Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

2021年7月 道東の旅 ⑧レンタカーで屈斜路湖畔へ

  東北シリーズが完了しましたので、7月の北海道旅行の記事に専念いたします。
  予定外でしたが釧路湿原ノロッコ号に乗車し、終点の塘路(とうろ)駅まで釧路湿原
 の車窓風景を楽しめてよかったです。塘路駅で30分ほど待っていると、元々乗車予定で
 あった列車(といってもやっぱり1両のワンマンカー)がやってきました。
  既にホームにはノロッコ号から乗り継ぐお客さんもいて、20人ほどが列を作って
 います。座れそうもないなぁ・・・到着したディーゼルカーは8割がたの乗車率、塘路
 駅から乗車したお客さんで満員となりました。こんなのは観光シーズンだけなのかな?
 オッサンは席が確保できず、しかたなく先頭に陣取り、電車小僧になりました。
 (仕方なく? by妻)

  塘路駅からしばらくは釧路湿原の端っこを走ります。

  だんだんと草原のようになってきたと思ったら、あ、タンチョウヅルがいました!
 しかし写真撮影には間に合わず・・・残念でした。

  
  塘路駅から約45分、摩周駅(旧弟子屈:てしかが駅)には15:31に到着しました。
  あ、でもここで降りてはいけません。摩周駅近くのレンタカー会社さんに車を借りる
 予約をしたら「近くだったらご希望の場所まで車を持っていきますよ」と言われていた
 ので、この後の観光を考えてもう少し先の川湯温泉駅で待ち合わせとしたのでした。
 川湯温泉駅は摩周駅からさらに二つ先の駅、16:00少し前に到着しました。


  駅前にはレンタカー会社のお兄ちゃんが待っていました。事務所ではなく青空の下で
 手続きをしてくれます。個人経営のレンタカーらしく、ずいぶんあっさりしているね。
 車もなんだか、娘がちょっと前まで乗っていたみたいな薄ピンク色の軽自動車ですがな。
 オッサン、これに乗って行くのか・・・でも他のに替えてくださいとは言えないなぁ、
 まぁ時間も勿体ないしね。(ぷぷっ。オッサンがピンクの軽自動車かいな。by妻)
 しかし午前中もレンタカーで霧多布湿原まで行っていたよな、オッサン。どんだけあち
 こち行けば気が済むんじゃ・・・


  この日は川湯温泉ではなく、ちょっと離れたところに宿泊予定なのですが、その前に
 川湯温泉に近い屈斜路湖を観光します。川湯温泉駅から車で5分走ると有名な「硫黄山」
 があります。硫黄の匂いがたちこめていますが、この日は先を急ぎますので素通りです。
 さらに数分で川湯温泉街に到着しますが、ここもスルー。そのまま走って屈斜路湖岸に
 向かいます。川湯温泉駅から車で30分弱、目的地が見えてきました。

  屈斜路湖のほとりにある「砂湯」という有名なスポットです。その名の通り、湖岸の
 砂を掘ると温泉が湧き出てきます。少し頑張ればお手製の露天風呂ができるそうです。
 この日は晴れて暖かく、家族連れがいっぱい来ていました。みなさん、思い思いに砂を 
 掘り、足湯の温泉を楽しまれていました。小さなお子様は水着で温泉に入っています。


  なかなか楽しそうですね。オッサンもちょっと砂湯を体験してみました。うわ、本当
 に砂を掘るとお湯がにじみ出してきます。しかもかなり熱い。ある程度の深さになると
 立派な足湯ができあがり。ちょっと休憩して足湯を楽しんでみました。気持ちいいです。
  水(お湯)もきれいなんですよね。(お見苦しい足でスミマセン。) 


  よく見ると、湖で泳いでいる人もいました。湖の水は普通に冷たいみたいです。
  屈斜路湖と対岸の山々の眺めも美しいです。風も心地よく、とても気持ちいいです。

  
  でも足湯だけではオッサンは満足できません。湖岸には露天風呂が幾つかあるので
 宿泊先に向かう前にひとっ風呂浴びてきます。(やっぱりな・・・by妻&読者の皆様)
  しかし途中にあった「池の湯」は入口にロープが張られて休業中でした。コロナ対策
 のためでしょうか?かなり広い池のような露天風呂が湖沿いにあって、人気のスポット
 でしたが残念です。もう一つ、屈斜路湖の南側にちかいところにある「コタン温泉」に
 行ってみました。おお、ここは近くにキャンプ場があり、営業中のようです。
  「コタン」というからにはここは昔のアイヌの方々の集落だったところだと思います。
 調べたら、アイヌの方々もこの温泉を楽しんでいたとのことです。

  湖畔に小さめの露天風呂がありました。男女別に一応分かれていて脱衣所も別にあり、
 石組みでそれらしい仕切りがありますが、はっきり言ってワイルドです。しかも、すぐ
 そばにはキャンプや水遊びをしている人たちがいますので、注意しないと丸見えです。 
  しかしオッサン、そんなことにはお構いなしに突進します。先客はオッサン2名。

  なかなか開放的で素晴らしい眺めですね。お湯は少し熱めですが、こんこんと沸いて
 きます。ふと脱衣所の方を見ると「素っ裸で湖には入らないでください」と注意書きが
 ありましたが、そんな人おるんかいな・・・北欧のサウナでは素っ裸で湖に飛び込んで
 クールダウンするみたいだけどね・・・
  ちなみに左側の大きな岩の向こうが女湯ですが、見ての通り繋がっています。
 残念ながら(オイ)、女湯にはだれもいませんでした。


  唯一気になるのは、やはり周囲で遊んでいる人の姿や声がすることです。まぁ覗きに
 来る人はいませんが、ちょっと騒がしくて興醒めですね。湯に浸かって先客のオッサン
 と世間話をして、15分ほどで退散しました。
  なかなか景色が良くて楽しめる温泉ですが、女性が入るには勇気が要ると思います。
 しかしオッサンがお風呂から上がってから駐車場に向かって歩いていると、なんと若い
 お姉様二人組がやってきました。まさか露天風呂に入るのでしょうか?それとも単に、
 見に来ただけでしょうか? ちょっとオッサンは気になりましたが、先を急ぐので後ろ
 髪を引かれるように(笑)、コタン温泉を後にしました。(スケベオヤジめ。by妻)
 
  ここからこの日の宿泊先までは約50Kmあります。午後6時半に到着したかったので、
 コタン温泉を午後5時過ぎには出発しなければなりませんでした。
  ちょっと慌ただしかったですが、さっぱりしたから体調も完全に復活しました。ここ
 からは山間部のドライブです。(相変わらず忙しいの~by妻)