Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

2021年7月 道東の旅 ⑨阿寒湖へ

  今日は久しぶりに青空が見られた関東地方南部ですが、風が強すぎて布団が干せませ
 んでした。日が出ているうちはかなりの暑さでしたが、夕方には風が涼しさを感じさせ、
 あぁもう夏も終わりなのかな、という感じです。
  ここから半月、私にとってもちょっと落ち着かない季節となります。8年経っても、
 傷口はふさがらないのかな。まぁ乗り越えるのではなくて、やり過ごすという感じには
 なりましたけどね・・・


  と辛気臭くなりがちですので、道東の旅の記事に続きでも書くか・・・
  屈斜路湖畔のコタン温泉からピンク色のダイハツ・ミラに乗ったオッサンは(プッ)
 50kmの山道を、この日の宿泊地である阿寒湖畔へ急ぎます。途中まではのどかで心が
 なごむ風景でしたが、途中から急に険しい山道となり、ダイハツのミラでは走行が厳し
 い状況になりました。アクセルを目いっぱい踏んでもなかなかスピードが出ず、いつの
 まにかバックミラーに後ろの車が迫ってきました。これはもう先を譲るしかありません。
  ということで途中の休憩スポットに立ち寄りました。

  双岳台と呼ばれる展望台です。雄阿寒岳と雌阿寒岳が一望に眺めることができる場所
 です。しかしこの日の夕暮れ時は雄阿寒岳しか見えず、遠くにある雌阿寒岳の姿は見え
 ませんでした。そうか、やっぱり男やもめのオッサンにはこういうことなんやな・・・
 雄阿寒岳がなんだか身近に感じられました。お互い、頑張ろうな・・・(???by妻) 
 

  アムル君(アムルーズ)と妻の写真と記念撮影です。

  調子に乗ってパンダ君の記念撮影をしていたら、後から駐車場に車を停めた女性二人
 連れに見られてしまいました。恥ずかしい・・・(そんならやらなきゃええやん。by妻)


  さらにもう少し行くと、「双湖台」という展望台がありました。ここには廃墟となっ
 たドライブインのような建物があり、雑草がうっそうと茂っていて異様な雰囲気でした。
 駐車場から小高い丘を登っていくので、私のほかは誰もやってきませんでした。

  ここもバンケトー、ベンケトーという二つの湖が見えるはずでしたが、一つしか見る
 ことができませんでした。そうですか、ひとりぼっちのオッサンにふさわしいね。
  
  まぁ仕方ないなと思いながらもちょっと気落ちしてしまいましたが、ここからは峠を
 下って15分ほどで阿寒湖畔の温泉街に到着しました。やれやれ、長い一日だったな。
  宿泊ホテルはこの近辺でも一・二を争う大きなホテルで、遅い時間(午後6時半)に
 なっていたのでホテル前の駐車場には停められず、少し離れた場所に案内されました。
 そこからは送迎のマイクロバスでホテルまで戻ってくることになりました。
  検温・手指の消毒の後、無事にチェックインです。あぁ疲れた・・・早く温泉に入っ
 てゆっくり疲れを癒したいです・・・


  で案内された部屋に入ると、びっくりです。ドアを開けるとエントランス部分には
 クローゼットと十分なスペースがありました。寝室はさらに扉の向こうにあります。

  一人旅のオッサンには勿体ないほどの豪華な部屋です。角部屋なのでゆったりとした
 スペースで、もちろんカーテンの向こうにはベランダがあり、阿寒湖が眼前に広がって
 いました。うわ、これは当たりやな。でもツインのベッドがもったいないね・・・


  さぁ、食事の前にひとっ風呂浴びていこうか。 

  このホテルの展望大浴場は、眼下に静かに水をたたえた阿寒湖が一望できて、すばら
 しい眺めでした。浴槽も広々としていて、食事時で誰もいませんでしたので、独り占め
 状態でした。宿泊客は多いはずなのに不思議だな・・・コロナのせいで、大浴場を敬遠
 している人たちが多いのかな?せっかく温泉宿に泊まっているというのにね・・・


  夕食はバイキングでした。私はあんまりこういうのは好きではないのですが、まぁ
 たまにはいいか。それなりの食材でしたが種類は多く、たくさん食べたい方には嬉しい
 かもね。オッサンはサッポロクラシックと北海道ワインケルナーを飲めたことで満足。
 そんなにたくさんは食べられないからね。バイキングなんかより懐石の方がいいです。

  しかし大浴場には殆ど人がいなかったのに、食事会場はものすごい混雑でした。
 ホテルの方に尋ねると、それでも規制のために宿泊客を6割程度に抑えているそうです。
 いつもなら超満員で大騒ぎだそうです。そうか、4割減でも相当騒がしいけどな・・・


  予定では、この後アイヌコタン(アイヌ民族の集落を再現した観光スポット)に出か
 けて、アイヌ民族のショウを見ようかと思っていましたが、さすがにこの日は疲れてい
 たので断念しました。体調も回復したとはいえ、ちょっとしんどい思いもしたからね。
  オッサンにしては珍しく、持ち込んだワインも空けずに午後10時半には就寝です。
 
  体力が回復したら、次の日は阿寒湖を目いっぱい観光します!(続きます。)