのにちゃんと味の乗りも良くて、酸っぱすぎることもなく穏やか
 な舌触りです。少し冷やしめ(12~3℃くらい)にして料理と合わせるといいかも。       

    


  さぁ、明日はまた実家に参ります。うちの地方は7月がお盆でして、明日はお寺さん
 が実家にお経を上げに来てくれる日なのです。(棚経:たなぎょう、というらしい。)
  お供えの花やお菓子・果物を持って、新幹線で日帰りしてきます。