2021年7月 道東の旅 ⑦釧路湿原ノロッコ号
今日は一日家から一歩も出ず。たぶん明日も・・・このところコロナ変異株の猛威が
すごい勢いですね。今週末は大人しくしていよう。でも来週は仕事満載だよなぁ・・・
さて、北海道の記事を少しずつ進めていきます。
思いのほか暑くて霧多布湿原で花を見ることができず、熱射病になりかけて這う這う
の体でなんとか釧路まで戻ってきました。この後、釧路と網走を結ぶ釧網本線の列車で
摩周駅(旧弟子屈:てしかが)まで参ります。
ところが荷物を引き摺って駅まで来ると、掲示板には「釧路湿原ノロッコ号:塘路行
き、13:37発」という臨時列車が表示されていました。え?只今13:35分。でもノロッコ
号って全車指定じゃなかったっけ? あ、なんと一両だけ自由席車両があるそうです。
オッサン、あと2分しかないのにキオスクでお弁当とお茶を買って、ホームに突進しま
した。(傍から見たらアブナイオッサンやで。by妻)
予定では14:12発の列車に乗って摩周(旧名:弟子屈)まで行くはずでしたが、これで
ノロッコ号で釧路湿原をゆっくり見て廻ることができます。ラッキー!
なんや?ノロッコ号って?
はい、JR北海道が観光シーズンに走らせている観光列車で、トロッコのように窓がなく
外の景色が堪能できる特別車両です。しかも景色が良く見えるようにノロノロと徐行運転
をしてくれるのです。釧網本線は相当な区間を釧路湿原の中を走っているので、ノロッコ
号でじっくりと釧路湿原を楽しめるという訳です。凄いですね。(写真は借用)
またしても発車間際に乗り込んだので、窓際の席が確保できませんでした。仕方が
ないので出入り口近くのロングシート(通勤電車みたいに長いシート)に座ってお弁当
を食べました。食欲が回復してきてよかった。この日はタラバガニといくら飯弁当。
たわば!(北斗の拳か?by妻) まぁまぁ美味しかったです。(偉そうに言うな)
さてノロッコ号、途中までは普通ですが、釧路湿原に入った途端に速度を落として、
観光モードに入ります。女性アナウンサーが沿線の見どころを案内してくれて、楽しい
雰囲気です。乗客はほとんどが小さなお子様連れのファミリーですが、よーく見ると、
鉄っちゃん族と思しきオッサンや青年もちらほら。これでオッサンも肩身が狭い思いを
せずに済みます。(そういう問題やないと思うけどな・・・by妻)
車内はこんな雰囲気 ↓ です。
釧路湿原駅で半分くらいの乗客が降りたので、窓際の席を確保できました。ここから
ノロッコ号は、釧路湿原の中をゆっくり徐行しながら進みます。
小さな川を渡っていると、案内の女性のアナウンスがありました。「あ、川の近くに
エゾシカの家族が見えました」・・・この季節には暑いので川で水浴びをしていること
がよくあるそうです。私はあいにく見逃してしまったのですが、お父さん、お母さんと
子どもが揃っていたようです。私が写真を撮った時には既に遅かった・・・
さらに驚いたのは、突然ノロッコ号が急ブレーキをかけたことです。一体どうした?
しばらくたった後、運転手のアナウンスがありましたが、聞いてびっくりです。
「皆様、ただいまの急ブレーキは、線路内にタンチョウヅルが入ってきたためです。
幸い、タンチョウヅルの親子は無事でした。ご安心ください」
えぇ!線路にタンチョウヅルが入って来るんですかぁ?でも轢かれなくて良かった。
直後に私の前に座っていたお兄ちゃんが、「タンチョウヅルを見た」と言っていました。
茶色の雛もいたようです。あぁこれも見逃してしまったオッサン。(節穴やな。by妻)
水辺には花が咲き、カヌーを漕いでいる人たちが見えました。とても美しい光景です。
ゆっくり走ってくれるので、じっくりと観察できます。舟遊びも楽しそうだなぁ・・・
そうだ、思い出した。妻と昔釧路湿原に行った時(レンタカー利用)、妻が面白い
一人漫才をやっていました。このブログでもご覧いただけるように、私に鋭い毒舌を
吐いた後、「あ、今のは釧路失言」と言って、その場を取り繕っていました。この後、
癖になったようで、事あるごとに「あ、今の釧路失言」と言って誤魔化していました。
あんたも大概やの~(by私)。
さて湿原の風景がしばらく続いた後、灌木の中をノロッコ号は終点塘路駅に向けて
疾走していきます。なんにもないところでは突然スピードアップしてきました。
見所の場所を過ぎるとノロッコ号はかなりのスピードで、あっという間に終点塘路駅
に到着です。14:19着、約40分の列車の旅でした。
予定外のイベントだったけど、妻も喜んでくれたかな?
(電車小僧につきあっただけやで。by妻)
塘路駅も釧路湿原を観光する方々で大賑わいでした。ここからいろいろなアクティビ
ティ(カヌーツアー等)に出かけることができるようです。
ほんの30分早く釧路駅に着いただけで、ノロッコ号に乗車できて、釧路湿原の一部を
じっくり観察できたのは良かったです。普通の列車では味わえない楽しさがありました。
(パンダは余計やろ・・by妻)
想定外に楽しい釧路湿原ノロッコ号の旅を終えて、本来乗るはずだった列車に塘路駅
から乗車することになります。塘路駅を14:46発の列車を待ちます。
ノロッコ号は折り返して再び釧路に向かいますが、オッサンは釧網本線をさらに北に
向かいます。
思いもかけず電車小僧になってしまいましたが、まだこの日はこれからです。
続きます・・・(またかいな・・・by妻)
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