2021年GW 東北の旅(3泊4日)㉓盛岡で途中下車
今年のゴールデンウイークの東北旅行の続きです。
最終日4日目は、秋田・岩手県境の湯瀬温泉から出発です。朝5時に起きて朝風呂を
楽しんでから、7時に朝食。7時半にはホテルをチェックアウトして、湯瀬温泉駅7:45
発の花輪線の普通列車で盛岡に向かいます。(朝から毎回バタバタ忙しいのう。by妻)
のんびり2時間の鉄道の旅です。列車に乗っている時だけは多動性のオッサンも大人
しくしています。(比較の問題やな。列車の中でも車内や車窓風景の写真を撮ったりし
て、しょっちゅう動き回っているからのう。by妻)
しばらく走ると安比(あっぴ)高原駅あたりから、雄大な岩手山が見えてきました。
この後、盛岡まで角度を変えながらほぼずっと見ることができました。盛岡市周辺の
住宅地からも良く見えます。まだだいぶ雪が残っています。
10時前に盛岡駅に到着です。久々に大きな駅で、ちょっと戸惑いました。少し時間が
あるので、バスに乗ってちょっとだけ市内観光をしてきました。盛岡も出張で何度か来
たことがあるので、町中はだいたい見当がついています。
まずは県庁前でバスを降りて、有名な「石割桜」を見てきました。大きな岩の間から
ニョキニョキとサクラの大木が伸びています。5月初旬なのでもう完全に葉桜になって
いましたが、観光客が何人か来て写真を撮っていました。(オッサンもな。by妻)
この日はようやく晴れて、清々しい天気でした。まだ風がひんやりしていて心地よい
です。(しかし、この後で日が高くなるとちょっと暑くなりました。)
続いて盛岡城址まで歩いていきます。途中、盛岡三大麺の一つ「じゃじゃ麺」のお店
がありましたが、まだ10時だというのに早くも行列ができていました。じゃじゃ麺って
食べたことがありませんが美味しいのだろうか?
盛岡じゃじゃ麺は、わんこそば、冷麺と並んで「盛岡三大麺」と称される麺料理で、
中国東北地方がオリジナルらしく、満州から戦後引き揚げてきた方が、満州時代に味わ
った「炸醤麺(ジャージアンミエン)」を元にして、終戦後の盛岡で日本の食材を使っ
て屋台を始めたのがきっかけだそうです。こんな感じ ↓ らしいです。
10分程歩いて盛岡城址に着きました。もうお城の建物は残っていませんが、石垣に
囲まれた城跡が公園になっています。ここには郷土の俳人・石川啄木の記念碑があり
ました。あの、有名な句碑ですね。
「不来方(こずかた)の お城の草に寝ころびて 空に吸はれし 十五の心」
もう余計な言葉は必要のない、素晴らしい句ですね。
あぁ五十五歳のオッサンは、啄木少年より40年も多く無駄に生きてきて、ロクな
ことをしとらんな・・・反省。(反省するだけならサルでもできるがの~。by妻)
城内の公園はきれいに整備されていて、市民の憩いの場所になっていました。
城址公園からすぐ北上川の川べりに出ることができます。ここも散策コースになって
いて、ボタン桜が散りかけていました。日が昇って、だんだん暑くなってきたぞ。
市役所付近に出ると人通りも多くなりました。旧岩手銀行本店のレンガの建物が目を
惹きました。この辺りは北上川をはさんで官庁街になっています。
市内中心部を小一時間ほど散策して、バスで駅に戻ります。
おっとその前に・・・もうお昼ですので、これまた盛岡三大麺の一つ、盛岡冷麺でも
食べていこう。盛岡駅の一つ手前、開運橋で下車して、出張帰りによく立ち寄っていた
冷麺のお店に向かいます。ちょっとハイカラな店内の「ぴょんぴょん舎」さんです。
二階に上がると、円卓が透明なアクリル板で仕切られ、おひとり様の青年~オッサン
達が数人、黙々と食事をしていました。旅行者かな?地元の方かな?
オッサンは定番の焼肉・冷麺セットを頼みました。もちろん🍺も忘れずに!
ここは冷麺の辛さを選べるのですが、私はいつも「別辛」にしています。キムチが別
皿に付いていて、好みで辛さを調節できるのです。オッサンはあまり辛すぎるのはダメ
なので、1/3くらいを麺に入れています。腰のある何とも言えない歯ごたえの麺と、
このキムチの味が絶妙です。なぜか必ず和梨がスープの中に入っています。辛さを和ら
げるためかな? 盛岡冷麺は本場の北朝鮮式なのだそうですが、やっぱりルーツは朝鮮
にあり、戦後引き揚げてきた方(朝鮮系の方?)が盛岡でお店を開いたのがきっかけだ
ったそうです。盛岡の方は先入観を持たないで、よそのものを取り入れる柔軟な気質が
あるのでしょうか? じゃじゃ麺も冷麺も、今では日本人の味覚に合うようにアレンジ
されているということですが、盛岡冷麺はなかなか美味しかったです。お昼から満足!
開運橋の上から、北上川越しに岩手山が見えました。
食事を終えて盛岡駅に戻り、預けてあった荷物をピックアップします。
駅ビルの中はお土産屋や飲食店、商店がいっぱいあり、旅行者だけでなく地元の方々
も食事や買い物に訪れているようで、大変賑わっていました。
盛岡のお土産と言えば、何といっても「南部鉄器」です。素晴らしいのですが、意外
に高価ですし、重いし、そもそもあんまり日本茶を淹れることがあまりないので、見る
だけにしました。いつものように、お土産はやっぱり食べるもの(お菓子が多くなる)
ばかりになりました・・・
さてこの後は、もう一か所観光をしてから帰ります。(まだ行くんか・・・by妻)
あと1回で終わるかな?
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